世界を越えて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「さて…まずはなにを買いにいきますか?」
『え、えっと…』
下着…は一番最後だな…無難に、服を買いに行こう。
『えっと、じゃあ、服を買いに行っても良いですか?』
「服?…スーツですか?」
『…スーツもあった方が良いんですかねぇ…』
マップをもらいながらその場で悩む
ここにいるのが、一時的なら、スーツなんて買ったら、一郎くんたちに迷惑をかけてしまう。
私はいなくなってしまうのだから。
でも、ここにずっといることになるのならば、スーツはいるだろう。
『…んー、一郎くんたちと考えてからにしますね、スーツ』
「…そうですね。普通の服…えっと、失礼ながら、江藤さんはどういう服を着られるのですか?」
『私ですか?んー…』
…っていうか、これ、端からみたらデートじゃね…?
なんて茶化す脳内を必死で押さえつつ、マップを広げるが…
『…すみません。私この世界のお店の名前聞いても、どんなファッションなのかわからない…』
「そっ、そうですよね…すみません…と、とりあえず、レディースフロアに行きましょうか…」
二人でペコペコ謝りながら、レディースフロアへと向かった。
ー…
『…わぁ…!』
すごい、お洒落だぁ…
なんてショウウィンドウを見ながら思う。
「…江藤さんも女の子なんですね。…って、違う!!見えないとかそういう意味じゃなくてですね…!!」
クスッと笑った独歩に見とれてしまった。
でもそのあとにあわてて弁解が入るもんだから、こちらも笑ってしまう。
「…なんで笑うんですか」
『ふふ、すみません。ここのお店入っても良いですか?』
「…はい」
私が入ったのは、パステルカラー系のシンプルなコーディネートのお店。
見て回ってると…
『あっ…!』
「?どうかしましたか…?」
『あ、いえ…』
私は見つけてしまったのだ。
〈飴村乱数イチオシコーディネート!このコーデでカレのハートを鷲掴み!〉
『ら、乱数…!』
「…!…乱数、って、飴村乱数のことですか」
『えっ…』
いつの間にか隣にいたらしい独歩。
何故か険しい表情
『そ、そうですけど…』
「…そうか。飴村乱数はデザイナーだったな。だからコーディネートなんてするのか。…くそ、俺だってこれくらい…」
ぼそぼそと呟く独歩。
『観音坂さん』
「…」
『観音坂さん!』
「わっ…!?」
『大丈夫ですか…?なんか、らむ…飴村さんがどうたらこうたらって呟いてましたけど…』
と、私がいうと
「…その。その、コーディネートされた服、買うんですか」
『え?うーん…買おうかな、とは思いますけど…どうしてですか?』
「…買わないでください」
『…え…?』
「…!あ、その…」
独歩自身、今の自分の行動が理解できていないようだった。
『…わかりました。代わりに、観音坂さん、コーディネートしてください』
「え!?俺がですか!?」
『はい』
私が笑顔で頷くと、独歩は少し迷いつつ、服を選んでくれた。
パールブルーのシフォンワンピースに、白の薄手のカーディガン。
独歩らしさは欠片もないけど、独歩の目に私はこう写ってると思うと不思議な気分になった。
そのあと、食器や靴、布団等を買った。(持ちきれないものは郵送してくれるらしい)
流石に下着を買っている時は、別の所にいてもらったけど…
『観音坂さん、今日はありがとうございました』
「いや、こちらこそありがとうございました」
『…え』
なんで独歩がお礼を言うの…
…あ、そっか、お世辞か…そっか…
「…あの、江藤さん」
『はい…?』
「なにかあったら、俺を呼んでください」
『…え…?』
「あ、その…俺、もうすぐ三十路だし、無駄に人生経験あるので、アドレスできるかもだから…いや、それだったら先生の方がいいとか思うかも知れないけど…」
とまた拗ねてネガティブモードに入ろうとする独歩に、私は笑っていった
『ありがとうございます、観音坂さん。私、頼れるひと居なくて、独りぼっちでですか?だから、そういうこと、お世辞でもいってもらえるの嬉しいです』
「!お、お世辞じゃないです!ほ、ホントに、力になりますから…」
『観音坂さん…』
なんで、今日会ったばかりの人に、独歩がここまでしてくれるんだろう。
不思議に思った。
『…ありがとうございます』
「…それじゃあ、送ります」
『え、いいんですか?』
「はい、もちろんです」
『あ、でも…』
そこへ、私のスマホの着メロがなった
何故か電話は出来るんだよなぁ…
独歩に一言断りをいれてから電話に出る
『はいもしもし』
〈江藤さんか?一郎だけど〉
『あ、一郎くん?買い物終わったよ』
〈お、それならよかったぜ。これから迎えいくから。いまどこだ?〉
『え?えっと…』
私が返答に困っていると、独歩がジェスチャーで貸してと言ってきた
スマホを…?
『あ、ごめん一郎くん、私いま観音坂さんと一緒にいて…』
〈は?〉
『彼が変わってっていうから変わるね』
って言ってスマホを渡した
私からスマホを受け取った独歩は、私に背を向けて話始める
「あ、もしもし、観音坂と申しますが…」
しばらくして
「…失礼します」
『…どうでした?』
「彼、ここまで迎えに来る見たいです」
『え、そうなんですか…?』
「だって、こんな荷物1人じゃ運べないだろ…」
独歩が笑う
『…』
独歩の自然な笑顔始めてみた…
なんて話していると
「おーい!!」
『あ…いちろ「なにもされてねぇか!?」え…?』
私のところに駆け寄ってくるなり、開口一番それを言ってきた。
「最近の若いチルドレンはみんなこうなのか…」
と若干落ち込んでいらっしゃる…
『い、一郎くん、誤解だよ、観音坂さんは、私のこと助けてくれて…』
「え、そうだったのか…?」
『そうだよ…すみません、観音坂さん』
「いえ…」
「だって、電話でお宅のお嬢さんをお預かりしてますなんて言われたら勘違いもするだろ!」
『…あー…言い回しが、ミスチョイスでしたね!』
と明るく独歩の肩を叩いた
「…俺はそれが本当になってもよかったけどな」
「そんなのさせねーっつーの」
なんて言い合いがされてたなんて、私は知らない
勘違いとミスチョイス
(言い方を考えましょう)
『え、えっと…』
下着…は一番最後だな…無難に、服を買いに行こう。
『えっと、じゃあ、服を買いに行っても良いですか?』
「服?…スーツですか?」
『…スーツもあった方が良いんですかねぇ…』
マップをもらいながらその場で悩む
ここにいるのが、一時的なら、スーツなんて買ったら、一郎くんたちに迷惑をかけてしまう。
私はいなくなってしまうのだから。
でも、ここにずっといることになるのならば、スーツはいるだろう。
『…んー、一郎くんたちと考えてからにしますね、スーツ』
「…そうですね。普通の服…えっと、失礼ながら、江藤さんはどういう服を着られるのですか?」
『私ですか?んー…』
…っていうか、これ、端からみたらデートじゃね…?
なんて茶化す脳内を必死で押さえつつ、マップを広げるが…
『…すみません。私この世界のお店の名前聞いても、どんなファッションなのかわからない…』
「そっ、そうですよね…すみません…と、とりあえず、レディースフロアに行きましょうか…」
二人でペコペコ謝りながら、レディースフロアへと向かった。
ー…
『…わぁ…!』
すごい、お洒落だぁ…
なんてショウウィンドウを見ながら思う。
「…江藤さんも女の子なんですね。…って、違う!!見えないとかそういう意味じゃなくてですね…!!」
クスッと笑った独歩に見とれてしまった。
でもそのあとにあわてて弁解が入るもんだから、こちらも笑ってしまう。
「…なんで笑うんですか」
『ふふ、すみません。ここのお店入っても良いですか?』
「…はい」
私が入ったのは、パステルカラー系のシンプルなコーディネートのお店。
見て回ってると…
『あっ…!』
「?どうかしましたか…?」
『あ、いえ…』
私は見つけてしまったのだ。
〈飴村乱数イチオシコーディネート!このコーデでカレのハートを鷲掴み!〉
『ら、乱数…!』
「…!…乱数、って、飴村乱数のことですか」
『えっ…』
いつの間にか隣にいたらしい独歩。
何故か険しい表情
『そ、そうですけど…』
「…そうか。飴村乱数はデザイナーだったな。だからコーディネートなんてするのか。…くそ、俺だってこれくらい…」
ぼそぼそと呟く独歩。
『観音坂さん』
「…」
『観音坂さん!』
「わっ…!?」
『大丈夫ですか…?なんか、らむ…飴村さんがどうたらこうたらって呟いてましたけど…』
と、私がいうと
「…その。その、コーディネートされた服、買うんですか」
『え?うーん…買おうかな、とは思いますけど…どうしてですか?』
「…買わないでください」
『…え…?』
「…!あ、その…」
独歩自身、今の自分の行動が理解できていないようだった。
『…わかりました。代わりに、観音坂さん、コーディネートしてください』
「え!?俺がですか!?」
『はい』
私が笑顔で頷くと、独歩は少し迷いつつ、服を選んでくれた。
パールブルーのシフォンワンピースに、白の薄手のカーディガン。
独歩らしさは欠片もないけど、独歩の目に私はこう写ってると思うと不思議な気分になった。
そのあと、食器や靴、布団等を買った。(持ちきれないものは郵送してくれるらしい)
流石に下着を買っている時は、別の所にいてもらったけど…
『観音坂さん、今日はありがとうございました』
「いや、こちらこそありがとうございました」
『…え』
なんで独歩がお礼を言うの…
…あ、そっか、お世辞か…そっか…
「…あの、江藤さん」
『はい…?』
「なにかあったら、俺を呼んでください」
『…え…?』
「あ、その…俺、もうすぐ三十路だし、無駄に人生経験あるので、アドレスできるかもだから…いや、それだったら先生の方がいいとか思うかも知れないけど…」
とまた拗ねてネガティブモードに入ろうとする独歩に、私は笑っていった
『ありがとうございます、観音坂さん。私、頼れるひと居なくて、独りぼっちでですか?だから、そういうこと、お世辞でもいってもらえるの嬉しいです』
「!お、お世辞じゃないです!ほ、ホントに、力になりますから…」
『観音坂さん…』
なんで、今日会ったばかりの人に、独歩がここまでしてくれるんだろう。
不思議に思った。
『…ありがとうございます』
「…それじゃあ、送ります」
『え、いいんですか?』
「はい、もちろんです」
『あ、でも…』
そこへ、私のスマホの着メロがなった
何故か電話は出来るんだよなぁ…
独歩に一言断りをいれてから電話に出る
『はいもしもし』
〈江藤さんか?一郎だけど〉
『あ、一郎くん?買い物終わったよ』
〈お、それならよかったぜ。これから迎えいくから。いまどこだ?〉
『え?えっと…』
私が返答に困っていると、独歩がジェスチャーで貸してと言ってきた
スマホを…?
『あ、ごめん一郎くん、私いま観音坂さんと一緒にいて…』
〈は?〉
『彼が変わってっていうから変わるね』
って言ってスマホを渡した
私からスマホを受け取った独歩は、私に背を向けて話始める
「あ、もしもし、観音坂と申しますが…」
しばらくして
「…失礼します」
『…どうでした?』
「彼、ここまで迎えに来る見たいです」
『え、そうなんですか…?』
「だって、こんな荷物1人じゃ運べないだろ…」
独歩が笑う
『…』
独歩の自然な笑顔始めてみた…
なんて話していると
「おーい!!」
『あ…いちろ「なにもされてねぇか!?」え…?』
私のところに駆け寄ってくるなり、開口一番それを言ってきた。
「最近の若いチルドレンはみんなこうなのか…」
と若干落ち込んでいらっしゃる…
『い、一郎くん、誤解だよ、観音坂さんは、私のこと助けてくれて…』
「え、そうだったのか…?」
『そうだよ…すみません、観音坂さん』
「いえ…」
「だって、電話でお宅のお嬢さんをお預かりしてますなんて言われたら勘違いもするだろ!」
『…あー…言い回しが、ミスチョイスでしたね!』
と明るく独歩の肩を叩いた
「…俺はそれが本当になってもよかったけどな」
「そんなのさせねーっつーの」
なんて言い合いがされてたなんて、私は知らない
勘違いとミスチョイス
(言い方を考えましょう)