世界を越えて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…それじゃあ、先生、失礼します。一二三をよろしくお願いします」
『…ええええ』
カフェテリアを出るなり、2手に別れるようすの麻天狼。
このようすだと…私は独歩と一緒だよなぁ…推しに荷物持ちさせるって、全国のファンに殺される…!
「それじゃあ江藤さん、私の方からも、一郎くんにそれとなく君のことは聞いてみるが、君の方からもちゃんと連絡してくるように」
『あ、はい、わかりました…。伊弉冉さんには、逆に連絡しないので、安心してください!』
というと、一二三は驚く。
えぇ、何で驚くんだ…
「…先生、独歩くん。この子猫ちゃんはどこか特別な気がしませんか?」
「あぁ…」
「確かに特別だな」
二人とも笑っていた。
「さ、行こうか一二三くん」
「わかりました。それじゃあね、独歩くん、子猫ちゃん」
「ああ、じゃあな。…行きましょうか」
『…あ、はい』
私たちは歩き出した。
それにしても、独歩はよく見ていると思う。
一度会っただけの私の顔を覚えていたし。
一二三のことも…
もっと独歩は世界に愛されるべきだ
「…あの、何か」
『え?』
「その…視線を、感じ…いや、俺の勘違いか、そうだよな、俺みたいなの見るわけないよな、かんちが『観音坂さんが!』へ…?」
私はどうやらずっと独歩のことを見ていたらしく(顔ではない)、それに気付いた独歩が問い掛けてくるもネガティブモードに入られたので、被せて言った。
『…観音坂さんが、もっと世界に愛されたら良いのにって、思って…考えてました』
「…っ!」
うつ向いている私の視界からは何も伺えないが、何となく、独歩が顔に手をやったのはわかった。
「…そんなこと、初めて言われました」
『そうですか?私は元の世界にいるときからずっと思ってましたけど』
こうやって、然り気無く車道を歩いてくれるところ、優しいと思う。
「…あの、ありがとう、ございます」
『え!?口に出てました!?』
「…ハイ」
独歩が顔を手で覆ってしまった…
あちゃー…これめっちゃあかんやつやん…
ただのすきすきアピールしてるやつやん…
ヤバ…
『ご、ごめんなさい…!』
思わず謝ると
「…何で謝るんですか」
と、むすっとした声が降ってきた
『え…?だ、だっていやじゃないですか…?いきなり現れた知らない女からのすきすきアピールなんて…』
と問いかけると、
「…俺は、その…元々あんまり好かれないので…好かれるだけでありがたいです」
というので、謙虚だなぁと思った。
「…あ、あそこです、デパート」
『あ、ホントだ…』
話しているうちについたらしく、少し先にデパートが見えた。
「その…俺のことは気にしなくて良いので。遠慮せず買い物しててください」
『…観音坂さんの彼女は幸せになれますね』
「…は?」
『あ、すみません、女性の買い物って、普通嫌がられるので、そんなこと言ってくださる観音坂さんって素敵だなぁって…』
いろいろ飛躍したことを言ってしまった…
と後悔しつつ、中へと入った。
買い物
(そんなに買わないけどね…)
『…ええええ』
カフェテリアを出るなり、2手に別れるようすの麻天狼。
このようすだと…私は独歩と一緒だよなぁ…推しに荷物持ちさせるって、全国のファンに殺される…!
「それじゃあ江藤さん、私の方からも、一郎くんにそれとなく君のことは聞いてみるが、君の方からもちゃんと連絡してくるように」
『あ、はい、わかりました…。伊弉冉さんには、逆に連絡しないので、安心してください!』
というと、一二三は驚く。
えぇ、何で驚くんだ…
「…先生、独歩くん。この子猫ちゃんはどこか特別な気がしませんか?」
「あぁ…」
「確かに特別だな」
二人とも笑っていた。
「さ、行こうか一二三くん」
「わかりました。それじゃあね、独歩くん、子猫ちゃん」
「ああ、じゃあな。…行きましょうか」
『…あ、はい』
私たちは歩き出した。
それにしても、独歩はよく見ていると思う。
一度会っただけの私の顔を覚えていたし。
一二三のことも…
もっと独歩は世界に愛されるべきだ
「…あの、何か」
『え?』
「その…視線を、感じ…いや、俺の勘違いか、そうだよな、俺みたいなの見るわけないよな、かんちが『観音坂さんが!』へ…?」
私はどうやらずっと独歩のことを見ていたらしく(顔ではない)、それに気付いた独歩が問い掛けてくるもネガティブモードに入られたので、被せて言った。
『…観音坂さんが、もっと世界に愛されたら良いのにって、思って…考えてました』
「…っ!」
うつ向いている私の視界からは何も伺えないが、何となく、独歩が顔に手をやったのはわかった。
「…そんなこと、初めて言われました」
『そうですか?私は元の世界にいるときからずっと思ってましたけど』
こうやって、然り気無く車道を歩いてくれるところ、優しいと思う。
「…あの、ありがとう、ございます」
『え!?口に出てました!?』
「…ハイ」
独歩が顔を手で覆ってしまった…
あちゃー…これめっちゃあかんやつやん…
ただのすきすきアピールしてるやつやん…
ヤバ…
『ご、ごめんなさい…!』
思わず謝ると
「…何で謝るんですか」
と、むすっとした声が降ってきた
『え…?だ、だっていやじゃないですか…?いきなり現れた知らない女からのすきすきアピールなんて…』
と問いかけると、
「…俺は、その…元々あんまり好かれないので…好かれるだけでありがたいです」
というので、謙虚だなぁと思った。
「…あ、あそこです、デパート」
『あ、ホントだ…』
話しているうちについたらしく、少し先にデパートが見えた。
「その…俺のことは気にしなくて良いので。遠慮せず買い物しててください」
『…観音坂さんの彼女は幸せになれますね』
「…は?」
『あ、すみません、女性の買い物って、普通嫌がられるので、そんなこと言ってくださる観音坂さんって素敵だなぁって…』
いろいろ飛躍したことを言ってしまった…
と後悔しつつ、中へと入った。
買い物
(そんなに買わないけどね…)