夢野幻太郎
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『…あ、新刊だ』
ある日、なんとなく立ち寄った本屋さんで、小説コーナーを見ていると、私の好きな小説家の新刊が出ていた
『…わ、しかもずっと続きが気になってたやつ…!これは買うしか…』
私はそう思い、小説を手にレジへと向かった
無事小説をゲットした私は、近くのコンビニで飲み物を買って、これまた近くの公園で、本を読むことにした
本を開いて十数分…
『…(ぺらり)』
「…(じーっ)」
『…えーと、あの…?』
小説に夢中になって、気付いたら隣に男性がいて…視線を感じるな、と思ってさりげなく見たら、その男性がこちらをじっと見ていたのだ
その視線に耐えきれなくなり、そう問いかけると、男性は驚いたように目を丸くした
「…おや、気付かれていましたか」
『いや、この距離で見られて気付かない方が不思議かと…』
「おや、それもそうですねぇ」
今時のファッションとは違い、書生の様な服の男性…
彼はそう言ってクスクスと笑うと、私の手元を指差した
「その小説、前から気になっていましてね。どうでした?」
『あぁ…』
彼が見てたのはこの小説だったのか、と納得すると、私はこの小説を読んだ感想を彼に伝える
『これ、前の小説の続編なんですけど、前回に引き続いてすごくミステリアスで面白くて…前の本を読んだときに、絶対に続編出たら買うんだーって決めてたんです』
そう言って思わず微笑むと、彼は少しだけ目を細めた
「ほう…それは面白そうですね」
『でしょう!?』
好きな小説に興味を持ってもらえた私は、思わずそう声をあげていた
それを見た彼が目を丸くしたので、とたんに恥ずかしくなる
『あっ…す、すみません…』
ほほを染めてうつむき、そう呟くと、男性はクスリと笑った
「…いや、そこまで気に入ってもらえて、その小説家も嬉しいと思いますよ」
『ふふ、慰めてくれてるんですか?ありがとうございます』
「いえ」
そこまで話すと、男性は立ち上がった
「…さて、小生はこれから予定があるので、これで失礼しますね」
『あ、はい』
「ではまた」
『はい、また…』
男性を見送ってから、私は気付く
『…ん?また?またって…?』
頭にはてなマークを浮かべながら、続きは自宅で読もうと、帰り支度を始めたのだった
出会い(?)
(無自覚の出会い)
ある日、なんとなく立ち寄った本屋さんで、小説コーナーを見ていると、私の好きな小説家の新刊が出ていた
『…わ、しかもずっと続きが気になってたやつ…!これは買うしか…』
私はそう思い、小説を手にレジへと向かった
無事小説をゲットした私は、近くのコンビニで飲み物を買って、これまた近くの公園で、本を読むことにした
本を開いて十数分…
『…(ぺらり)』
「…(じーっ)」
『…えーと、あの…?』
小説に夢中になって、気付いたら隣に男性がいて…視線を感じるな、と思ってさりげなく見たら、その男性がこちらをじっと見ていたのだ
その視線に耐えきれなくなり、そう問いかけると、男性は驚いたように目を丸くした
「…おや、気付かれていましたか」
『いや、この距離で見られて気付かない方が不思議かと…』
「おや、それもそうですねぇ」
今時のファッションとは違い、書生の様な服の男性…
彼はそう言ってクスクスと笑うと、私の手元を指差した
「その小説、前から気になっていましてね。どうでした?」
『あぁ…』
彼が見てたのはこの小説だったのか、と納得すると、私はこの小説を読んだ感想を彼に伝える
『これ、前の小説の続編なんですけど、前回に引き続いてすごくミステリアスで面白くて…前の本を読んだときに、絶対に続編出たら買うんだーって決めてたんです』
そう言って思わず微笑むと、彼は少しだけ目を細めた
「ほう…それは面白そうですね」
『でしょう!?』
好きな小説に興味を持ってもらえた私は、思わずそう声をあげていた
それを見た彼が目を丸くしたので、とたんに恥ずかしくなる
『あっ…す、すみません…』
ほほを染めてうつむき、そう呟くと、男性はクスリと笑った
「…いや、そこまで気に入ってもらえて、その小説家も嬉しいと思いますよ」
『ふふ、慰めてくれてるんですか?ありがとうございます』
「いえ」
そこまで話すと、男性は立ち上がった
「…さて、小生はこれから予定があるので、これで失礼しますね」
『あ、はい』
「ではまた」
『はい、また…』
男性を見送ってから、私は気付く
『…ん?また?またって…?』
頭にはてなマークを浮かべながら、続きは自宅で読もうと、帰り支度を始めたのだった
出会い(?)
(無自覚の出会い)