神宮寺寂雷
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…一二三くん、独歩くん…」
「あぁ、寂雷さん、どうも」
「せ、先生、こんにちは…」
待ち合わせの所に行くと、既に独歩くんも一二三くんも着いていた。
「…独歩くん、一二三くん、どうしよう…」
「え、どうしたんですか…?」
「なにか、あったんですか?」
「…実は…」
先ほどあったことを伝えると…
「…先生、それは、ちゃんと彼女さんに聞いてみるべきです」
「…独歩くん、珍しいね…」
私が驚いていると
「その…お、俺、か、彼女出来たので…彼女と色々なこと話すんですけど…その時に、彼女に言われたんです。なにか気になることかあるなら、ちゃんと言って欲しいって。だから、せ、先生も…!」
「…うん、ありがとう、独歩くん」
独歩くんに励まされたのなんて始めてだ…
なんだか嬉しい気持ちになりながら微笑んだ
『ー…あれ、神宮寺先生ですか?』
「…!…江藤さん…」
名前を呼ばれ驚いて振り替えると彼女が
隣には例の男がいた
「…偶然ですね」
冷静を装っていると、彼女が男性を紹介してきた
『あ、そうだ、紹介しますね。この子、弟なんです』
「…おと、うと…?」
思わずきょとりとしてしまう
それと同時に、なんだか言い様のない安堵が、心の中に落ちていく
「…そうですか。はじめまして。お姉さんのかかりつけ医の、神宮寺寂雷です」
「はじめまして、姉貴がお世話になってます」
そう言って私は弟くんと握手を交わした
…?
なぜ私はこんなにも安堵しているんだろう…
この時の私には、まだわからなかった。
「姉貴、俺先帰るから、神宮寺先生に送ってもらえよ」
『え!?なんで!?』
驚く彼女と私たち
弟くんはなにやら彼女に耳打ちすると、彼女は顔が赤くなった。
「…だろ?」
『うるさい!余計なお世話!』
「はいはい。…じゃあ神宮寺先生、お願いします」
「え、ああ、はい」
状況を把握する前に、弟くんは帰ってしまった
「…寂雷さん、これはチャンスです」
「え?」
一二三くんが耳打ちする
「今こそ彼女に気持ちを伝えてください!彼女の様子を見るに、脈ありと見ました。大丈夫、きっとうまくいきます!」
「…一二三、お前な…女性恐怖症じゃないのかよ…」
「まぁまぁ、落ち着いて」
…まぁ、一二三くんの言っていることに乗ってみるのも悪くはないかな。
そう思って彼女に向き直る。
「それじゃあ改めて。…送らせて貰えますか?」
『え、えっと…先生が、おいやでなければ…』
「嫌じゃないよ。…それじゃあ、独歩くん、一二三くん、またね」
「はい、また」
「それでは、また今度」
二人と別れて、江藤さんと二人で歩く。
江藤さんは小柄だし、私は背が大きいから、歩幅がすごく違うので、歩幅をあわせて歩く
『…先生、今日はなにしてらしたんですか?』
無言を苦痛に感じたのか、彼女が唐突に問う
「今日ですか?今日は、早番が終わって、独歩くんと一二三くん…あぁ、さっきの二人と会う約束をしていたので、会っていただけですよ」
『え!?それなのに送らせるなんて申し訳ないです…!これからも用事があったんじゃ!?』
「ふふ、いえ、特に用事があった訳じゃないので大丈夫ですよ」
アワアワ慌てる彼女の頭を撫でる
彼女は顔を赤くしてうつむく
「…?どうかしましたか?」
『…先生は、みんなにこんなことしてるんですか?』
絞り出すような声に、あぁ、勘違いさせているのか、と悟った。
「違いますよ。貴女が私の特別だからです」
『え…?』
「ふふ、だから、貴女は私の特別、一番なんですよ」
『…っ!わ、私の一番も、先生です…!』
「嬉しいです」
私は彼女をそっと抱き寄せた。
涙の後笑顔
(嬉しそうに笑った彼女は、とても素敵だった)
「あぁ、寂雷さん、どうも」
「せ、先生、こんにちは…」
待ち合わせの所に行くと、既に独歩くんも一二三くんも着いていた。
「…独歩くん、一二三くん、どうしよう…」
「え、どうしたんですか…?」
「なにか、あったんですか?」
「…実は…」
先ほどあったことを伝えると…
「…先生、それは、ちゃんと彼女さんに聞いてみるべきです」
「…独歩くん、珍しいね…」
私が驚いていると
「その…お、俺、か、彼女出来たので…彼女と色々なこと話すんですけど…その時に、彼女に言われたんです。なにか気になることかあるなら、ちゃんと言って欲しいって。だから、せ、先生も…!」
「…うん、ありがとう、独歩くん」
独歩くんに励まされたのなんて始めてだ…
なんだか嬉しい気持ちになりながら微笑んだ
『ー…あれ、神宮寺先生ですか?』
「…!…江藤さん…」
名前を呼ばれ驚いて振り替えると彼女が
隣には例の男がいた
「…偶然ですね」
冷静を装っていると、彼女が男性を紹介してきた
『あ、そうだ、紹介しますね。この子、弟なんです』
「…おと、うと…?」
思わずきょとりとしてしまう
それと同時に、なんだか言い様のない安堵が、心の中に落ちていく
「…そうですか。はじめまして。お姉さんのかかりつけ医の、神宮寺寂雷です」
「はじめまして、姉貴がお世話になってます」
そう言って私は弟くんと握手を交わした
…?
なぜ私はこんなにも安堵しているんだろう…
この時の私には、まだわからなかった。
「姉貴、俺先帰るから、神宮寺先生に送ってもらえよ」
『え!?なんで!?』
驚く彼女と私たち
弟くんはなにやら彼女に耳打ちすると、彼女は顔が赤くなった。
「…だろ?」
『うるさい!余計なお世話!』
「はいはい。…じゃあ神宮寺先生、お願いします」
「え、ああ、はい」
状況を把握する前に、弟くんは帰ってしまった
「…寂雷さん、これはチャンスです」
「え?」
一二三くんが耳打ちする
「今こそ彼女に気持ちを伝えてください!彼女の様子を見るに、脈ありと見ました。大丈夫、きっとうまくいきます!」
「…一二三、お前な…女性恐怖症じゃないのかよ…」
「まぁまぁ、落ち着いて」
…まぁ、一二三くんの言っていることに乗ってみるのも悪くはないかな。
そう思って彼女に向き直る。
「それじゃあ改めて。…送らせて貰えますか?」
『え、えっと…先生が、おいやでなければ…』
「嫌じゃないよ。…それじゃあ、独歩くん、一二三くん、またね」
「はい、また」
「それでは、また今度」
二人と別れて、江藤さんと二人で歩く。
江藤さんは小柄だし、私は背が大きいから、歩幅がすごく違うので、歩幅をあわせて歩く
『…先生、今日はなにしてらしたんですか?』
無言を苦痛に感じたのか、彼女が唐突に問う
「今日ですか?今日は、早番が終わって、独歩くんと一二三くん…あぁ、さっきの二人と会う約束をしていたので、会っていただけですよ」
『え!?それなのに送らせるなんて申し訳ないです…!これからも用事があったんじゃ!?』
「ふふ、いえ、特に用事があった訳じゃないので大丈夫ですよ」
アワアワ慌てる彼女の頭を撫でる
彼女は顔を赤くしてうつむく
「…?どうかしましたか?」
『…先生は、みんなにこんなことしてるんですか?』
絞り出すような声に、あぁ、勘違いさせているのか、と悟った。
「違いますよ。貴女が私の特別だからです」
『え…?』
「ふふ、だから、貴女は私の特別、一番なんですよ」
『…っ!わ、私の一番も、先生です…!』
「嬉しいです」
私は彼女をそっと抱き寄せた。
涙の後笑顔
(嬉しそうに笑った彼女は、とても素敵だった)