夢野幻太郎
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「…はて。こまりましたねぇ…」
「くぅーん…」
目の前に座り込む白い犬を座り込みながら見下ろして呟いた。
事の発端は、俺の彼女であるみのりに、会いに行こうと外に出たことだった。
「…はて」
外に出てすぐに、視線を感じた
周囲を警戒してみるが、特に変わった様子はない…か
「はて、小生の勘違いですかねぇ…」
そう呟きながら歩き始めると…
すたすたすた
とてとてとて
「…」
俺が止まると、相手も止まる
「…」
疑問に思いながら、また歩き始めると、後ろに続く足音
はて…一体どこの刺客でしょうかねぇ…
ヒプノシスマイクを取り出して、構えながら
「はてさて、小生になにか用事ですかな?」
と言いながら振り向くと…
「わんっ!」
_…そこにいたのは、真っ白な犬だった。
「…はぁ、犬ですか。どうして俺のあとを…」
気が抜けて犬に歩みより、しゃがんで撫でると、犬は嬉しそうに尻尾を振る
「わんっ!」
「おやおや、嬉しいのですか?」
「わん!」
「はは、あなたは随分素直ですねぇ、乱数とは大違いだ」
からから笑ってそういうと、犬は不思議そうに首をかしげた
そして、俺が犬をおいて歩き出そうとすると、犬はなぜかついてくる
俺がとまると、止まる
それが続き、冒頭に戻るのだ
「んー…小生はあなたのご主人に似てるんでしょうかね?」
と問いかけると、犬はまるでそれに肯定するようにわんっ、と鳴いた
「はて、こまりましたねぇ…」
『…あれ?幻太郎?』
買い物にいく所なのか、財布を片手に小生を驚いて見つめている、俺の彼女
「!…おや、みのりではないですか。どうしたのですか?」
『それは私の台詞だよ。待ち合わせの時間ってまだだよね?』
「ええ。小生は少し用事があって早く出たのですが…」
『…あ、そこでこの子にあったんだ?』
小生の視線の先の犬に気付き、おーよしよしと犬を撫で回す彼女に、思わず笑みがこぼれる
…やはり、俺の彼女は優しいな。
『…ん?どうしたの?』
小生の視線に気付いたみのりが、小生を見上げる
「いえ、なんでも」
『そう?…この子、迷子かなぁ?』
「さぁ、小生が見つけたときには、既に一匹だったので…」
『そっかぁ…』
うーんと考え込む彼女
すると
「おーい!」
「…おや、貴方は…Buster Bros!!の、山田一郎…」
「あ、そういうあんたは、乱数んとこの…確か、夢野幻太郎…」
「ええ、その通りです。貴方はどうしてここに?」
「あ、あぁ、その犬、俺の依頼主の飼い犬でよ、探してたんだ」
「なるほど、流石は萬谷山田、ですね?」
「はは、誉め言葉として受け取っとくぜ」
小生がリードを渡すと、犬は悲しそうにくーんと鳴く。
なので、柄にもなく小生は犬に話しかけた
「…大丈夫ですよ。何もこれが今生の別れと言うわけでもありません。また会えますよ」
そう言うと、その言葉がわかるのか、犬はまた尻尾を降ってわんっ!と鳴いた
彼女と一緒に犬と山田一郎を見送ると、彼女が言った
『…ふふ、幻太郎も犬、飼いたくなった?』
「何故です?」
『だって…ふふ、内緒!』
彼女は意味ありげに微笑んだ
『私たちがいつか一緒に住むようになったら、あの子みたいなわんちゃん飼いたいね!』
と笑った彼女に、どうしようもなくいとおしさが沸き上がった
犬も歩けば幸せに当たる
(犬を飼うなら、あの犬の様な犬がいいですね)
「くぅーん…」
目の前に座り込む白い犬を座り込みながら見下ろして呟いた。
事の発端は、俺の彼女であるみのりに、会いに行こうと外に出たことだった。
「…はて」
外に出てすぐに、視線を感じた
周囲を警戒してみるが、特に変わった様子はない…か
「はて、小生の勘違いですかねぇ…」
そう呟きながら歩き始めると…
すたすたすた
とてとてとて
「…」
俺が止まると、相手も止まる
「…」
疑問に思いながら、また歩き始めると、後ろに続く足音
はて…一体どこの刺客でしょうかねぇ…
ヒプノシスマイクを取り出して、構えながら
「はてさて、小生になにか用事ですかな?」
と言いながら振り向くと…
「わんっ!」
_…そこにいたのは、真っ白な犬だった。
「…はぁ、犬ですか。どうして俺のあとを…」
気が抜けて犬に歩みより、しゃがんで撫でると、犬は嬉しそうに尻尾を振る
「わんっ!」
「おやおや、嬉しいのですか?」
「わん!」
「はは、あなたは随分素直ですねぇ、乱数とは大違いだ」
からから笑ってそういうと、犬は不思議そうに首をかしげた
そして、俺が犬をおいて歩き出そうとすると、犬はなぜかついてくる
俺がとまると、止まる
それが続き、冒頭に戻るのだ
「んー…小生はあなたのご主人に似てるんでしょうかね?」
と問いかけると、犬はまるでそれに肯定するようにわんっ、と鳴いた
「はて、こまりましたねぇ…」
『…あれ?幻太郎?』
買い物にいく所なのか、財布を片手に小生を驚いて見つめている、俺の彼女
「!…おや、みのりではないですか。どうしたのですか?」
『それは私の台詞だよ。待ち合わせの時間ってまだだよね?』
「ええ。小生は少し用事があって早く出たのですが…」
『…あ、そこでこの子にあったんだ?』
小生の視線の先の犬に気付き、おーよしよしと犬を撫で回す彼女に、思わず笑みがこぼれる
…やはり、俺の彼女は優しいな。
『…ん?どうしたの?』
小生の視線に気付いたみのりが、小生を見上げる
「いえ、なんでも」
『そう?…この子、迷子かなぁ?』
「さぁ、小生が見つけたときには、既に一匹だったので…」
『そっかぁ…』
うーんと考え込む彼女
すると
「おーい!」
「…おや、貴方は…Buster Bros!!の、山田一郎…」
「あ、そういうあんたは、乱数んとこの…確か、夢野幻太郎…」
「ええ、その通りです。貴方はどうしてここに?」
「あ、あぁ、その犬、俺の依頼主の飼い犬でよ、探してたんだ」
「なるほど、流石は萬谷山田、ですね?」
「はは、誉め言葉として受け取っとくぜ」
小生がリードを渡すと、犬は悲しそうにくーんと鳴く。
なので、柄にもなく小生は犬に話しかけた
「…大丈夫ですよ。何もこれが今生の別れと言うわけでもありません。また会えますよ」
そう言うと、その言葉がわかるのか、犬はまた尻尾を降ってわんっ!と鳴いた
彼女と一緒に犬と山田一郎を見送ると、彼女が言った
『…ふふ、幻太郎も犬、飼いたくなった?』
「何故です?」
『だって…ふふ、内緒!』
彼女は意味ありげに微笑んだ
『私たちがいつか一緒に住むようになったら、あの子みたいなわんちゃん飼いたいね!』
と笑った彼女に、どうしようもなくいとおしさが沸き上がった
犬も歩けば幸せに当たる
(犬を飼うなら、あの犬の様な犬がいいですね)