二十四話
夢小説設定
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翌日…
伊弉冉さんのことは寂雷先生に任せ、私と観音坂さんは某仕事紹介所に来ていた
『早速登録しましょうか?』
「は、はい…」
観音坂さんは緊張しているのか、何処か硬い雰囲気だった
それに気付き、私は観音坂さんに笑いかける
『…観音坂さん、観音坂さんなら大丈夫です。そんなに気負わないでください』
「で、でも…」
未だ緊張している観音坂さん
『…観音坂さん、手を貸してもらえますか?』
「え?は、はい…」
私は、観音坂さんの手を借りると、ハンドマッサージをはじめた
「!?」
すると、余計に観音坂さんが緊張するのがわかった
「…えっと、あの…?」
理由を聞きたげな観音坂さんに、私は話し出した
「緊張したときは、こうやって少しでも気を紛らわすといいらしいですよ。あと、ハンドマッサージはリラックスに良いって聞きました」
私よりも大きい観音坂さんの手をマッサージしながら、少しでも彼の気が紛れたらいいなと思った
「江藤さーん」
『あっ、はい!』
そうしていると、あっという間に時間はたち、呼ばれた
『さ、行きましょう!』
私が立ち上がってそう微笑みかけると、観音坂さんも微かに笑ってくれた
「…はい」
某仕事紹介所で仕事を探すこと数時間…
色々探してもらったけど、どれもこれも条件が合わず、結局何も収穫無しに帰ることになった
『うーん…難しいですねぇ…』
「そうですね…」
二人、肩を並べて帰路につく
仕事紹介所では、いろんな仕事があったものの、どれもが何処か観音坂さんに合わず、結局すべて見送ったのだ
「…はぁ…」
観音坂さんが重いため息をつく
『(…結構キツかったかな)』
今回仕事を紹介してくれた人は、気が強くどんなこともきっぱりと言う人だったので、色々きつかったんじゃないかと思う
『…観音坂さん、ちょっと寄り道しませんか?』
「…え、は…?」
ー…
私が観音坂さんを連れて向かったのは、馴染みの喫茶店だった
「…ここは…」
『私が良くお世話になってる喫茶店です。私、ここのシフォンケーキが大好きなんですよ』
ドアのベルを鳴らしながら中に入ると、店長が出迎えてくれた
「あ、いらっしゃい!久しぶりね?」
『はい、お久しぶりです』
「…あら?そちらの方は?」
『あ、彼は今家で預かってる人で…』
「えっ!?男性と二人で住んでるの!?」
『あ、いえ、他にも同居人はいて…』
「…もしかして、全員男?」
『はい』
「はぁ…全く、あんたは…」
『あ、あはは…あ、観音坂さん、この人は、このお店の店長で、小さい頃からお世話になってる篠原綾乃さんです』
私が観音坂さんに店長…綾乃さんを紹介すると、観音坂さんはペコリと頭をさげた
「よ、よろしくお願いします…」
「こちらこそよろしく。…で、みのりちゃんは今日もいつものでいいの?」
『はい、お願いします。…観音坂さんはどうします?』
「はい、これメニューよ」
観音坂さんは、店長に差し出されたメニューを受けとるが、何を頼めばいいのかわからず、少し慌てている様子で…
『…あ、そうだ。久々に、"店長のオススメ"でどうですか?』
このお店には、ケーキも紅茶も店長に任せると言う、"店長のオススメ"という隠しメニューがあるのだ
「あら、私が選んでいいの?」
店長が観音坂さんに目をやると、観音坂さんは遠慮がちに頷いた
喫茶店
(馴染みのお店)
伊弉冉さんのことは寂雷先生に任せ、私と観音坂さんは某仕事紹介所に来ていた
『早速登録しましょうか?』
「は、はい…」
観音坂さんは緊張しているのか、何処か硬い雰囲気だった
それに気付き、私は観音坂さんに笑いかける
『…観音坂さん、観音坂さんなら大丈夫です。そんなに気負わないでください』
「で、でも…」
未だ緊張している観音坂さん
『…観音坂さん、手を貸してもらえますか?』
「え?は、はい…」
私は、観音坂さんの手を借りると、ハンドマッサージをはじめた
「!?」
すると、余計に観音坂さんが緊張するのがわかった
「…えっと、あの…?」
理由を聞きたげな観音坂さんに、私は話し出した
「緊張したときは、こうやって少しでも気を紛らわすといいらしいですよ。あと、ハンドマッサージはリラックスに良いって聞きました」
私よりも大きい観音坂さんの手をマッサージしながら、少しでも彼の気が紛れたらいいなと思った
「江藤さーん」
『あっ、はい!』
そうしていると、あっという間に時間はたち、呼ばれた
『さ、行きましょう!』
私が立ち上がってそう微笑みかけると、観音坂さんも微かに笑ってくれた
「…はい」
某仕事紹介所で仕事を探すこと数時間…
色々探してもらったけど、どれもこれも条件が合わず、結局何も収穫無しに帰ることになった
『うーん…難しいですねぇ…』
「そうですね…」
二人、肩を並べて帰路につく
仕事紹介所では、いろんな仕事があったものの、どれもが何処か観音坂さんに合わず、結局すべて見送ったのだ
「…はぁ…」
観音坂さんが重いため息をつく
『(…結構キツかったかな)』
今回仕事を紹介してくれた人は、気が強くどんなこともきっぱりと言う人だったので、色々きつかったんじゃないかと思う
『…観音坂さん、ちょっと寄り道しませんか?』
「…え、は…?」
ー…
私が観音坂さんを連れて向かったのは、馴染みの喫茶店だった
「…ここは…」
『私が良くお世話になってる喫茶店です。私、ここのシフォンケーキが大好きなんですよ』
ドアのベルを鳴らしながら中に入ると、店長が出迎えてくれた
「あ、いらっしゃい!久しぶりね?」
『はい、お久しぶりです』
「…あら?そちらの方は?」
『あ、彼は今家で預かってる人で…』
「えっ!?男性と二人で住んでるの!?」
『あ、いえ、他にも同居人はいて…』
「…もしかして、全員男?」
『はい』
「はぁ…全く、あんたは…」
『あ、あはは…あ、観音坂さん、この人は、このお店の店長で、小さい頃からお世話になってる篠原綾乃さんです』
私が観音坂さんに店長…綾乃さんを紹介すると、観音坂さんはペコリと頭をさげた
「よ、よろしくお願いします…」
「こちらこそよろしく。…で、みのりちゃんは今日もいつものでいいの?」
『はい、お願いします。…観音坂さんはどうします?』
「はい、これメニューよ」
観音坂さんは、店長に差し出されたメニューを受けとるが、何を頼めばいいのかわからず、少し慌てている様子で…
『…あ、そうだ。久々に、"店長のオススメ"でどうですか?』
このお店には、ケーキも紅茶も店長に任せると言う、"店長のオススメ"という隠しメニューがあるのだ
「あら、私が選んでいいの?」
店長が観音坂さんに目をやると、観音坂さんは遠慮がちに頷いた
喫茶店
(馴染みのお店)
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