『ここが街です』


「へぇー！結構盛り上がってんねー！」


乱数さんに言われ、ヒプマイで言うシブヤのポジションの街に案内することに


「僕たちの街とあんま変わんないね～」


『まぁそうかもしれませんね、ここは』


そう言う乱数さんにうんうんとうなずく


「さーってと、ちーっと待っててねー」


乱数さんはそう言うと、私を連れて街のあちこちを散策し始めた


…すると、なんと驚き


乱数さんのファッションセンスの良さが光るのか、色々な人が乱数さんに声をかけてくる


中にはモデル事務所の人とかも…


私は完全に置いてけぼりだった


しばらくすると


「よろしく～じゃねーん！…みのりちゃん！仕事決まったよ！」


『ふぇっ！？』


気を抜いてたら変な声でた…


来てた人を全員送った乱数さんが私に声をかけたらしい


「ここで、デザイナーとして働けるようになったよ～！」


とピースマークを飛ばす乱数さん


…なんと言う人だ…


『Oh…』


「寂雷のジジイなんかに負けてらんないかんね！」


と乱数さんは笑った







夕飯時


『皆さん…驚きです…今日の乱数さんとの街散策で、乱数さんがスカウトされて、デザイナーになっちゃいました…』


「どーよ！」


私が驚きの表情のまま皆さんに報告すると、えっへん！と胸を張る乱数さん


皆さんからも驚きの声が上がった


「え、乱数すげえじゃん！」


「やればできるものですねぇ」


「…おめでとうございます」


「…ありがとー♪」


そこへ、寂雷先生が何とも言えない微笑みでおめでとうというと、乱数さんも、何とも言えない顔でありがとうと返した


…この二人はやっぱり犬猿の仲だな…


私は苦笑を溢した







次は誰？

(次は誰のターン？)