「お、お待たせしました、やっと終わりました…」


「すみません、お待たせしました」


『はい、お帰りなさい』


皆さんが買い物が終わり帰ってくる。


最後に入間さんと観音坂さんが帰ってきてフィニッシュだ。


『…さて、一通り生活用品は買えましたね？』


「おう、買ったぜ」


『重くありません？』


「重くないですよ。鍛えてますから」


『うわあ…すごい。それじゃあ、そのまま布団買っちゃいましょう』


「え、布団まで買うのかよ！？」


『え？当たり前だよ一郎くん。うち布団ないもん。お客様を床に寝かせるわけにはいかないし』


「お客様って…」


『いいから！ほら、いくよ！』


私は強引に会話を切り上げた


そうして布団を買うと、宅配で届けてもらうようお願いした。


『…さ、後はなにかありますか？』


「俺賭場に行きてぇ！」


帝統が目を輝かせて言う

…が、　

「…ほう、警察官の私の前で言うとは、よっぽどしょっぴかれたいんですかねぇ…？」


「げ…！！うそうそ！うそだから！！」


帝統は降参のポーズを取る


『はいはい、喧嘩しない』


二人をなだめ、帰路に着く。


帰りも、電車のミッションを無事クリアし、自宅に戻った


『ただいまー』


と言って中に入ると、中から寂雷先生を始めぞろぞろとみんなが出てきた。


「お帰りなさい。大丈夫でしたか？」


『はい。問題なく買い物できました』


「それはよかった。独歩くんもお帰りなさい」


「は、はい、先生。ただ今帰りました」


『先生、伊弉冉さんは大丈夫ですか？』


「えぇ、ほら」

寂雷先生の視線の先には、寂雷先生と入れ替わりに一二三のもとへ行ったんだろう、独歩と一二三がいた。


「ほら、一二三、スーツだ」


「あ、ありがとう独歩！」


…よかった


「おい銃兎ぉ、ちゃんといいやつえらんできたんだろうなぁ…？」


「俺なりに吟味したつもりだよ。理鶯もな」


「む、すまない」


「一兄！お帰りなさい！」


「兄ちゃん！お帰りなさい！」


「おう、ただいま。お前らにぴったりの服を選んだからな！」


「「ありがとう！！」」



「わー！オネーサンおかえりなさーい！」


『ただいまです』


「お帰りなさい。帝統が迷惑をかけませんでしたか？」


「なっ！なんだよ幻太郎！」


「おや、純粋な心配ですよ？」


「そうは聞こえねえ！」


『あ、あはは…あ、そうだ、これ、夢野さんに』


「はい？小生に？」


『はい』


そう言って原稿用紙を渡す


『お仕事ができないと困ると思って』


「…それは、暗にここに来てまで仕事をしろと？」


『え！？あ、ちが…！』


そっか、そう言う意味にも取れちゃうんだ…！


と、アワアワとしていると、幻太郎がぷっ、と吹き出した


『え…？』


「あなたは、本当に素直なんですね」


『え？どういう意味ですか？』


「そのまんまの意味ですよ」


クスクスと笑って、幻太郎はポンポンと私の頭を撫でた


「えー！オネーサン幻太郎といい雰囲気なの！？ボク寂しくて泣いちゃうかも…シクシク」


「ほら、茶化してないで荷物を整理しに行きますよ」


「…お前ら買い物に言った一番の功労者の俺のこと忘れてねぇか…！？」


「忘れてませんよ、ハイハイわかりました、後で江藤さんに何か道具をお借りして賭けでもしましょうか」


「やったぜ！」


「ハイハイ、ならさっさと荷物を片付けますよ」


「わかったぜ！」
　

『さ、他の皆さんも荷物整理してくださいね！』



帰ってきました　

(みんなで荷物整理しましょう)