『…さて、何から買いましょうか…』

パンフレットを貰い、お店を吟味した。


『…うーん、私はよく分からないので、皆さんにお金を渡すので、それぞれ必要なものを買ってきてもらっても良いですか？』

そう言って、それぞれ、有栖川さん、観音坂さん、入間さん、一郎くんにお金を渡した

「…こんなにすみません…」

一郎くんが申し訳なさそうに言う

『いいの！なれてきたら働いてもらうから。だから、ね？』

とぽんぼんと一郎くんの肩を叩いた


すると、一郎くんは少しだけ笑ってくれた。


『それじゃあ、1時間後にここに集合で』

「「「「わかりました」」」」

各々が歩きだした









ー…

一郎の場合


『一郎くんはどんな服を選ぶの？』

「んー…サイズもありますからねぇ…」

なにやら悩んでいるようだ

『そっか、大きいのも大変だね…』

一郎くんぐらいの年のお店より、少し大人目お店に入る

「…んー…これですかねぇ」

ベージュのロンTに、カーキのパンツ。

『うん、その他にも数枚着回せるように選んでね』

「うっす」




観音坂独歩の場合

「…はぁ、服なんてどんなのを選べばいいんだ…」


『…観音坂さん？』

「ひぃ！？」

『ひい！？』

「あ、す、すみません…」　

『い、いえ…』

大きめの男性服のコーナーに、男性陣が固まっていた


『決まりました？』


「…全く…」


『…うーん…観音坂さん爽やかだから、ミントグリーンのチェックのワイシャツに、白のジーパンとかでも良いと思うんですよねぇ…』

勝手にコーディネートしてみる

「い、いいですね…」

『あ、気にいってもらえました？じゃあ、こんな調子で皆さんの分もお願いします』

「…がんばります…」



入間銃兎の場合

『入間さんはどんな服にするんてすか？』

「私はスマートに、ワイシャツにパンツですね」

『おぉ、大人だ…』

「警官ですので」

『流石ですね…後で観音坂さんのお手伝いをお願いしても良いですか？』

「…ふぅ、わかりました」

『すみません、お願いします』







有栖川帝統の場合


『有栖川さん、服決まりました？』

「んー…俺は今来てる服が一番気に入ってっからなぁ…」

『じゃあ、今来てる服を外着にして、室内着を買いましょうか』

「おう！」

『有栖川さんは…濃いブルーのシャツとかも似合うと思うんですよね』

「そうかぁ？」






そんなことを、してると、あっという間に時間はたった








日用品を買う

(買い忘れはないかなあ…？)