湯浦様へ!444hit
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右手一本でディドを止めてるのは勿論モール。電話も入れてないのに、お迎えが来たみたい。
とりあえず僕は驚いてるヒーローを引っ張って、二人から遠ざけといた。
「やーあ、モール!」
「五月蝿い」
「ひどいよ!?」
挨拶しただけなのにぃー。モールは僕を無視すると杖を脇に挟んで、イチちゃんの額に手のひらを当てている。左手使えばいーのに、って思ったら塞がってた。イチちゃんは素直にされるがまま。
「態度が妙だと思って来てみたら……。自分の体調くらい管理しなさい」
口ではそんなこと言いながら、モールはしゃがんでまでイチちゃんの世話をしてあげている。僕なんかはもー慣れたんだけど、ディドが、「信じられない……」みたいな顔で固まっている。うん、だって、あのモールがだもんねー。
モールってほら、見た目がアレだから皆騙されるけど、――ってあれ?これ前にも言った?――まぁいいや、僕とは付き合い長いし、ヒーローやフリッピーにも、わりと性格割れてるんだよねぇ。だから、ほら、ディドは口半開きー、マヌケだよぅ、ヒーロー?
イチちゃんはモールを見て落ち着いたせいか、余計たどたどしい喋り方で、
「もーるさん、しんじゃう」
「はい?私は死んでいませんが」
「ちがうおれが、しんじゃうってらんぴーが」
あ、イチちゃんそれ言っちゃダメ!ほら、モールが睨んでる!!
「ランピーお前いい加減頭の螺子が緩みすぎてるんじゃないですか?ドライバーで締めなおして差し上げましょうか」
「わあ死んじゃう!!」
モールはくるりとイチちゃんに向き直って、
「イチ、平気です。死んだりしませんから」
すっごい!どうやって使い分けてるのその声音っ!
結局、歩けなさそうなイチちゃんを「仕方ありませんねえ」とモールは背負って帰った。さすがに普段はそこまで過保護じゃないけど、病人だからかな?
呆然としてるディドはひとまずほっといて「代わる?」ってモールに聞いたんだけど、イチちゃん殺す気かって言われちゃった。ひどいなぁ。
ちなみに、ヒーローは十分くらいしてからようやく呪いが解けたみたい。
「モ、ールって、前からあんなにお世話焼きだったかい?」
「あーうん、今でもイチちゃん限定だけどねぇ」
【右手に杖と左手のマフラー】
(どうせなら素直に心配したって言えばいいのにねぇ)
【end】
→あとがきと言い訳