決意
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いつか歩いた道を辿る。
もしもまた、オレの記憶が曖昧になっていたら、という不安は何故か少しもなかった。ただ行きたいように、足元の一本の道を歩く。
すると少しずつ見えてくるのは小高い丘。どうやら無事にたどり着けそうだ。
去り際のヒーローに、オレは尋ねた。
何度空回りしても何度人を殺めても誰に嫌われようが罵られようが、気にしていないように見えていないように聴こえていないように、しつこくヒーローであり続けようとする男に尋ねた。
『なんで、スプレンディドはなんで英雄を続けるの』
彼はいつものように、見れば思わず眉間に皴が寄ってしまう眩しい笑顔で答えた。
「それが僕のやりたい事だからだよ」
──やがてオレは足を止める。
オレのやるべきこと。
「そんなの、わからない」
オレにしかできないこと。
「それも、わからない」
分かっているのは、一つだけ。
「オレの、やりたいこと」
すう、と瞼をあげれば、目の前には信じがたいほどの大木……ハッピーツリー。
「オレのやりたいことは、最初からずっと決まってた」
例え自分が嫌われていたとしても。不要だと思われていようとも。
どうしたって気になってしまう、シニカルな笑みの向こうに見える孤独をオレは、なくしたい。
「零を寂しいままには、させたくない」
何故、ハッピーツリーに触れることでそれが出来ると思ったのか。それは、直感としか言い様がないのだが。
仕組みも原理も、──それこそ分からない。
オレは特にこれといった気負いもせず、そっと伸ばした手のひらで大木の幹に触れた。
【end】
いつか歩いた道を辿る。
もしもまた、オレの記憶が曖昧になっていたら、という不安は何故か少しもなかった。ただ行きたいように、足元の一本の道を歩く。
すると少しずつ見えてくるのは小高い丘。どうやら無事にたどり着けそうだ。
去り際のヒーローに、オレは尋ねた。
何度空回りしても何度人を殺めても誰に嫌われようが罵られようが、気にしていないように見えていないように聴こえていないように、しつこくヒーローであり続けようとする男に尋ねた。
『なんで、スプレンディドはなんで英雄を続けるの』
彼はいつものように、見れば思わず眉間に皴が寄ってしまう眩しい笑顔で答えた。
「それが僕のやりたい事だからだよ」
──やがてオレは足を止める。
オレのやるべきこと。
「そんなの、わからない」
オレにしかできないこと。
「それも、わからない」
分かっているのは、一つだけ。
「オレの、やりたいこと」
すう、と瞼をあげれば、目の前には信じがたいほどの大木……ハッピーツリー。
「オレのやりたいことは、最初からずっと決まってた」
例え自分が嫌われていたとしても。不要だと思われていようとも。
どうしたって気になってしまう、シニカルな笑みの向こうに見える孤独をオレは、なくしたい。
「零を寂しいままには、させたくない」
何故、ハッピーツリーに触れることでそれが出来ると思ったのか。それは、直感としか言い様がないのだが。
仕組みも原理も、──それこそ分からない。
オレは特にこれといった気負いもせず、そっと伸ばした手のひらで大木の幹に触れた。
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