INTERVAL
name change
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「………クソ野郎が」
「…………………」
ふたつの刃物はまったく同じように静止していた。──スプレンディドの手の中で。
「君たちって人はヒーローの前で殺し合いなんて、できると思っているのかい?」
地面から僅かに浮かび上がりつつ、ナイフを右手で、包丁を左手で包み込んだ英雄の手のひらは当然のように傷一つついていない。
そして空のように青い髪と瞳の男はまるで本物のヒーローのように宣託する。
「正義の化身として──そんなこと認められないよ」
にっこり笑うヒーローに、悪役二人は間髪入れず獲物から手を離し距離をとる。
スプレンディドは溜息を吐き、一瞬躊躇った後、少女の方へと向き直った。
「最初はイチくんが戻った のかと思ってしまったのだけれど」
その言葉に、黒尽くめの少女はあからさまな嫌悪の表情を浮かべるが、スプレンディドはそれがまるっきり目に入っていないように、話は聞いているよ、と続けた。
「初めまして、だね。僕の名前はスプレンディドだよ!困ったことがあれば呼ぶといい、僕はヒーローだからね──零」
名前を呼ばれた方は応答も、反駁もせず、ただ包丁の消えた自分の手のひらを数刻見つめ、そして唐突に背を向ける。
「おや、もう行ってしまうのかい?なら気をつけるんだよ、いくらヒーローでも全ての事故や事件を防げるわけではないからね」
「……あんたは、何なの」
「この街のヒーローだよ!」
通常通りの返答に、少女はもうこれといった反応を見せなかった。
振り返りもせずにただ去っていく。
スプレンディドはその遠ざかっていく背中を見つめながら、背後に迫る風切音を一瞥もせずに受け止めた。
「邪魔してんじゃねぇ」
「はは、それは無理かな!」
そして再び手にした遊具の残骸をさらにグニャグニャと直して は快活に笑う。
「さて覚醒くん、今度はなにして遊ぶんだい?」
「しね」
【end】
「………クソ野郎が」
「…………………」
ふたつの刃物はまったく同じように静止していた。──スプレンディドの手の中で。
「君たちって人はヒーローの前で殺し合いなんて、できると思っているのかい?」
地面から僅かに浮かび上がりつつ、ナイフを右手で、包丁を左手で包み込んだ英雄の手のひらは当然のように傷一つついていない。
そして空のように青い髪と瞳の男はまるで本物のヒーローのように宣託する。
「正義の化身として──そんなこと認められないよ」
にっこり笑うヒーローに、悪役二人は間髪入れず獲物から手を離し距離をとる。
スプレンディドは溜息を吐き、一瞬躊躇った後、少女の方へと向き直った。
「最初はイチくんが
その言葉に、黒尽くめの少女はあからさまな嫌悪の表情を浮かべるが、スプレンディドはそれがまるっきり目に入っていないように、話は聞いているよ、と続けた。
「初めまして、だね。僕の名前はスプレンディドだよ!困ったことがあれば呼ぶといい、僕はヒーローだからね──零」
名前を呼ばれた方は応答も、反駁もせず、ただ包丁の消えた自分の手のひらを数刻見つめ、そして唐突に背を向ける。
「おや、もう行ってしまうのかい?なら気をつけるんだよ、いくらヒーローでも全ての事故や事件を防げるわけではないからね」
「……あんたは、何なの」
「この街のヒーローだよ!」
通常通りの返答に、少女はもうこれといった反応を見せなかった。
振り返りもせずにただ去っていく。
スプレンディドはその遠ざかっていく背中を見つめながら、背後に迫る風切音を一瞥もせずに受け止めた。
「邪魔してんじゃねぇ」
「はは、それは無理かな!」
そして再び手にした遊具の残骸をさらにグニャグニャと
「さて覚醒くん、今度はなにして遊ぶんだい?」
「しね」
【end】
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