夜明け前の空の青 夕暮れ時の空の紅〜blue hour,le coucher du soleil〜
学生時代、眠れない夜に星空を眺めるのが好きだった。満天の星に僕は一人じゃないと慰められている気がして。
だから、夜明けが怖かった。星が見えなくなることが寂しかった。東の空が明るくなっても唯一輝くあの星が、まるで独りぼっちの自分のような気がして。
「……よしっ」
なんとなく眠れなくて、あの頃のように本を読みつつぼんやりと窓の外から星空を眺めていたら、いつの間にか夜明けを迎えていた。一晩中ほぼ椅子に座りっぱなしだった身体をほぐすように立ち上がる。外の空気を吸おうとベランダへ出れば、既に先客がいた。どうやら彼も同じようなことをしていたらしい。
「おはよう、ブルー。今日は早いじゃないか」
「ああ。おはよう、ルージュ。お前もな」
けれど今は、太陽に照らされながら輝くのも悪くないと思うのだ。
学生時代、眠れない夜は星空を眺めて過ごしていた。暗い空を彩る満天の星に、どこか救われていたような気がする。やがて夜明けを迎え、東の空が少しずつ赤く燃え上がる頃、一つ鮮烈な輝きを残す星がある。それを見ることが好きだった。
徐々に周りの星が朝日の輝きで見えなくなる中、たった一つ輝くその星を見る度に、俺もあの星のように誰よりも強くありたいと思っていた。
「……朝、か」
なんとなく眠れなくて、あの頃のように本を読みつつぼんやりと窓の外から星空を眺めていたらいつの間にか夜明けを迎えていた。とりあえず空気の入れ換えでもするか、と窓を開け、ついでにベランダに出て朝の新鮮な空気を肺一杯に吸い込んだその時だった。
「おはよう、ブルー。今日は早いじゃないか」
「ああ。おはよう、ルージュ。お前もな」
けれど今は、明るい太陽に照らされるのも悪くはないと思っている。
だから、夜明けが怖かった。星が見えなくなることが寂しかった。東の空が明るくなっても唯一輝くあの星が、まるで独りぼっちの自分のような気がして。
「……よしっ」
なんとなく眠れなくて、あの頃のように本を読みつつぼんやりと窓の外から星空を眺めていたら、いつの間にか夜明けを迎えていた。一晩中ほぼ椅子に座りっぱなしだった身体をほぐすように立ち上がる。外の空気を吸おうとベランダへ出れば、既に先客がいた。どうやら彼も同じようなことをしていたらしい。
「おはよう、ブルー。今日は早いじゃないか」
「ああ。おはよう、ルージュ。お前もな」
けれど今は、太陽に照らされながら輝くのも悪くないと思うのだ。
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学生時代、眠れない夜は星空を眺めて過ごしていた。暗い空を彩る満天の星に、どこか救われていたような気がする。やがて夜明けを迎え、東の空が少しずつ赤く燃え上がる頃、一つ鮮烈な輝きを残す星がある。それを見ることが好きだった。
徐々に周りの星が朝日の輝きで見えなくなる中、たった一つ輝くその星を見る度に、俺もあの星のように誰よりも強くありたいと思っていた。
「……朝、か」
なんとなく眠れなくて、あの頃のように本を読みつつぼんやりと窓の外から星空を眺めていたらいつの間にか夜明けを迎えていた。とりあえず空気の入れ換えでもするか、と窓を開け、ついでにベランダに出て朝の新鮮な空気を肺一杯に吸い込んだその時だった。
「おはよう、ブルー。今日は早いじゃないか」
「ああ。おはよう、ルージュ。お前もな」
けれど今は、明るい太陽に照らされるのも悪くはないと思っている。
「明朝の一番星」
夢見月*お題bot@neko_soragoto