馴れ初め

  • 【銀浄は、「聖域」という区域の一角に独りで住んでいました。銀夜に会うまで「恋愛」経験も無く、そう言った感情すら知りませんでした】

  • 銀夜は、銀浄に軽く口づける

  • 銀浄

    …んっ…一体何を?

  • 銀夜

    好きな相手にする愛情表現だよ

  • 銀浄

    銀夜どのは私が好きなのか?
    私にはそういう感情がわからない

  • 銀夜

    一目惚れだよ
    あなたの朱い目に惹かれた
    静かな強さに惚れた

  • 銀浄

    私の強さ?

  • 銀夜

    あなたの強さは本物だ

  • 銀夜

    自分の強さを誇示して、弱いものを見下すヤツが僕は嫌いだ。
    そんなのは、真の強さでは無い

  • 銀浄

    私は違うのか?

  • 銀夜

    あなたは真っ直ぐだ。どこまでも

  • 銀浄

    ふ…不器用なだけかもしれぬぞ

  • 銀夜

    それが良いんだ。
    だからこそ、好きなんだ…

  • 烏天狗は、銀狐を優しく抱きしめる…しんしんと夜は更ける…

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