最遊記
さくさくさくさく
「楽しそうですね、悟空」
「うん!すっげえ楽しい!」
雪の道
さくさくさくさく
「あんまり急ぐと転びますよ?」
「へーきへーき!!」
さくさくさくさく
「結構積もってますね。町中真っ白ですよ」
さくさくさくさく
「なぁ八戒」
「なんですか?」
「八戒は雪って好き?」
「そうですね…どちらかと言えば好き、ですかね?…悟空はどうなんですか?」
「ん~……」
さく…
「悟空?」
前は苦手だった。だって、怖いぐらいに真っ白だし、冷たいし、音も聞こえない…。
真っ白で何もない世界に、自分という存在だけがいる。とても淋しくて、怖くって…。
だけど
「好き!!雪だるま作ったりすんの楽しいし!!」
もう一人じゃないから。雪に付けた足跡は一つじゃない。たくさんの中の、一つだから。
それに
「あと、八戒のマフラー大活躍だし!」
「ふふ。気に入ってくれたんですね、嬉しい限りですよ悟空」
大切な人から贈られたマフラーは、凄く温かいから。その人の笑顔みたいに。
自分の為だけに編んでくれた、オレンジ色のマフラー。端の方に、緑の毛糸で名前が入れてある。
そして大切な人の首に巻かれた緑のマフラーにも、オレンジの毛糸で名前が入れてある。
それは二人だけの、小さな秘密。
「うん!サンキューな、八戒!」
大切な人と一緒の雪の道。誰もいないからと手を繋げば、雪みたいに白い顔が赤くなった。
「もう…悟空ったら…」
「へへ」
そんな顔が見れるのは自分だけの特権。
とある雪の日の、恋人たちの小さな物語。
知っているのは、降り積もった優しい雲のカケラだけ。
[END]
地元は雪が積もってます。妹達がワーキャーやりながら雪だるま作ってる横で、お姉ちゃんはこんな話を考えてましたっていう…。
雪を見るとRELOADの第一巻の話を思い出すんだな、これが。耶雲さぁあぁん(泣)3year's ago(綴り自信ない←)なんか特に好き。まぁ雪が好きなんですよ、雪が。雪が降
る、それだけで日常が非日常になるから。雨も嵐も好き。あと雷。良いネタですねww
「楽しそうですね、悟空」
「うん!すっげえ楽しい!」
雪の道
さくさくさくさく
「あんまり急ぐと転びますよ?」
「へーきへーき!!」
さくさくさくさく
「結構積もってますね。町中真っ白ですよ」
さくさくさくさく
「なぁ八戒」
「なんですか?」
「八戒は雪って好き?」
「そうですね…どちらかと言えば好き、ですかね?…悟空はどうなんですか?」
「ん~……」
さく…
「悟空?」
前は苦手だった。だって、怖いぐらいに真っ白だし、冷たいし、音も聞こえない…。
真っ白で何もない世界に、自分という存在だけがいる。とても淋しくて、怖くって…。
だけど
「好き!!雪だるま作ったりすんの楽しいし!!」
もう一人じゃないから。雪に付けた足跡は一つじゃない。たくさんの中の、一つだから。
それに
「あと、八戒のマフラー大活躍だし!」
「ふふ。気に入ってくれたんですね、嬉しい限りですよ悟空」
大切な人から贈られたマフラーは、凄く温かいから。その人の笑顔みたいに。
自分の為だけに編んでくれた、オレンジ色のマフラー。端の方に、緑の毛糸で名前が入れてある。
そして大切な人の首に巻かれた緑のマフラーにも、オレンジの毛糸で名前が入れてある。
それは二人だけの、小さな秘密。
「うん!サンキューな、八戒!」
大切な人と一緒の雪の道。誰もいないからと手を繋げば、雪みたいに白い顔が赤くなった。
「もう…悟空ったら…」
「へへ」
そんな顔が見れるのは自分だけの特権。
とある雪の日の、恋人たちの小さな物語。
知っているのは、降り積もった優しい雲のカケラだけ。
[END]
地元は雪が積もってます。妹達がワーキャーやりながら雪だるま作ってる横で、お姉ちゃんはこんな話を考えてましたっていう…。
雪を見るとRELOADの第一巻の話を思い出すんだな、これが。耶雲さぁあぁん(泣)3year's ago(綴り自信ない←)なんか特に好き。まぁ雪が好きなんですよ、雪が。雪が降
る、それだけで日常が非日常になるから。雨も嵐も好き。あと雷。良いネタですねww
