デュラララ‼

──降りしきる雨、暗闇の空、血の臭い。

ただナイフを振りかざし、己の存在意義を見つけ出す。

人の渦巻くこの街には、グラス一杯分の真実も無くて。

まして世間から見捨てられ、全てを失った俺になら尚更だった。

虚無感だけがこの身に渦巻き、生きているのか、死んでいるのか、曖昧な感覚にさせられる。

──そもそもこの世に、『俺』という人間は存在するのだろうか…?

親に捨てられ、友に騙され、平穏を望んだ己自身にすら裏切られて…。

美しく羽ばたける筈だったアゲハチョウは、ほんの瞬きの瞬間に地に堕ちた。

今はただ、地を這い蹲るばかりの不様な虫。飛べないチョウに、意味などない。

ただ、もしそこに意味があるのだとしたらそれは──

「──どうした?帰る所、ねぇのか?」

それは──

「俺の家に、来るか?」



死を抱いたアゲハチョウ



幸せな日々は、泡沫として闇に消える。

[END]


遂にやらかした…。実はこれ、雄也×静雄です(´∨`;)あ、もちろん話の設定は折原さん家では御座いません。前に描いた、臨也&雄也のイラストの設定のお話ですよ?

臨也と静雄は恋人同士であり、静雄は情報屋である臨也の助手だった。ある時静雄が姿を消し、同時期に出会ったのが静雄と一緒に暮らしていたという雄也。同じ人を無くした二人は、共に静雄の消息を探る…みたいなお話です。ハードボイルド系…ですかね、ええ。

今回の話は、雄也とシズちゃんの出逢いのお話、みたいな感じです(´∨`*)雄也はシズちゃんに、一種の特別な感情を抱いていたり…(´∨`●)

…本編考えてたとき、臨也×雄也が成立したなんて口が裂けても言えない…。
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