海燕
【夢主は唐突に、彼に『好き』と伝えてみた】
〜海燕の場合〜
彼は少し困った様に顔を手で隠した
それを見て私は、彼を困らせるべきでは無かったと後悔してしまった
こんな事なら、『好き』だと伝えなければ良かった…
海「なんでお前がそんな悲しそうな顔してんだよ」
下を向いていたら突然頭に手を置かれ、
ポンポンと優しく撫でられた
私がビックリして顔を上げると、
そこには太陽の様に眩しく優しい微笑みを向ける彼の姿
海「悪りぃ…あんまり嬉しすぎてよ、ちょいとビックリしちまった」
その意味を頭が理解しようとする前に、
私の頬に手を添え彼の顔が私に近付いてくる
いつもよりほんの少し、顔を赤く染めていた
海「…まさか先にお前に言われるとは思わなかったから、こっちは俺が先に貰うぞ」
そう言って彼は、
ゆっくりとその熱い唇を私に重ねた
-end-