京楽


【夢主は唐突に、彼に『好き』と伝えてみた】
〜京楽の場合〜



京「キミは何を言っているのか分かってるのかい?」


静かに響く低音
それがいつもの彼とは違うと、直ぐに分かった


京「ボクを試してる訳じゃあ無いよね?」


大きな手が私の頬に伸び、スリスリと頬を撫でる
いつも飄々とした態度なのに、
今は大人の色香をその身に漂わしている

そんな彼に、私はもう一度『好き』だと伝えた


京「もう引き返せないよ。キミをいつまでも子供扱いするほど、ボクは立派な大人じゃないから。…分かるだろう?キミが好きなんだ」


甘い声で囁かれ、ゆっくり近付く彼の顔
重なった唇は、熱く蕩けた


-end-