海燕
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お前は俺を愛してくれない
どんなに足掻いても足掻いても、
この現実が変わらないと言うのなら、
お前を手にかけてしまえば少しは変わるだろうか
「っ…ぉ…お願い、泣かない、で…。死ぬなら、貴方を恨んだまま…死にたい」
頬に伝う涙がポタリと落ち
楓の頬を濡らす
まただ…
俺の両手はまた、
楓のか細い首を絞め上げている
…楓のこの台詞を聞くのはこれで何回目だろうか
もうそれすらも忘れてしまった
海「楓…悪い、悪い楓…!俺はまた…お前になんて事をっ…!」
「ゲホッゲホッ…!ハァハァ…。もう…殺してよ…もう泣いてる貴方を見たく無い…」
楓が側にいると、
自分でもよく分からない感情が芽生える
だからどうしても、この手で殺したくなる
愛しているのに…
殺そうとするなんて
愛し合いたいだけなのに…
俺はこのジレンマから
抜け出せない
-end-