一護
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四葉のクローバーは見つけたらラッキーで、
幸せ・幸運のシンボルだとよく言われる
「ほら見て一護!四葉のクローバーだよ!はいあげる」
護「…別にいらねえよ」
「そんな事言わないの。幸せのお裾分けだよ!」
楓は嬉しそうな顔を向けて、
どこかで見つけて来た四葉のクローバーを俺にくれた
護「お裾分けって…お前の幸せを貰っていいのか?」
手元から顔を上げると、
楓の姿はそこに無かった
本当にただお裾分けをしに来たらしい
護「…幸せ、ねぇ…」
…四葉のクローバーには、
一枚ずつ意味があるらしい
〝幸福″
〝希望″
〝信仰″
そして…
護「…〝愛情″」
ブチッ
…気付いたら、
その葉を一枚残らず引き千切っていた
床には変わり果てた姿の四葉のクローバー
護「俺が幸せだと感じるのは
愛するお前が…
…不幸で顔を歪ませた時だけだ」
-end-
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