剣八
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戦う事でしか、
この渇きを潤す事が出来ない
俺はずっとそう思っていた…
「ねえ一角、弓親、ちょっと相談があるんだけど…」
楓が他の男の名前を呼ぶと、
何故か俺の中が渇き出す
…いつの頃からか、
俺の中の渇きは戦いだけで潤わなくなった
戦いで満たされない渇きを、
今度は酒で満たす
「…隊長…更木隊長」
剣「…あん?」
「飲み過ぎですよ。そろそろ控えた方が良いかと」
気付いたら空になった酒瓶が幾つも転がっていた
楓は心配そうに、酒を飲む俺の手を掴んだ
「…何かありました?」
…結局こんなに酒を飲んでも、
俺の中の渇きは増してく一方だった
楓が視界に入るほど
声が聞こえるほど
俺に触れるほど
それは顕著に現れる
何をしても満たされないなら一層のこと、
お前を喰らってしまえばいい
…俺の渇きが、それで消えるのなら
-end-