藍染
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
藍「楓は…そうか、向こうだね」
それはまるで、波紋の様に広がる
君が一雫の声を落とすだけで、
良くも悪くも、遠く離れている私の所まで広がり伝わる
その心地良い声に何度も脳が揺れる反面、
私の心も揺さぶられる
穏やかな波
荒立つ様な波
静かな水面が楓を中心に円を描き、
どんなに離れた場所に居ても私にまで届く
藍「…楓、少しいいかい?」
「どうしたの?惣右介…っ」
楓を引き寄せ唇を重ねれば、
抵抗もせずにそれを受け入れてくれる
「…やめてよ、こんな場所で…。もしかしてまた嫉妬?」
藍「何か問題でも?」
「仕事以外では他の男と喋ってないから…お願いだから公私混同はやめて。はぁ…地獄耳なんだから…」
君は外へ外へと向かう波紋の中心にいる
だから分からないのだろう
君の作るその波紋が
どれだけ美しく、危ういかを
-end-