圧壊(マンモスマン夢小説)
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よく晴れた早春の日曜日、彼女とマンモスマンはとある野外フェスティバルに足をはこんだ。春とはいえ朝晩はまだ冷えこむが、昼下がりの時分はずいぶん過ごしやすくなった。陽の光にさらされた背中は、湯につかったようにポカポカと心地よい。こんなとき彼女は「ああ、寒いのもあと少しの辛抱だな」と心の底から安堵する。かたやマンモスマンは日本の冬など(とくだん雪が多かったり、極寒冷でなければ)どうということもない。それでも陽気がよくなればやはり快適なのだろう、今日はいつもより饒舌で機嫌もよいようだ。
二人はひとわたり会場の出店をひやかしたあと、それぞれ好みのフードとドリンクを買いもとめて草原に腰をおろした。ハンバーガー、フレンチフライ、バッファローウイング、クラムチャウダー、チリビーンズにコブサラダ。彼女ひとりでは一品食べるのがやっとなのだが、マンモスマンは「これくらい楽勝だ」と次々買いもとめた。おかげで色々な料理を楽しめるのでうれしい。飲み物として彼女はレモネードを、マンモスマンはお察しのとおりビールをえらんだ。
「冷めないうちに食おうぜ」
「うん」
いただきます、とそれぞれ合掌する。マンモスマンはいかついナリをしているが、外見に反してにこういうところはキチンとしている。聞けばその作法は王位争奪戦で関西に投宿したときにおぼえたのだという。
彼女は彼のそういうギャップをとて気に入っているのだが、仮にも勇猛名をはせたこの格闘超人のプライドに傷をつけることになってはと、もちろん本人には伝えていない。
「ライブ、何時からだっけ?」
「まだ余裕だ。あわてて食うとハラ痛くするぞ」
このあと草原に設置されたステージで野外ライブがあり、それも今日の楽しみのひとつだった。スープをひとくち、バーガーをかじりつつポテトにも手をのばす。時と場合によっては眉をひそめる食べかただが、童心にかえったようでなんだか楽しい。
そろそろ腹がふくれてきたという頃あいで、とつぜん背後から子どもの歓声がきこえた。
「あーっ!ゾウさん!!」
二人はひとわたり会場の出店をひやかしたあと、それぞれ好みのフードとドリンクを買いもとめて草原に腰をおろした。ハンバーガー、フレンチフライ、バッファローウイング、クラムチャウダー、チリビーンズにコブサラダ。彼女ひとりでは一品食べるのがやっとなのだが、マンモスマンは「これくらい楽勝だ」と次々買いもとめた。おかげで色々な料理を楽しめるのでうれしい。飲み物として彼女はレモネードを、マンモスマンはお察しのとおりビールをえらんだ。
「冷めないうちに食おうぜ」
「うん」
いただきます、とそれぞれ合掌する。マンモスマンはいかついナリをしているが、外見に反してにこういうところはキチンとしている。聞けばその作法は王位争奪戦で関西に投宿したときにおぼえたのだという。
彼女は彼のそういうギャップをとて気に入っているのだが、仮にも勇猛名をはせたこの格闘超人のプライドに傷をつけることになってはと、もちろん本人には伝えていない。
「ライブ、何時からだっけ?」
「まだ余裕だ。あわてて食うとハラ痛くするぞ」
このあと草原に設置されたステージで野外ライブがあり、それも今日の楽しみのひとつだった。スープをひとくち、バーガーをかじりつつポテトにも手をのばす。時と場合によっては眉をひそめる食べかただが、童心にかえったようでなんだか楽しい。
そろそろ腹がふくれてきたという頃あいで、とつぜん背後から子どもの歓声がきこえた。
「あーっ!ゾウさん!!」
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