ここに分類不可の三題噺を置きます。

三題噺(もの思いの鳥、夏の終わりの朝、本棚の空白)

2025/10/02 09:06
夏の終わりを告げる、爽やかな朝。空気は澄んでいて、焼き殺すような日差しは鳴りをひそめ、暖かく世界を照らしている。やかましく鳴いていたカラスは仲間から返事を貰えず、ゴミ捨て場から去っていく。小鳥の鳴き声も色鮮やかに。朝だ。鳥たちは朝からもの思いにふけているのだろうか。誰かに向けてさえずっている。ふと、窓から目を離して部屋を見る。積んでしまった本を読むより、本棚の空白を埋めることを考えてしまう自分は、夏休みの宿題もこなせたことがなかった。でも、それでいいのだ。気が向いた時に、もの思いにふけるため、そこに置いてあるのだから。本棚の空白におかれた、鳥たちの置物。さあ、一緒に読書の秋に飛び込もうか!

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