ここに分類不可の三題噺を置きます。

三題噺(街灯、雨上がり、背中)

2025/09/02 13:47
電気に人類が見放されて幾星霜。街中で街灯の埃を払うのは、せめてもの罪滅ぼし、人間の反省アピール。馬鹿馬鹿しいと背中で笑い、雑巾を握りしめて街灯を擦る。アンティークな作りで、明かりが灯った夜、きっと雨上がりは最高のデートコースだったろうな。そんなロマンスは、もうこの星に訪れないのだ。なにもかもに見放されて、それでも無様に生き残った人類。ロマンスに見放されようとも、芽吹いて咲くは恋の花。なにを奪えば、人類は衰退するのだろうか。街灯は未来を照らさない。

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