ここに分類不可の三題噺を置きます。

三題噺(胃袋、雪明かり、レプリカ)

2025/08/29 08:54
レプリカの街を歩く。自分まで模倣品になる前に、ここを抜け出さなきゃならない。雪明かりにさらりと照らされる魔の時刻11時、その明かりの繊細さに立ち止まりたくなる。空を見上げれば、俺の呼吸が白くたちのぼる。胃袋はとうにからっぽになっている。この街のものを口にしたら、おそらくもう出られないってよくある話が、怖くて仕方なかった。
「いつまで、どこまで」
タイムリミットもゴールテープも、どこにあるのか分からないし、いつからここにいるかすら分からない。ただただ、日付が変わったらまずい気がして、最後の力を振り絞った。

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