コライドン一派、洞窟にて誕生!

洞窟前、どこまでも砂地と海が続いている海岸線。シロデスナはコライドンが「この景色が好きだ」と言ってくれたのが嬉しかった。自分が「コライドンの作った砂の城」ではなくとも、コライドンの側にいるのは楽しい。
砂浜に茶色くて小さなポケモンが迷い込んでいた。シロデスナは砂の中を潜り進んで、ミミロルに話しかけた。
「どうしたん?迷子かな?」
「お母さんと喧嘩して、お家飛び出して……ここがどこなのか分からないの」
「それは大変ですなぁ」
シロデスナはミミロルの足跡を見て、指を指した。
「この足跡、消さないように辿っていけば、少しはお家に近づくでよ」
「!!ほんとだ」
「お家の前までは送れないけど、砂があるうちは側にいるから」
シロデスナはミミロルを連れて、海岸線を歩く。途中ミミロルが転びそうなのを助けた。ミミロルはシロデスナがパンチすると形が変わるのを面白がった。
「こらこら。あんま意地悪しないでけろ」
「うん、ごめんなさい」
かなり歩いて、森が近いエリアに来た。シロデスナはちょっと寂しい。ミミロルは心細そうだった。
「ここまでしか送れんけど……母ちゃんと仲直り出来るとええな」
「うん」
ミミロルがありがとうを伝える前に、甲高い鳴き声がした。メガミミロップが走ってきて、ミミロルを抱える。
「あんたこんな遠くまで来て!心配したのよ!」
「うん、ごめんなさい母さん」
メガミミロップはシロデスナを見下ろすと睨みつけた。シロデスナは驚いて肩を揺らす。身体から砂が溢れた。
「貴方、どういうつもり?うちの子をどうしようとしたの」
シロデスナは自分のことをじめんタイプと思っているが、ゴーストタイプの側面がある。弁明する気もなかったから、すごすごミミロルの足跡を辿って帰ろうとした。
「おじちゃん、ありがとう!」
背中でミミロルの声がする。安心して元気になった声。シロデスナは、それが聞けてよかったなと思った。日が暮れる前に、お家に帰ろう。仲間たちを思い浮かべて、シロデスナも安心したため息が出た。ミミロルの足跡は、まだ残って続いている。
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