コライドン一派、洞窟にて誕生!

コライドンは地下水脈の流れる、清らかな洞窟で目を覚ました。
コライドン「……ここは」
ゴルーグ「あ、おはようございますコライドンさん。気分はいかがですか?」
コライドン「……頭が重い」
ゴルーグ「それは生物工学的に元々頭が重いんだと思いますよ」
コライドン、ゴルーグのテンポについていけずに呆然とする。コライドンの呼吸音が響いて跳ね返る。天井の隙間から、僅かに陽が入る。
ゴルーグ「いやね、あなた太古の人類に災厄扱いされてね、ここに封印されたんですよ。で、私ここで見張りを命じられたんですけど、流石に飽きちゃって。もう人間も忘れてる頃だしいいかなーと思って、封印解いちゃいました」
コライドン「……本当にそれでいいのかお前は」
ゴルーグ「わたくし、ゴルーグと言います!ここでの暮らし、本当に窮屈で。先祖代々からイシズマイの成長を見守ることくらいしかやることなくて」
コライドン「わりと意義もあって平和では?」
イシズマイ1「あ、ゴルーグのおじちゃーん!」
イシズマイ2「今日は外の砂場でコライドンごっこしようよー」
ゴルーグ「いいね!わたくし、イシズマイを追いかける役やります!」
コライドン「なに?コライドンごっこって鬼ごっこなの?」
3匹が洞窟の外へ走っていくので、コライドンは身体を起こしてみた。寒い、身体が冷え切っている。仕方がない、自分も追いかけて外へ出るか……急な日差しが、コライドンの目を焼いた。瞬きを繰り返すと、見渡す限り海と砂地しかない。ゴルーグとイシズマイは追いかけっこをして遊んでいる。コライドンの足元から、砂が飛び出す。
コライドン「!?なんだお前は」
シロデスナ「おら、シロデスナ。ずっとずっーと昔、コライドンが砂遊びで作った城がおらになったって聞く」
コライドン「……誰から?」
シロデスナ「ゴルーグはんから」
コライドン「それ絶対嘘じゃないか!」
シロデスナ「あら、そうなんか?残念……」
シロデスナがしょんぼりとするので、ちょっと可哀想になり、コライドンは弁明を考えた。
コライドン「…………砂地を好んで、生活していたような気がする」
シロデスナ「そうなんでっか?」
コライドン「そうだな……火山が近くにあって、森を抜けると海があって……坂の多い土地だった。駆け回るのが好きだった」
コライドンは少しずつ、昔の生活を思い出した。シロデスナもイシズマイも、そこで生活していたような気がしてきた。
ケケンカニ「いやーわし、ゴルーグさんが旅行に来た時寒い土地から連れて来られたんだけど、こっかぁ暑いねぇ。そんな暑くないからって言われたんだけどねぇ」
コライドン「あいつ俺の封印の守護、最初からサボってるじゃねぇか!!」
突然現れたケケンカニだが、コライドンを差別するわけでもなく、怒ったらいかんと、その2本の腕でコライドンの肩叩きをするのであった。ここに、奇妙な一行の物語が始まったのである。
ゴルーグ「いやぁ、やっぱり生活に潤いって必要ですよね!」
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