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はじめまして、フリーオペレーターの檜佐木美代です。こないだ昼食中に、嵐山君に「網代隊と模擬戦をやってみたいなぁ」と言われました。嵐山君の折角のお願いなので、私は頑張って皆のシフトを調整。本日限定、網代隊復活です!
「久々だな、この感じ」
「やるからには勝ちたいですね」
「うんうん! 小林頑張りますよ~」
皆の準備は万端。私もオペレートに気合いが入る。嵐山隊が選んできたMAPは市街地C。ふむ、無難に狙撃手有利のMAPだ。恵ちゃんの顔がゆがんでいる。本当にこの子は狙撃手嫌いだな。
「よし、いっちょやるぜ! 頼んだぞお前ら」
網代さんの一言に皆で頷く。転送まで、3、2、1。
転送位置はばらばら。
「どうします、網代さん。合流しますか? それとも高台取ります?」
「合流優先、佐鳥は後回しでもいいだろ」
「了解。最短ルートオペレートしますね」
MAPの中腹位で合流出来るように指示を出す。嵐山隊も、佐鳥君以外は同んなじような位置に集まってきている。
「……私が切り込みます。サポートお願いします」
住宅の影に網代さんとひゃこちゃんが待機して、恵ちゃんは嵐山隊に突撃する。さて、と。
「美代、視覚共有!」
「了解です」
ここからが、オペレーターの腕の見せ所だ。恵ちゃんの視覚情報を、網代さんに共有する。
「追跡弾」
恵ちゃんの視覚情報から、網代さんが視線誘導の追跡弾を放つ。相変わらず、いい火力してるなあ。嵐山君はシールドで耐えながら、恵ちゃんの剣撃を避ける。
「木虎、網代さんを止めてくれ」
「了解です!」
どうやら、木虎ちゃんが網代さんを取りに来るみたい。
「ひゃこ、カバーしろ。出来れば、木虎を孤立させろ」
「あいあいさー」
ひゃこちゃんが木虎ちゃんと対峙する。スコーピオンの連続攻撃で、民家の中に木虎ちゃんを追いやった。
「やっほー木虎ちゃん。お姉さんと遊ぼ?」
「……お手柔らかにお願いします」
ひゃこちゃんの方を気にかけながら、恵ちゃんのサポートをする。嵐山隊のクロスファイヤを上手くしのぎながら、切り込む姿はまるで修羅だ。嵐山君を集中して狙うけど、時枝君のサポートが厄介だな。
「いい連携だね。やりにくい」
珍しく恵ちゃんが褒める。嵐山君は誇らしげだ。
「恵ちゃん、多分そろそろくるよ」
「!!」
ガキィィン、シールドとイーグレットの弾が衝突する。両防御なら、シールドは割れない。
「うっそ、なんで!?」
「佐鳥君、みっけ」
撃つならこのタイミングだと思ったよ。さて、遥ちゃんはオペレート能力高いから、先読みさせてもらうよ。
「佐鳥君の逃走ルート、逆算して表示しますね」
「頼む。恵、俺は佐鳥を取りにいく。しのげるな?」
「勿論です」
「充、賢をカバーするぞ」
「了解です」
一斉に場が動き出す。網代さんはバッグワームを起動した。
「私から逃げようなんて、いい度胸だね」
一瞬。時枝君がカバーに気を取られている瞬間に、恵ちゃんが旋空孤月の2連撃を叩き込んだ。シールドごと、時枝君を切り伏せる。
「充!」
「すいません、嵐山さん」
緊急脱出!
よし、これで嵐山君はカバーには入れない。じりじりと恵ちゃんは嵐山君を追い詰める。
「よお、佐鳥。どこ行くんだ?」
「なんで網代さんいんの!?」
佐鳥君の逃げ道も予想通りだったようだ。なす術もなく、網代さんに狩られる。
緊急脱出!
だいぶダメージを負っているが、恵ちゃんは引かず攻撃の手は休めない。嵐山君はじわじわ削られていく。
「……!!」
テレポートからの両攻撃。でも、それはシールドで防がれた。
「隙あり」
振り向き様、恵ちゃんの旋空孤月が嵐山君にクリーンヒットした。嵐山君はパキパキとひび割れていく。
緊急脱出!
緊急脱出!
嵐山君と同時に、ひゃこちゃんが緊急脱出する。どうやら、木虎ちゃんが勝ったようだ。
「炸裂弾!」
網代さんが容赦無く木虎ちゃんに向けて、炸裂弾をお見舞いする。爆炎の中から木虎ちゃんが出てくる。右腕は切り落とされていた。
「くっ……!」
「両追跡弾!」
うわあ、えげつない火力。シールドごと、木虎ちゃんを削りきった。
緊急脱出!
ふーっ、終わった。久しぶりのがっつりしたオペレートにどっと疲れが出た。けれど、充足感に満たされて、自然と笑顔になった。
「いやあ、強いな網代隊は! 色々勉強になりました、ありがとうございます」
ブースから出ると、嵐山君が笑顔で挨拶に来た。いつ見ても笑顔が爽やかで眩しい。
「あの、オペレート先回りされっぱなしで、その、凄かったです」
遥ちゃんからもお褒めに預かり、私は大変満足です。やっぱりたまには、網代隊でオペレートしたいな。
「久々だな、この感じ」
「やるからには勝ちたいですね」
「うんうん! 小林頑張りますよ~」
皆の準備は万端。私もオペレートに気合いが入る。嵐山隊が選んできたMAPは市街地C。ふむ、無難に狙撃手有利のMAPだ。恵ちゃんの顔がゆがんでいる。本当にこの子は狙撃手嫌いだな。
「よし、いっちょやるぜ! 頼んだぞお前ら」
網代さんの一言に皆で頷く。転送まで、3、2、1。
転送位置はばらばら。
「どうします、網代さん。合流しますか? それとも高台取ります?」
「合流優先、佐鳥は後回しでもいいだろ」
「了解。最短ルートオペレートしますね」
MAPの中腹位で合流出来るように指示を出す。嵐山隊も、佐鳥君以外は同んなじような位置に集まってきている。
「……私が切り込みます。サポートお願いします」
住宅の影に網代さんとひゃこちゃんが待機して、恵ちゃんは嵐山隊に突撃する。さて、と。
「美代、視覚共有!」
「了解です」
ここからが、オペレーターの腕の見せ所だ。恵ちゃんの視覚情報を、網代さんに共有する。
「追跡弾」
恵ちゃんの視覚情報から、網代さんが視線誘導の追跡弾を放つ。相変わらず、いい火力してるなあ。嵐山君はシールドで耐えながら、恵ちゃんの剣撃を避ける。
「木虎、網代さんを止めてくれ」
「了解です!」
どうやら、木虎ちゃんが網代さんを取りに来るみたい。
「ひゃこ、カバーしろ。出来れば、木虎を孤立させろ」
「あいあいさー」
ひゃこちゃんが木虎ちゃんと対峙する。スコーピオンの連続攻撃で、民家の中に木虎ちゃんを追いやった。
「やっほー木虎ちゃん。お姉さんと遊ぼ?」
「……お手柔らかにお願いします」
ひゃこちゃんの方を気にかけながら、恵ちゃんのサポートをする。嵐山隊のクロスファイヤを上手くしのぎながら、切り込む姿はまるで修羅だ。嵐山君を集中して狙うけど、時枝君のサポートが厄介だな。
「いい連携だね。やりにくい」
珍しく恵ちゃんが褒める。嵐山君は誇らしげだ。
「恵ちゃん、多分そろそろくるよ」
「!!」
ガキィィン、シールドとイーグレットの弾が衝突する。両防御なら、シールドは割れない。
「うっそ、なんで!?」
「佐鳥君、みっけ」
撃つならこのタイミングだと思ったよ。さて、遥ちゃんはオペレート能力高いから、先読みさせてもらうよ。
「佐鳥君の逃走ルート、逆算して表示しますね」
「頼む。恵、俺は佐鳥を取りにいく。しのげるな?」
「勿論です」
「充、賢をカバーするぞ」
「了解です」
一斉に場が動き出す。網代さんはバッグワームを起動した。
「私から逃げようなんて、いい度胸だね」
一瞬。時枝君がカバーに気を取られている瞬間に、恵ちゃんが旋空孤月の2連撃を叩き込んだ。シールドごと、時枝君を切り伏せる。
「充!」
「すいません、嵐山さん」
緊急脱出!
よし、これで嵐山君はカバーには入れない。じりじりと恵ちゃんは嵐山君を追い詰める。
「よお、佐鳥。どこ行くんだ?」
「なんで網代さんいんの!?」
佐鳥君の逃げ道も予想通りだったようだ。なす術もなく、網代さんに狩られる。
緊急脱出!
だいぶダメージを負っているが、恵ちゃんは引かず攻撃の手は休めない。嵐山君はじわじわ削られていく。
「……!!」
テレポートからの両攻撃。でも、それはシールドで防がれた。
「隙あり」
振り向き様、恵ちゃんの旋空孤月が嵐山君にクリーンヒットした。嵐山君はパキパキとひび割れていく。
緊急脱出!
緊急脱出!
嵐山君と同時に、ひゃこちゃんが緊急脱出する。どうやら、木虎ちゃんが勝ったようだ。
「炸裂弾!」
網代さんが容赦無く木虎ちゃんに向けて、炸裂弾をお見舞いする。爆炎の中から木虎ちゃんが出てくる。右腕は切り落とされていた。
「くっ……!」
「両追跡弾!」
うわあ、えげつない火力。シールドごと、木虎ちゃんを削りきった。
緊急脱出!
ふーっ、終わった。久しぶりのがっつりしたオペレートにどっと疲れが出た。けれど、充足感に満たされて、自然と笑顔になった。
「いやあ、強いな網代隊は! 色々勉強になりました、ありがとうございます」
ブースから出ると、嵐山君が笑顔で挨拶に来た。いつ見ても笑顔が爽やかで眩しい。
「あの、オペレート先回りされっぱなしで、その、凄かったです」
遥ちゃんからもお褒めに預かり、私は大変満足です。やっぱりたまには、網代隊でオペレートしたいな。