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私、早乙女あきは華の高校2年生だ。界境防衛機関ボーダーに所属する正隊員で、ポジションは一応狙撃手。学校の成績は中の上くらい、顔も中の上くらい。自分で言うのもなんだけど、なかなかにイケてると思うよ。
そんな私は今、缶コーヒーを片手にボーダーの基地をうろうろしている。私はコーヒーなんて飲めない。
「あ!」
喫煙室から出てきた、大好きな人。
「諏訪さーん! おっ疲れさまでーすっ!」
「うおっ!」
私の全身全霊アタックはかわされ、抱きつこうとした両腕は空を切った。
「もーなんでよけるんですか?」
「あのな、女の子がほいほい男に抱きつくんじゃねぇよ」
「諏訪さんだけですよ? ギブミーハグ!」
「断る」
諏訪さんは呆れた様に溜め息を吐く。そんな貴方も素敵です。
「えへへ、諏訪さん差し入れです」
「お、おう。気ぃ使わなくていいんだぞ、俺は年上だ」
「私が諏訪さんにしてあげたくてやってるんです。気にしないでください」
「…………本当、お前頑固な」
そう言いながら諏訪さんは缶コーヒーに口をつけた。だって、大好きな人には尽くしたい。いくら諏訪さんでも、そこだけは譲れないのだ。
「諏訪さん、昨日のランク戦もかっこよかったです」
「おー、お前んとこも最近調子いいよな」
「はい! 頑張って上位行くんです」
「いいじゃねぇか。頑張れよ」
「ねえ、諏訪さん。うちの隊が上位入りしたら、付き合ってくれます?」
「それとこれとは、別だ」
「えー、じゃあデート!」
「あー……考えとく」
諏訪さんは照れ臭そうに頬を掻く。かわいい。そしてかっこいい。照れてるってことは、自惚れてもいいだろうか。心はふわふわと幸せに包まれる。周りには脈なしだとか、期待薄いだとか言われるけど、私はこの恋を諦める気はない。
「じゃ、俺戻るから。またな」
「!!は、い」
頭をぽんぽんと撫でられる。ずるいなぁもう。ますます好きになるじゃないですか。諏訪さんは手をひらひらさせて去っていく。また明日も会えたらいいなぁ。
そんな私は今、缶コーヒーを片手にボーダーの基地をうろうろしている。私はコーヒーなんて飲めない。
「あ!」
喫煙室から出てきた、大好きな人。
「諏訪さーん! おっ疲れさまでーすっ!」
「うおっ!」
私の全身全霊アタックはかわされ、抱きつこうとした両腕は空を切った。
「もーなんでよけるんですか?」
「あのな、女の子がほいほい男に抱きつくんじゃねぇよ」
「諏訪さんだけですよ? ギブミーハグ!」
「断る」
諏訪さんは呆れた様に溜め息を吐く。そんな貴方も素敵です。
「えへへ、諏訪さん差し入れです」
「お、おう。気ぃ使わなくていいんだぞ、俺は年上だ」
「私が諏訪さんにしてあげたくてやってるんです。気にしないでください」
「…………本当、お前頑固な」
そう言いながら諏訪さんは缶コーヒーに口をつけた。だって、大好きな人には尽くしたい。いくら諏訪さんでも、そこだけは譲れないのだ。
「諏訪さん、昨日のランク戦もかっこよかったです」
「おー、お前んとこも最近調子いいよな」
「はい! 頑張って上位行くんです」
「いいじゃねぇか。頑張れよ」
「ねえ、諏訪さん。うちの隊が上位入りしたら、付き合ってくれます?」
「それとこれとは、別だ」
「えー、じゃあデート!」
「あー……考えとく」
諏訪さんは照れ臭そうに頬を掻く。かわいい。そしてかっこいい。照れてるってことは、自惚れてもいいだろうか。心はふわふわと幸せに包まれる。周りには脈なしだとか、期待薄いだとか言われるけど、私はこの恋を諦める気はない。
「じゃ、俺戻るから。またな」
「!!は、い」
頭をぽんぽんと撫でられる。ずるいなぁもう。ますます好きになるじゃないですか。諏訪さんは手をひらひらさせて去っていく。また明日も会えたらいいなぁ。