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またやっちゃった……。どうして私はこうなんだろう。頭の中は、昨日の任務でのミスでいっぱいだ。私のサポートが遅れたから、早乙女隊長が緊急脱出しかけたんだ。今年の春から晴れてB級に上がった私を、早乙女隊は快く受け入れてくれた。けれど、実戦は想像以上に難しくて、私は隊の足手まといだよ……。ため息をついて、学校の廊下を移動する。
「あきちゃん! まーた眉間にシワが寄ってるよっ!」
「ひゃあっ!!」
急に肩を叩かれてびっくりする。振り向くと、佐鳥くんがピースをしてきた。笑顔が眩しいよ。
「う、後ろから来たんだから、眉間にシワ寄ってるかなんて分かんないよね?」
「いーや! あきちゃんの背中見たら分かる。また考え事してたでしょー。なになに? なに悩んでるの?」
私そんなに考え事してますってオーラ出てるのかな。だとしたら申し訳ない。佐鳥くんはにこにこと私の返事を待ってくれている。
「えっと、昨日また連携ミスしちゃって……」
「ミスなんて誰でもあるって。まだB級に上がったばっかりなんだし、考えすぎだよ」
佐鳥くんはいつも明るくて優しい。私も、こんな風になれたらいいのにな。
「でも、いつまでも足を引っ張るわけにはいかないよ」
「んー……。残念ながら、佐鳥じゃ攻撃手の動きは教えられないんだよね。誰か、師匠を探したらいいんじゃない?」
師匠を見つける、か。それはいいかもしれない。でも、私に見つけられるかな。
「なんだったら、俺が誰か紹介しようか?」
思わず、お願いしそうになる。ダメダメ、いくら佐鳥くんが優しいからって、そこまで甘えるわけにはいかない。彼はとっても忙しいのだから。
「うううん。自分で探してみるよ」
「そっか。いい奴が見つかるといいね。じゃあ俺、これから体育だから!」
下駄箱に走る佐鳥くんに頭を下げる。師匠、師匠……。勇気を出して、声をかけなくちゃ。
「あきちゃん! まーた眉間にシワが寄ってるよっ!」
「ひゃあっ!!」
急に肩を叩かれてびっくりする。振り向くと、佐鳥くんがピースをしてきた。笑顔が眩しいよ。
「う、後ろから来たんだから、眉間にシワ寄ってるかなんて分かんないよね?」
「いーや! あきちゃんの背中見たら分かる。また考え事してたでしょー。なになに? なに悩んでるの?」
私そんなに考え事してますってオーラ出てるのかな。だとしたら申し訳ない。佐鳥くんはにこにこと私の返事を待ってくれている。
「えっと、昨日また連携ミスしちゃって……」
「ミスなんて誰でもあるって。まだB級に上がったばっかりなんだし、考えすぎだよ」
佐鳥くんはいつも明るくて優しい。私も、こんな風になれたらいいのにな。
「でも、いつまでも足を引っ張るわけにはいかないよ」
「んー……。残念ながら、佐鳥じゃ攻撃手の動きは教えられないんだよね。誰か、師匠を探したらいいんじゃない?」
師匠を見つける、か。それはいいかもしれない。でも、私に見つけられるかな。
「なんだったら、俺が誰か紹介しようか?」
思わず、お願いしそうになる。ダメダメ、いくら佐鳥くんが優しいからって、そこまで甘えるわけにはいかない。彼はとっても忙しいのだから。
「うううん。自分で探してみるよ」
「そっか。いい奴が見つかるといいね。じゃあ俺、これから体育だから!」
下駄箱に走る佐鳥くんに頭を下げる。師匠、師匠……。勇気を出して、声をかけなくちゃ。