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キーンコーンカーンコーン。授業の終了を告げるチャイムがなる。なんか、今日は昼休みまでが長く感じたな。
「米屋、昼は?」
「今日購買」
「オッケー、一緒に行くわ」
購買へ向け、米屋と肩を並べて歩きだす。購買前は大変混雑していた。
「米屋、なに買うの?」
「カレーパンとホットドッグ」
「分かった。これでウーロン茶買っといて」
「りょーか~い」
手分けして目的の物を購入し、来た道を戻る。途中、見覚えのある少女がこちらをじっと見ているのに気づく。
「……ごめん、先に教室帰ってて」
「? おー。」
米屋が完全にこちらに背を向けたことを確認し、少女の元へ向かう。少女は軽くお辞儀をした。
「あの、手紙は渡してもらえましたか?」
「うん、朝渡しといたよ」
まだ読んでないと思うけど。それは態度に出ないように気をつけた。
「ありがとうございます。……その、どんな反応でした?」
「うん? どうって……」
めっちゃ反応に困るな。どう表現したものか。
「……嬉しそうには、してたかな?」
「……早乙女先輩はなんとも思わないんですか?」
「へ?」
急になにを言い出すんだこの子は。昨日とは打って変わって、挑戦的な目で私を見ている。なにこれ。
「早乙女先輩と米屋先輩ってどういう関係なんですか?」
「どういう関係って……普通に友達だけど、」
「付き合ってたりしてないんですか?」
少女はずいずい詰め寄ってくる。ちょっと待ってくれ、なんでお願い事を聞いたのにこんなに追い詰められなくちゃならないんだ。
「いやいや、そんなんじゃないから!」
「……私、先輩には負けません! 失礼します!」
もう一度お辞儀をすると、名前も覚えていない後輩ちゃんは去っていった。私はしばらく呆然としてしまった。
教室に戻ると出水が来ていて、先に昼ご飯を食べ始めていた。出水は勝手に私の席に座っている。
「ただいまー」
「遅かったじゃん。どうした?」
「んーちょっと、ね」
米屋が席を半分開けてくれたので、そこに座る。身体半分が米屋にくっついて暑いけど、気にはしない。サンドイッチを頬張りながら、先ほど言われた台詞を思い返す。
(早乙女先輩と米屋先輩ってどういう関係なんですか?)
「ねえ、米屋」
「あ? どした?」
「私と米屋ってどういう関係なのかなあ」
「ぶっ!」
何故か出水が吹き出した。汚い。ティッシュを出水に手渡し、じっと米屋の答えを待つ。
「関係? んー……相棒?」
「あーそれ、しっくりくるわ」
なるほど。相棒か。妙に納得してすっきりした。
「だははははは! マジか!」
なんで出水は大笑いしてんだろう。
「なに笑ってんの?」
「いやっ、だってお前ら、はははははは!」
出水は遂には机に突っ伏してひーひー言い出した。意味が分からん。米屋を見れば呆れた様な表情をしていて、
「あー……気にしなくていいぜ、多分」
と言われた。まあ、米屋が気にするなって言うなら、気にしないでおいておこう。
「米屋、昼は?」
「今日購買」
「オッケー、一緒に行くわ」
購買へ向け、米屋と肩を並べて歩きだす。購買前は大変混雑していた。
「米屋、なに買うの?」
「カレーパンとホットドッグ」
「分かった。これでウーロン茶買っといて」
「りょーか~い」
手分けして目的の物を購入し、来た道を戻る。途中、見覚えのある少女がこちらをじっと見ているのに気づく。
「……ごめん、先に教室帰ってて」
「? おー。」
米屋が完全にこちらに背を向けたことを確認し、少女の元へ向かう。少女は軽くお辞儀をした。
「あの、手紙は渡してもらえましたか?」
「うん、朝渡しといたよ」
まだ読んでないと思うけど。それは態度に出ないように気をつけた。
「ありがとうございます。……その、どんな反応でした?」
「うん? どうって……」
めっちゃ反応に困るな。どう表現したものか。
「……嬉しそうには、してたかな?」
「……早乙女先輩はなんとも思わないんですか?」
「へ?」
急になにを言い出すんだこの子は。昨日とは打って変わって、挑戦的な目で私を見ている。なにこれ。
「早乙女先輩と米屋先輩ってどういう関係なんですか?」
「どういう関係って……普通に友達だけど、」
「付き合ってたりしてないんですか?」
少女はずいずい詰め寄ってくる。ちょっと待ってくれ、なんでお願い事を聞いたのにこんなに追い詰められなくちゃならないんだ。
「いやいや、そんなんじゃないから!」
「……私、先輩には負けません! 失礼します!」
もう一度お辞儀をすると、名前も覚えていない後輩ちゃんは去っていった。私はしばらく呆然としてしまった。
教室に戻ると出水が来ていて、先に昼ご飯を食べ始めていた。出水は勝手に私の席に座っている。
「ただいまー」
「遅かったじゃん。どうした?」
「んーちょっと、ね」
米屋が席を半分開けてくれたので、そこに座る。身体半分が米屋にくっついて暑いけど、気にはしない。サンドイッチを頬張りながら、先ほど言われた台詞を思い返す。
(早乙女先輩と米屋先輩ってどういう関係なんですか?)
「ねえ、米屋」
「あ? どした?」
「私と米屋ってどういう関係なのかなあ」
「ぶっ!」
何故か出水が吹き出した。汚い。ティッシュを出水に手渡し、じっと米屋の答えを待つ。
「関係? んー……相棒?」
「あーそれ、しっくりくるわ」
なるほど。相棒か。妙に納得してすっきりした。
「だははははは! マジか!」
なんで出水は大笑いしてんだろう。
「なに笑ってんの?」
「いやっ、だってお前ら、はははははは!」
出水は遂には机に突っ伏してひーひー言い出した。意味が分からん。米屋を見れば呆れた様な表情をしていて、
「あー……気にしなくていいぜ、多分」
と言われた。まあ、米屋が気にするなって言うなら、気にしないでおいておこう。