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376.【相手不確定】
「一方的な憧れを恋というのだと思うのよ」
それは最近知った真実。
「じゃあいいとこも悪いとこも、全部知って受け止めたいと思えるのは愛か」
「そうなるんじゃないかな」
そう認識を確認しあったあと、貴方は優しく「愛してる」と言った。
憧れが崩れ去った先に求めていたものがある
377.【荒船】「出穂ちゃんから借りたのー」
そう言って頭に猫を乗せた彼女。
「可愛いよねーにゃあ!」
「おま……」
「??」
「っ、なんでも。可愛いな、猫が!」
猫を強調されて不思議な顔をする彼女に、顔真っ赤な彼。
猫よりお前のが可愛い、が言いたいけど上手くいかない。
378.【荒船】電話をしながら眠りにつくのが最近の習慣。どちらが先に寝るか、なんとなくいつも競い合って。
「そろそろ眠いだろ、寝ろよ」
「哲次こそ」
だんだん互いの呼吸がゆっくりになって口数が減る。
「明日、も。俺んとこ、来いよ」
それを最後の言葉に寝息が聞こえる。今夜は私の勝ちだ。
379.【当真】「当真、あげる」
本部のソファで寝そべる頭にぽん、とチョコを置いた。1度受け取ると、彼はこちらにチョコを差し返した。
「 いらないの?」
「いや、」
当真はすっと立ち上がるとぽん、と私の頭にチョコを贈った。
「ホワイトデーまで待てない気がしてよ。お前のこと、好きだからさ」
380.【荒船】女の子でも何かとチョコはもらう。誕生日なら尚更。机に頂いたチョコを並べて幸せな気分に浸っていたら、横からぽいっとチョコが追加された。顔を向ければ、真っ赤な顔の哲次。
「誕生日だろ」
「あ、うん」
「買うの恥ずかしかったんだからな」
素直に言葉が出てこない君が好き
381.【奈良坂】チョコの香りに包まれる日。私を見つけるなり、
「チョコを渡してもらおうか」
「本当に透君チョコ好きだね?」
もはやチョコヤクザである。ちょっとだけ特別なチョコを渡せば、ふわっと微笑む。本当に君って王子様のよう
まあ、チョコを強請るのなんてお前だけなんだがな
382.【王子】「ねえ、なに聞いてるの?」
反応はない。
「僕はね、クラシックだとショパンとか好きだよ」
ぼっーとどこか一点を見つめる少女。
「ストップ、イヤフォンストップ」
「わあ!!」
急に耳から音が消えて困惑する。
「ちょっと僕の話聞いてよ?」
「聞くから背後から来ないで!」
383.【二宮】「今日のランク戦、見てろ」
そんなこと言われなくてもいつも見てるんだけど。いつも通りのタイムアップ、かと思ったら。
『おおーっと? ここで二宮隊長が攻める!』
驚く観衆、負傷しながらも他隊を全滅させて見せる。カメラ越しに目が合う。唇はおめでとうと動き弧を書いた
384.【二宮】「あのー二宮さん?」
今日を私の誕生日と知った二宮さんは黙って俯いてしまった。おろおろしてると
「俺はそんなに頼りないか?」
「……?」
「言ってもらえないと分からない、何事もな」
寂しげな瞳にドキリとする。ふっとその表情は消えて
「それじゃ、祝いに焼肉でも行くか」
385.【迅】「ねえ、最後に笑ったのいつ」
「……なんだよ急に」
幼馴染は責めるように俺を見る。
「そんな心配な顔すんなよ」
「してない」
「強がりだな」
眉を寄せるあきを見れば、安心させようと笑ってしまう。
「じゃあ、あきが笑わせてよ」
そう言えば、むにっと無理やり頬を引き上げられた
386.【迅】いつも通り街中のパトロール中。
「……!?」
急に見えたあいつの幸せそうだけどちょっと淋しそうな顔。それから視野が広がっていって、パーティが開かれているのが分かった。
「しまった!!」
なんでこんな大事な日忘れるかなぁ。慌てて駆け出して、現場に飛び込みに行った
387.【嵐山】「1日俺を独り占め……? そんなのでいいのか?」
「それがいいんです!」
お仕事の関係でお祝いがずれ込んだ誕生日。嵐山さんは困った顔で、それでもお願いを聞いてくれた。
「花束くらい、贈らせてくれよな」
はにかみながら持った大きな花束は、私にだけ贈られる特別なもの
388.【王子】君が死ぬなんていう悪夢を見た。間近で鮮やかに、儚く散る。
「ちょっと、黙って頬つままないで」
血色のいい肌はあれは夢でまやかしだと教えている。けれど。
「……君の最期にはなんでもひとつ願いを聞いてあげるよ」
「なんの話?」
君の最期まで、一生付き合うと誓おう
389.【犬飼】「ねえ」
その一言の声色で、澄晴の機嫌はだいたい分かる。甘えたいのか不満があるのか、眠たいのか。
「うん」
きっと私のこの返事で、澄晴も私の気分を感じ取っている。そっと引き寄せられて、頭を優しく撫でられる。ずっと一緒にいた影響で奇跡でもなんでもないけど、
390.【影浦】「だぁーむず痒い!」
頭を掻きながら、カゲはため息を吐いた。私がにこっーと笑みを深くすれば、呆れたようにわしゃわしゃと頭を撫でる。
「期待してもなんもねーぞ」
「嘘ー」
「……どんどん渡し辛くなんだろーが」
視線を外すと同時に渡された贈り物。
「ほら、おめでとーな」
391.【村上】「困っちゃったな」
なにも食べずにうずくまる私にお手上げだと苦笑する彼。
「なあ、どうしたら元気だしてくれる? あきが元気ないと、俺も元気なくなっちゃう」
「知らない」
「困ったなー」
しゃがみ込み私を抱え込むとぽんぽんと背中を叩く。
「いつでも味方だから、ね?」
392.【生駒】「なんや元気ないな!? 」
「……」
ぶすーっとむくれて視線を反らせば、いよいよ彼は慌て出した。
「え、俺なんかしたか? ほんまどうしたん?」
「別にー」
「ほ、ほら! イコさんの胸に飛び込んでこい?」
じとーっと見れば、
「辛い時くらい甘えーや」
雑に頭を撫でる手
393.【緑川】いつも通りの朝が来た。こんな朝早くにチャイムの鳴る音。不審なので無視していたが、一向に鳴り止まない。
「もう誰……!」
根負けして玄関を開けると。
「あきちゃん! お誕生日おめでとう!」
満面の笑みの後輩がいた。
「えっ駿君、学校は?」
「このままサボろっかな!」
394.【荒船】勉強の合間のお茶会。
「ちょちょ、ストップ!」
普段はブラックでも飲むくせに大量の砂糖を投入する哲次。
「なんだよ」
「砂糖入れすぎ」
「別にいいだろ」
心なしか不機嫌でストレス溜まっているのが分かる。
「あんま無理しちゃダメだよ?」
抱きしめてあげれば慌てる照れ屋さん
395.【三輪】「あき、」
呼び止められて振り向けば、そわそわした貴方がいた。目を合わせると一瞬怯えた顔になったけど、瞬きして開けばいつもの顔。
「ホワイトデーのお返し、用意したんだが」
差し出されたのは2つの袋。
「マカロンとキャンディ、どっちがいい」
ひょっとして確信犯?
396.【王子】「ねえ」
ぽんと肩に手を置かれて見返れば、ニコニコ顔の王子君。
「あき、これお返しだよ」
「あ、あげてないけど」
「嘘」
笑みを深くする瞳は底知れない。
「僕が君からの贈り物、分からないとでも思った?」
バレンタインは名前を書かずに渡したはずなのに。敵わないなぁ
397.【寺島】「好きでしょ、イチゴ味」
そう言って渡されたのはピンクのお菓子。
「好きだけど……」
なんで分かったの、と目で訴えれば
「それくらい、ずっと見てたら分かるけど」
隊員とエンジニア、そんな一緒にはいないはずなのに。
「……なんだよ」
ねぇずっとってそれはいつからですか?
398.【水上】「お返しちょーだい!」
「自分から言うなや」
だって言わないといつまで経ったってくれないじゃない。照れる彼をむーっと睨めば
「はいはい、ちゃんと用意してあるって」
ほいっと渡されたお菓子に目を輝かせたら、引き寄せられてちゅっと唇が触れる。
「お返しは倍返しやろ?」
399.【荒船】「何ふてくされてんだ」
「別にー」
哲次からのお返しは、他の子と同じお菓子だった。たくさんもらったから、お返しも大変なんだろうとは思うけどモヤモヤ。
「出かけんぞ」
「え」
「お前へのホワイトデーがこれで終わりなわけねぇだろ」
にっと笑うと
「早くしねぇと置いてくぞ」
400.【迅】「どこ行ったのかなあいつ……」
しょっちゅう読み逃すあの子。理由は簡単。子供のままなんだ。心当たりを探せば河原で何かを一生懸命探す姿を見つけた。
「あっ迅!」
目が合えば子犬のように駆け寄り
「これあげる!」
と花冠を乗せられた
世界を敵にしても私だけは貴方の味方よ
「一方的な憧れを恋というのだと思うのよ」
それは最近知った真実。
「じゃあいいとこも悪いとこも、全部知って受け止めたいと思えるのは愛か」
「そうなるんじゃないかな」
そう認識を確認しあったあと、貴方は優しく「愛してる」と言った。
憧れが崩れ去った先に求めていたものがある
377.【荒船】「出穂ちゃんから借りたのー」
そう言って頭に猫を乗せた彼女。
「可愛いよねーにゃあ!」
「おま……」
「??」
「っ、なんでも。可愛いな、猫が!」
猫を強調されて不思議な顔をする彼女に、顔真っ赤な彼。
猫よりお前のが可愛い、が言いたいけど上手くいかない。
378.【荒船】電話をしながら眠りにつくのが最近の習慣。どちらが先に寝るか、なんとなくいつも競い合って。
「そろそろ眠いだろ、寝ろよ」
「哲次こそ」
だんだん互いの呼吸がゆっくりになって口数が減る。
「明日、も。俺んとこ、来いよ」
それを最後の言葉に寝息が聞こえる。今夜は私の勝ちだ。
379.【当真】「当真、あげる」
本部のソファで寝そべる頭にぽん、とチョコを置いた。1度受け取ると、彼はこちらにチョコを差し返した。
「 いらないの?」
「いや、」
当真はすっと立ち上がるとぽん、と私の頭にチョコを贈った。
「ホワイトデーまで待てない気がしてよ。お前のこと、好きだからさ」
380.【荒船】女の子でも何かとチョコはもらう。誕生日なら尚更。机に頂いたチョコを並べて幸せな気分に浸っていたら、横からぽいっとチョコが追加された。顔を向ければ、真っ赤な顔の哲次。
「誕生日だろ」
「あ、うん」
「買うの恥ずかしかったんだからな」
素直に言葉が出てこない君が好き
381.【奈良坂】チョコの香りに包まれる日。私を見つけるなり、
「チョコを渡してもらおうか」
「本当に透君チョコ好きだね?」
もはやチョコヤクザである。ちょっとだけ特別なチョコを渡せば、ふわっと微笑む。本当に君って王子様のよう
まあ、チョコを強請るのなんてお前だけなんだがな
382.【王子】「ねえ、なに聞いてるの?」
反応はない。
「僕はね、クラシックだとショパンとか好きだよ」
ぼっーとどこか一点を見つめる少女。
「ストップ、イヤフォンストップ」
「わあ!!」
急に耳から音が消えて困惑する。
「ちょっと僕の話聞いてよ?」
「聞くから背後から来ないで!」
383.【二宮】「今日のランク戦、見てろ」
そんなこと言われなくてもいつも見てるんだけど。いつも通りのタイムアップ、かと思ったら。
『おおーっと? ここで二宮隊長が攻める!』
驚く観衆、負傷しながらも他隊を全滅させて見せる。カメラ越しに目が合う。唇はおめでとうと動き弧を書いた
384.【二宮】「あのー二宮さん?」
今日を私の誕生日と知った二宮さんは黙って俯いてしまった。おろおろしてると
「俺はそんなに頼りないか?」
「……?」
「言ってもらえないと分からない、何事もな」
寂しげな瞳にドキリとする。ふっとその表情は消えて
「それじゃ、祝いに焼肉でも行くか」
385.【迅】「ねえ、最後に笑ったのいつ」
「……なんだよ急に」
幼馴染は責めるように俺を見る。
「そんな心配な顔すんなよ」
「してない」
「強がりだな」
眉を寄せるあきを見れば、安心させようと笑ってしまう。
「じゃあ、あきが笑わせてよ」
そう言えば、むにっと無理やり頬を引き上げられた
386.【迅】いつも通り街中のパトロール中。
「……!?」
急に見えたあいつの幸せそうだけどちょっと淋しそうな顔。それから視野が広がっていって、パーティが開かれているのが分かった。
「しまった!!」
なんでこんな大事な日忘れるかなぁ。慌てて駆け出して、現場に飛び込みに行った
387.【嵐山】「1日俺を独り占め……? そんなのでいいのか?」
「それがいいんです!」
お仕事の関係でお祝いがずれ込んだ誕生日。嵐山さんは困った顔で、それでもお願いを聞いてくれた。
「花束くらい、贈らせてくれよな」
はにかみながら持った大きな花束は、私にだけ贈られる特別なもの
388.【王子】君が死ぬなんていう悪夢を見た。間近で鮮やかに、儚く散る。
「ちょっと、黙って頬つままないで」
血色のいい肌はあれは夢でまやかしだと教えている。けれど。
「……君の最期にはなんでもひとつ願いを聞いてあげるよ」
「なんの話?」
君の最期まで、一生付き合うと誓おう
389.【犬飼】「ねえ」
その一言の声色で、澄晴の機嫌はだいたい分かる。甘えたいのか不満があるのか、眠たいのか。
「うん」
きっと私のこの返事で、澄晴も私の気分を感じ取っている。そっと引き寄せられて、頭を優しく撫でられる。ずっと一緒にいた影響で奇跡でもなんでもないけど、
390.【影浦】「だぁーむず痒い!」
頭を掻きながら、カゲはため息を吐いた。私がにこっーと笑みを深くすれば、呆れたようにわしゃわしゃと頭を撫でる。
「期待してもなんもねーぞ」
「嘘ー」
「……どんどん渡し辛くなんだろーが」
視線を外すと同時に渡された贈り物。
「ほら、おめでとーな」
391.【村上】「困っちゃったな」
なにも食べずにうずくまる私にお手上げだと苦笑する彼。
「なあ、どうしたら元気だしてくれる? あきが元気ないと、俺も元気なくなっちゃう」
「知らない」
「困ったなー」
しゃがみ込み私を抱え込むとぽんぽんと背中を叩く。
「いつでも味方だから、ね?」
392.【生駒】「なんや元気ないな!? 」
「……」
ぶすーっとむくれて視線を反らせば、いよいよ彼は慌て出した。
「え、俺なんかしたか? ほんまどうしたん?」
「別にー」
「ほ、ほら! イコさんの胸に飛び込んでこい?」
じとーっと見れば、
「辛い時くらい甘えーや」
雑に頭を撫でる手
393.【緑川】いつも通りの朝が来た。こんな朝早くにチャイムの鳴る音。不審なので無視していたが、一向に鳴り止まない。
「もう誰……!」
根負けして玄関を開けると。
「あきちゃん! お誕生日おめでとう!」
満面の笑みの後輩がいた。
「えっ駿君、学校は?」
「このままサボろっかな!」
394.【荒船】勉強の合間のお茶会。
「ちょちょ、ストップ!」
普段はブラックでも飲むくせに大量の砂糖を投入する哲次。
「なんだよ」
「砂糖入れすぎ」
「別にいいだろ」
心なしか不機嫌でストレス溜まっているのが分かる。
「あんま無理しちゃダメだよ?」
抱きしめてあげれば慌てる照れ屋さん
395.【三輪】「あき、」
呼び止められて振り向けば、そわそわした貴方がいた。目を合わせると一瞬怯えた顔になったけど、瞬きして開けばいつもの顔。
「ホワイトデーのお返し、用意したんだが」
差し出されたのは2つの袋。
「マカロンとキャンディ、どっちがいい」
ひょっとして確信犯?
396.【王子】「ねえ」
ぽんと肩に手を置かれて見返れば、ニコニコ顔の王子君。
「あき、これお返しだよ」
「あ、あげてないけど」
「嘘」
笑みを深くする瞳は底知れない。
「僕が君からの贈り物、分からないとでも思った?」
バレンタインは名前を書かずに渡したはずなのに。敵わないなぁ
397.【寺島】「好きでしょ、イチゴ味」
そう言って渡されたのはピンクのお菓子。
「好きだけど……」
なんで分かったの、と目で訴えれば
「それくらい、ずっと見てたら分かるけど」
隊員とエンジニア、そんな一緒にはいないはずなのに。
「……なんだよ」
ねぇずっとってそれはいつからですか?
398.【水上】「お返しちょーだい!」
「自分から言うなや」
だって言わないといつまで経ったってくれないじゃない。照れる彼をむーっと睨めば
「はいはい、ちゃんと用意してあるって」
ほいっと渡されたお菓子に目を輝かせたら、引き寄せられてちゅっと唇が触れる。
「お返しは倍返しやろ?」
399.【荒船】「何ふてくされてんだ」
「別にー」
哲次からのお返しは、他の子と同じお菓子だった。たくさんもらったから、お返しも大変なんだろうとは思うけどモヤモヤ。
「出かけんぞ」
「え」
「お前へのホワイトデーがこれで終わりなわけねぇだろ」
にっと笑うと
「早くしねぇと置いてくぞ」
400.【迅】「どこ行ったのかなあいつ……」
しょっちゅう読み逃すあの子。理由は簡単。子供のままなんだ。心当たりを探せば河原で何かを一生懸命探す姿を見つけた。
「あっ迅!」
目が合えば子犬のように駆け寄り
「これあげる!」
と花冠を乗せられた
世界を敵にしても私だけは貴方の味方よ