short-2-
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
276.【二宮】「ずっと言えなかった事がある」
恐る恐る匡貴は息を吸い込んだ。
「お前が食べられた! と騒いでいたチーズケーキあっただろう。あれ俺が食べた」
「知ってるけど?」
「なんだと?」
「だって家に出入りしてるの匡貴くらいじゃん」
何故そんな当たり前の事に気付かないのだろう
277.【荒船】朝、目が覚めて1番に貴方に会えることが、こんなにも幸福だなんて考えてなかった。普段より幼く見える寝顔。筋肉質な身体にすり寄れば探るように抱きしめてくれる。
「ん……はよ」
「おはよう、哲次」
挨拶を交わせば貴方は屈託なく笑った。同じ幸せを感じてくれたらいいな
278.【荒船】「俺、自分で思ってるよりお前のこと好きかも」
上機嫌で哲次は笑った。いつもツンとした態度なのに。突然のデレに戸惑う。
「お前は言ってくれねぇの?」
優しいけど意地悪な顔はやっぱり哲次だ。
「す、好きだよ。大好き」
言えば満足気に抱きついてくる。本当、君って気まぐれ
279.【荒船】当真に狙撃のクセを矯正してもらったら、哲次が不機嫌。
「なんで俺に聞かないんだよ」
「だって狙撃は元々当真に習ってるし」
睨まれても困る。女子に向けていい顔じゃないよ、それ。
「……お前は俺の弟子なのに」
ボソッと本音を漏らす。たまにどうしようもなく彼は子供だ。
280.【荒船】「車の免許取って旅行にでも行くか」
今日はなにに影響されてそんなこと言い出したのか。けど、2人で遠くに出かけるのは憧れでもあったので
「行きたい!」
と素直に返事をした。
「ここの旅館の温泉良さそうなんだよなー」
チョイスが渋くて笑う。なにしても哲次は哲次だなぁ
281.【荒船】「昼にしよう」
「哲次の食べたい物でいいよ」
そう伝えたらむうとむくれた。
「なんでお前はそうやって俺にばっか合わせんだ。たまには意見しろよ」
今までは哲次の言うこと聞かないと不機嫌になってたくせに。
「彼女なんだから、俺にわがまま言え!」
根本は変わってないな
282.【荒船】お昼休みのざわざわ感。どうしても私はその空気が苦手で、体育館裏の人のいない場所で弁当を食べていた。
「こんなとこで食ってて美味いのか?」
「味は変わらないよ」
そう言えば君は笑う。私に付き合ってこんなとこで食べるなんて、荒船君は物好きだ。けど少し美味しくなった
283.【荒船】駅前で待ち合わせ。ぼんやりしていると声をかけられた。
「なにしてんの?」
「 LINE交換しよ?」
しつこくて困っていると、ぐいっと後ろに手を引かれた。
「人の女に声かけてんじゃねぇよ」
ドスの効いた声。男性はすごすご退散した。その後、哲次にしこたま怒られた。
284.【荒船】「Excuse me.」
辛うじてそれだけ聞き取れた。どうやら道を聞かれているらしい。あわあわと慌てていると、哲次が私の前に出てスムーズに道案内をしている。
「Thank you !」
笑顔で去って行く外人をぽかんと見送る。
「……惚れたか?」
それは元からだよ!
285.【影浦】乾燥する季節、お喋りに夢中で声が枯れてしまった。
「喉痛い~」
「喋りすぎだろ」
雅人は自販機を見つけるとそちらに歩いて行き、猫背でゆっくり戻ってきた。
「おら」
「!!」
投げてよこされたのはぽかぽかレモン。
「ありがとう!」
「おう」
甘酸っぱいのは君に似てる、なんて
286.【荒船】ふらっと立ち寄った花屋の前。綺麗だなと見ていたら。
「買うか」
「えっ」
手頃なサイズの可愛い花束を持ってレジへ。
「どうすんのそれ?」
「部屋に飾る」
「飾る!?」
申し訳ないけど想像出来なくて。
「幸せな家庭って感じがするだろ」
優しく微笑まれたらなにも言えない。
287.【荒船】「甘いもの食べたぁい」
「そうか」
全く興味なし。黙々と勉強を続けている。
「スイパラ行きたい!」
「和菓子なら考えてやる」
「そんなとこないよー!」
ごろごろ転がり駄々をこねる。
「……これ終わったら構ってやるから」
「!!」
この後とらやで美味しい和菓子食べました。
288.【王子】「あ、ごめん。聞いてなかった」
「ええ……」
進路の相談をしていたつもりだったが、なにやら一彰は考え事をしていたらしい。仕方なくもう1度説明した。
「うんうん。で、結論は?」
「いや、相談してんだけど!?」
「なんだ、それなら先に言ってよ!」
マイペースすぎる!
289.【王子】「君が見てるのは僕であって僕じゃない」
落ち着いた声は切なさを絡めていた。表情はガラス細工のように繊細で美しかった。気圧されて黙っていると、王子君は立ち去ろうとする。
「待って、それなら!」
振り向いた顔は冷え切っているけど。
「本当の王子君を、私に見せてよ!」
290.【諏訪】誕生日にさりげなくデートの予定をいれたけど、別れ際までなにもなし。覚えてないか、と諦めたら。
「誕生日、おめでとう」
家の前で突然言われる。
「覚えてたの?」
「……ずっと言うタイミング逃してた」
照れ臭そうな顔。1日の終わりだけど、今日1番の思い出になった。
291.【諏訪】「これ、プレゼント」
渡された封筒の中からは人気テーマパークのペアチケット。
「なにやったらいいか分かんなくてよ……行きたがってたの思い出して」
首の後ろを掻くのは照れる時の癖。
「出来れば、俺と一緒に行ってほしいかなー……」
そんなの、絶対貴方と行きたいに決まってる!
292.【影浦】「あーお前誕生日だったらしいな」
いつもみたいに気怠くカゲは声かけてきた。
「そうだよ! なんか頂戴!」
「あー?」
面倒くさそうに頭を掻くと
「じゃあ今日俺ん家来いよ。お好み焼き奢ってやる」
「やった!」
「そんかわり」
ニィと悪い顔。
「来年の俺の誕生日、覚えとけよ」
293.【東】「東さん! 内定決まりました!」
たくさん相談に乗ってくれた想い人に真っ先に報告。
「おめでとう、頑張ったな」
よしよしと撫でる手が止まる。
「 東さん?」
「いや……もう大人なんだよなぁって。こんなことするのおかしいか」
「!!」
大人の女って思われたのは嬉しいけど、複雑
294.【村上】「就職決まったんですね、おめでとうございます」
安心した様に鋼君は笑う。
「見るからに疲れてたから……心配したんですよ」
「ありがとう」
「で、どこで働くんです?」
彼にしては突っ込んだことを訊くな、と思ったら。
「じゃあ俺、そこに就職するの目指してもいいですか?」
295.【荒船】あきは動物が好きで、よく街中に動物を見つける。
「あっシジュウカラ!」
「カナヘビさん!」
「クマンバチだ~」
なんでそんなに見つけられるのか皆目検討がつかない。いつもキラキラした目で動物を追いかけている。
「ちっ」
「哲次?」
ちょっとはこっち見やがれってんだ
296.【三輪】「どうした?」
4年前の春からだ。三輪君を前にすると言葉が出なくなったのは。高校生になっても、未だにかけるべき言葉を見つけられずにいる。
「なんでもないよ」
「そうか」
それでも、私から離れずに三輪君は尋ねるのだ、どうした? と。情けない私の言葉を待っているのだ
297.【菊地原】「髪、伸びたよね」
肩より下になった毛先をくるくる弄びながら、士郎君は言った。
「切らないの?」
「考え中」
「そう」
士郎君はおもむろに前髪をまとめると、所謂ポンパドールのように髪を結んでくれた。
「なんでもいいけど、顔隠れるの勿体無いよ。……出した方が可愛い」
298.【諏訪】「洸ちゃんあれ作って~」
「自分で作れよ」
あれで通じる瞬間が1番幸せを感じられる。文句は言うけど、洸ちゃんは台所に行ってお揃いのマグカップを取り出す。注いであとはレンジで温めるだけ。
「おらよ」
夜に飲むホットミルク、貴方が作ってくれるだけで特別な飲み物になる
299. 【嵐山】「見てください嵐山さん! 嵐山さんが教えてくれたとこバッチリ出て100点です!」
久々に取ったテスト満点は100%嵐山さんが勉強を教えてくれたおかげだ。
「おお、すごいな! よく頑張った!」
頭を撫でる嵐山さん。本当はもうちょっと意識して欲しいけど、今はこれで
300.【荒船】「これ好きなお茶だよね?」
飲み物を買ってくるように頼んで、投げて寄越されたのは1番好きなメーカーのお茶。
「よく分かったな」
「まあ、私の方がずっと哲次のこと好きだったからね!」
バーカ。俺のがずっと好きだったつーの。それを恋と認めるのに時間かかっただけで
恐る恐る匡貴は息を吸い込んだ。
「お前が食べられた! と騒いでいたチーズケーキあっただろう。あれ俺が食べた」
「知ってるけど?」
「なんだと?」
「だって家に出入りしてるの匡貴くらいじゃん」
何故そんな当たり前の事に気付かないのだろう
277.【荒船】朝、目が覚めて1番に貴方に会えることが、こんなにも幸福だなんて考えてなかった。普段より幼く見える寝顔。筋肉質な身体にすり寄れば探るように抱きしめてくれる。
「ん……はよ」
「おはよう、哲次」
挨拶を交わせば貴方は屈託なく笑った。同じ幸せを感じてくれたらいいな
278.【荒船】「俺、自分で思ってるよりお前のこと好きかも」
上機嫌で哲次は笑った。いつもツンとした態度なのに。突然のデレに戸惑う。
「お前は言ってくれねぇの?」
優しいけど意地悪な顔はやっぱり哲次だ。
「す、好きだよ。大好き」
言えば満足気に抱きついてくる。本当、君って気まぐれ
279.【荒船】当真に狙撃のクセを矯正してもらったら、哲次が不機嫌。
「なんで俺に聞かないんだよ」
「だって狙撃は元々当真に習ってるし」
睨まれても困る。女子に向けていい顔じゃないよ、それ。
「……お前は俺の弟子なのに」
ボソッと本音を漏らす。たまにどうしようもなく彼は子供だ。
280.【荒船】「車の免許取って旅行にでも行くか」
今日はなにに影響されてそんなこと言い出したのか。けど、2人で遠くに出かけるのは憧れでもあったので
「行きたい!」
と素直に返事をした。
「ここの旅館の温泉良さそうなんだよなー」
チョイスが渋くて笑う。なにしても哲次は哲次だなぁ
281.【荒船】「昼にしよう」
「哲次の食べたい物でいいよ」
そう伝えたらむうとむくれた。
「なんでお前はそうやって俺にばっか合わせんだ。たまには意見しろよ」
今までは哲次の言うこと聞かないと不機嫌になってたくせに。
「彼女なんだから、俺にわがまま言え!」
根本は変わってないな
282.【荒船】お昼休みのざわざわ感。どうしても私はその空気が苦手で、体育館裏の人のいない場所で弁当を食べていた。
「こんなとこで食ってて美味いのか?」
「味は変わらないよ」
そう言えば君は笑う。私に付き合ってこんなとこで食べるなんて、荒船君は物好きだ。けど少し美味しくなった
283.【荒船】駅前で待ち合わせ。ぼんやりしていると声をかけられた。
「なにしてんの?」
「 LINE交換しよ?」
しつこくて困っていると、ぐいっと後ろに手を引かれた。
「人の女に声かけてんじゃねぇよ」
ドスの効いた声。男性はすごすご退散した。その後、哲次にしこたま怒られた。
284.【荒船】「Excuse me.」
辛うじてそれだけ聞き取れた。どうやら道を聞かれているらしい。あわあわと慌てていると、哲次が私の前に出てスムーズに道案内をしている。
「Thank you !」
笑顔で去って行く外人をぽかんと見送る。
「……惚れたか?」
それは元からだよ!
285.【影浦】乾燥する季節、お喋りに夢中で声が枯れてしまった。
「喉痛い~」
「喋りすぎだろ」
雅人は自販機を見つけるとそちらに歩いて行き、猫背でゆっくり戻ってきた。
「おら」
「!!」
投げてよこされたのはぽかぽかレモン。
「ありがとう!」
「おう」
甘酸っぱいのは君に似てる、なんて
286.【荒船】ふらっと立ち寄った花屋の前。綺麗だなと見ていたら。
「買うか」
「えっ」
手頃なサイズの可愛い花束を持ってレジへ。
「どうすんのそれ?」
「部屋に飾る」
「飾る!?」
申し訳ないけど想像出来なくて。
「幸せな家庭って感じがするだろ」
優しく微笑まれたらなにも言えない。
287.【荒船】「甘いもの食べたぁい」
「そうか」
全く興味なし。黙々と勉強を続けている。
「スイパラ行きたい!」
「和菓子なら考えてやる」
「そんなとこないよー!」
ごろごろ転がり駄々をこねる。
「……これ終わったら構ってやるから」
「!!」
この後とらやで美味しい和菓子食べました。
288.【王子】「あ、ごめん。聞いてなかった」
「ええ……」
進路の相談をしていたつもりだったが、なにやら一彰は考え事をしていたらしい。仕方なくもう1度説明した。
「うんうん。で、結論は?」
「いや、相談してんだけど!?」
「なんだ、それなら先に言ってよ!」
マイペースすぎる!
289.【王子】「君が見てるのは僕であって僕じゃない」
落ち着いた声は切なさを絡めていた。表情はガラス細工のように繊細で美しかった。気圧されて黙っていると、王子君は立ち去ろうとする。
「待って、それなら!」
振り向いた顔は冷え切っているけど。
「本当の王子君を、私に見せてよ!」
290.【諏訪】誕生日にさりげなくデートの予定をいれたけど、別れ際までなにもなし。覚えてないか、と諦めたら。
「誕生日、おめでとう」
家の前で突然言われる。
「覚えてたの?」
「……ずっと言うタイミング逃してた」
照れ臭そうな顔。1日の終わりだけど、今日1番の思い出になった。
291.【諏訪】「これ、プレゼント」
渡された封筒の中からは人気テーマパークのペアチケット。
「なにやったらいいか分かんなくてよ……行きたがってたの思い出して」
首の後ろを掻くのは照れる時の癖。
「出来れば、俺と一緒に行ってほしいかなー……」
そんなの、絶対貴方と行きたいに決まってる!
292.【影浦】「あーお前誕生日だったらしいな」
いつもみたいに気怠くカゲは声かけてきた。
「そうだよ! なんか頂戴!」
「あー?」
面倒くさそうに頭を掻くと
「じゃあ今日俺ん家来いよ。お好み焼き奢ってやる」
「やった!」
「そんかわり」
ニィと悪い顔。
「来年の俺の誕生日、覚えとけよ」
293.【東】「東さん! 内定決まりました!」
たくさん相談に乗ってくれた想い人に真っ先に報告。
「おめでとう、頑張ったな」
よしよしと撫でる手が止まる。
「 東さん?」
「いや……もう大人なんだよなぁって。こんなことするのおかしいか」
「!!」
大人の女って思われたのは嬉しいけど、複雑
294.【村上】「就職決まったんですね、おめでとうございます」
安心した様に鋼君は笑う。
「見るからに疲れてたから……心配したんですよ」
「ありがとう」
「で、どこで働くんです?」
彼にしては突っ込んだことを訊くな、と思ったら。
「じゃあ俺、そこに就職するの目指してもいいですか?」
295.【荒船】あきは動物が好きで、よく街中に動物を見つける。
「あっシジュウカラ!」
「カナヘビさん!」
「クマンバチだ~」
なんでそんなに見つけられるのか皆目検討がつかない。いつもキラキラした目で動物を追いかけている。
「ちっ」
「哲次?」
ちょっとはこっち見やがれってんだ
296.【三輪】「どうした?」
4年前の春からだ。三輪君を前にすると言葉が出なくなったのは。高校生になっても、未だにかけるべき言葉を見つけられずにいる。
「なんでもないよ」
「そうか」
それでも、私から離れずに三輪君は尋ねるのだ、どうした? と。情けない私の言葉を待っているのだ
297.【菊地原】「髪、伸びたよね」
肩より下になった毛先をくるくる弄びながら、士郎君は言った。
「切らないの?」
「考え中」
「そう」
士郎君はおもむろに前髪をまとめると、所謂ポンパドールのように髪を結んでくれた。
「なんでもいいけど、顔隠れるの勿体無いよ。……出した方が可愛い」
298.【諏訪】「洸ちゃんあれ作って~」
「自分で作れよ」
あれで通じる瞬間が1番幸せを感じられる。文句は言うけど、洸ちゃんは台所に行ってお揃いのマグカップを取り出す。注いであとはレンジで温めるだけ。
「おらよ」
夜に飲むホットミルク、貴方が作ってくれるだけで特別な飲み物になる
299. 【嵐山】「見てください嵐山さん! 嵐山さんが教えてくれたとこバッチリ出て100点です!」
久々に取ったテスト満点は100%嵐山さんが勉強を教えてくれたおかげだ。
「おお、すごいな! よく頑張った!」
頭を撫でる嵐山さん。本当はもうちょっと意識して欲しいけど、今はこれで
300.【荒船】「これ好きなお茶だよね?」
飲み物を買ってくるように頼んで、投げて寄越されたのは1番好きなメーカーのお茶。
「よく分かったな」
「まあ、私の方がずっと哲次のこと好きだったからね!」
バーカ。俺のがずっと好きだったつーの。それを恋と認めるのに時間かかっただけで