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176.【荒船】「寒い」
「ああそうだな」
急に冷え込んだ黄昏時、雨の中を並んで歩いた。
「寒い」
「うん」
「寒い」
「そんな寒いのか? 大丈夫か」
「……寒い」
「だから分かったって、!」
きゅっと握った服の裾を見て、ぷっと吹き出された。私の傘を閉じて、貴方の傘にお邪魔する口実。
177.【荒船】君がガムを噛んでいる。多分コーヒーに飽きたんだろうと思う。
「食う?」
「私、ミント無理」
「はあ? ほんっとお子様舌だな」
鼻で笑って、
「折角やろうと思ったのに」
と文句を言う。
「あんまり、夜更かし良くないよ」
そう言えば目を丸くして、おう、とだけ返事をした。
178.【奈良坂】「なんで教えてくれなかった?」
「えっと……」
今日は私の誕生日です! なんて、大々的に発表するものでもないのに彼は不機嫌。
「わざわざ言うタイミングなかったから」
「陽介は知ってたのに?」
「それは、」
「ちゃんとお祝いしたかったのに」
まるでひねた子供みたいだ
179.【犬飼】「なーそろそろ機嫌直せって」
「知らない」
怒っているというのに、澄晴はにやけながら私の頬をつつく。
「そんなに俺が話しかけられたのが嫌?」
「……」
「素直になりなよ。素直になったら、」くいっと顎を持たれ、視線がかち合う。
「俺、めいっぱい可愛がってあげるよ?」
180.【穂刈】「雨だな」
「そうだね」
気持ち良く晴れ渡っているのに空からは雨が降り注ぐ。傘なんて持ってない私達はただ呆然と空を眺めた。
「戻るか、教室」
「うん、その方がいいかもね」
「一緒にいないか、止むまで」
顔を見れば逸らされる視線。薄く染まった頬に気づいてもいいだろうか
181.【三雲】「ねえ、幸せ?」
机にかじりつく君に問う。修君は何を訊かれたか分からない顔で私を見る。
「どういうことだ?」
「だから、幸せかって」
「変なことを聞くんだな」
少し考えると
「そうだな。お前とこうして時間を共有出来てるのは、幸せなことだと思う」
違う、その努力の先が
182.【北添】「ゾエあったかーい!」
びくともしない大きな体に飛びついて暖を取る。ゾエの体温と匂いが胸に広がって安心する。
「もーゾエさんはカイロじゃないぞ! 離れなさい!」
「嫌ー」
「お願い、離れて」
焦る声に顔を上げれば、ゾエの顔は真っ赤だった。
「ゾエ、風邪引いたの?」
183.【迅】「ねえ、幸せ?」
「んー?」
悠一の膝の上、背中に呼吸を感じながら尋ねる。
「そうだなぁ、幸せじゃない」
「えっ」
予想外。
「ど、どうしたら悠一は幸せになる?」
「まず、あきが俺と結婚するでしょ」
「それでおはようからおやすみまで、ずーっと一緒にいたら幸せかな」
184.【二宮】「今日一日、俺に付き合え」
彼の誕生日、断る理由もなく助手席に座った。三門市を出て、少し長めのドライブ。海岸線を走って、静かな砂浜で車を停めた。横に並んで、
「ずっと前から思ってたんだが」
私の好きな力強い視線。
「お前が好きだ」
天然なのにこんな時は外さないのね
185.【隠岐】一緒になった日直。放課後、2人きり。
「な、なあ今度日曜日猫カフェ一緒に行かへん?」
「私猫アレルギー……」
「あっそうなん……じゃあ遊園地とか」
「怖いの苦手……好きじゃない」
「そ、そっか……ええと」
ああもう、君とデートしたいってストレートに言えればええのに!
186.【三浦】「今日なんか元気ないね? なんかあった?」
のほほんとしてるクセにこんな時だけ鋭い君。優しさに満ちた笑顔に思わずイライラして八つ当たりしてしまった。それでも困ったように笑うだけ。
「辛かったね、でも大丈夫だよ。あきは頑張ってるし、これからも頑張れるから」
187.【三輪】「っくし」
北風が吹き抜けて、日が沈んで急に冷え込んできた。ぶるっと身体が震える。
「おい」
「?」
横を歩いていた三輪君が立ち止まった。マフラーを首から外すと、がさつに私の首へ巻きつける。
「防寒具くらい持ち歩け」
三輪君の匂いが鼻を通ってそれどころじゃないよ
188.【荒船】哲次が私をほったらかして課題だか書類だかをやるから机に突っ伏してふて寝してやった。深く落ちてしまって、目が覚めると肩に上着がかかってた。
「よく寝てたな」
「起こせば良かったじゃん」
「、別に」
何故か照れ臭そうにして、追求を拒むように
「帰るぞ!」
と手を引かれた
189.【荒船】私はもんじゃ派。もんじゃも遊真君は食べたことないというので、半分あげたら。
「おい、俺にも」
と隣から声が。
「私の分なくなるじゃん」
「じゃあもう一個頼んでやるから焼けよ」
「自分で焼けばいいじゃん」
睨み合い。皆が焼いてやれというので、仕方なくもっかい焼いた。
190.【東】「おいし~!!」
ジュウジュウ焼かれる肉の前には、奢ってもらう申し訳なさはどこかへ行ってしまう。夢中でがっついていたら、
「美味そうに食べるな」
と、東さんと目があって体が固まる。東さんは
「気にせずに食べろ」
と微笑む。
「お前が食べてるのを見るの、好きなんだ」
191.【出水】「なんか長くねえ? もういいんじゃね」
公平に毛糸のマフラーを編む。赤い毛糸はもう膝の下より長く編み上がっている。
「もうちょっと! 一緒にしたくて」
「え? ……は?」
開かれる猫目、染まる白い肌。
「マジかーそっかー……」
今から照れてるんじゃ、街歩けないよ?
192.【太刀川】初めて行く場所、堂々と歩き出した彼の後ろについていく。しばらく歩いて、
「で? 次はどっちだ?」
「え、分かってて歩いてたんじゃないの?」
「いや? なんとなくこっちかなって」
焦るそぶりのない顔にため息。でもこういう気の抜けたところが好きなのも事実だ。
193.【太刀川】大学の課題の真っ最中。慶も課題あるはずなのに、いつの間にか傍に来てなーなーとうるさい。
「ちょっと! 集中出来ない!」
むーっと膨れても可愛くない。
「頑張って早く終わらせろよ」
「それ! そのまま返す!」
頑張れ、頑張れって、拳を振っても可愛くないってば!
194.【風間】木枯らしが吹いて、思わず「寒い」と呟いてしまった。隣の風間さんは黙って上着を脱ぐと私にかけた。
「風間さん、大丈夫ですよ! 寒いでしょう!」
「寒くない」
「寒いですよ!」
「寒くない」
腕組んでカタカタ震えながら頑なに寒くないと言い張る彼に、思わず笑ってしまった
195.【荒船】デートの待ち合わせ、私の顔を見るなり
「はぁ!?」
と素っ頓狂な声をあげる哲次。それからまくしたてるように自分の体がーとか傷つけるなーとかわけ分からないお説教を受ける。
「あ、これ。イヤリングだよ」
「は?」
確認すると
「驚かせるなよもー」
と脱力した。え、なんで?
196.【時枝】彼はよく私にプレゼントをくれる。大半が可愛い猫グッズ。アクセ、ポーチ、クッション……いつの間にか私の周りは猫だらけ。
「本当に充君は猫好きだね」
「好きな人が好きなものに囲まれてるって、すごくいいと思う」
って幸せそうに言うから、そんなに悪くないかななんて
197.【犬飼】ふと澄晴のスマホを覗くと画面がバッリバリだった。
「買い替えないの? 使いにくそう」
「ん? あー……」
少し古い機種のスマホを大事そうに撫でて、
「だってお前とのLINEのやり取り消えちゃうじゃん? なんか嫌だなーって」
困ったように笑う。そんなの不意打ちだ。
198【諏訪】諏訪と飲んでたらこんな時間になってしまって、ますます風は冷たくなってきた。
「うーっ早く家帰りたい」
そう言ったら諏訪が急に真面目な顔になって。
「そんなら俺ん家、よ、寄ってくか?」
どもり気味にそう言われて。
「酔ってんでしょ?」
「酔ってねーよ」
酔ってないなら尚更困る。
199.【当真】些細なことで喧嘩して、公園のブランコでベソかいていた。じゃり、と砂の踏む音が聞こえて
「お嬢さん、ひとりかい?」
「……」
「あんたみたいな素敵な嬢さん泣かせるなんて、ダメな男もいるもんだな」
「……」
「……悪かったからさ、仲直りしよーぜ」
気付けば距離はゼロ
200.【荒船】「欲しい!」
「ぜっってー片付けねぇからダメ」
デート先でのワガママ、大きいぬいぐるみを抱えてねだってみたが効果なし。ひねてカフェで休憩したらいなくなるし。
「おい」
「何よ、」
戻ってきたと思ったら、手のひらサイズのぬいぐるみ渡されて
「そんくらいが丁度いいだろ」
「ああそうだな」
急に冷え込んだ黄昏時、雨の中を並んで歩いた。
「寒い」
「うん」
「寒い」
「そんな寒いのか? 大丈夫か」
「……寒い」
「だから分かったって、!」
きゅっと握った服の裾を見て、ぷっと吹き出された。私の傘を閉じて、貴方の傘にお邪魔する口実。
177.【荒船】君がガムを噛んでいる。多分コーヒーに飽きたんだろうと思う。
「食う?」
「私、ミント無理」
「はあ? ほんっとお子様舌だな」
鼻で笑って、
「折角やろうと思ったのに」
と文句を言う。
「あんまり、夜更かし良くないよ」
そう言えば目を丸くして、おう、とだけ返事をした。
178.【奈良坂】「なんで教えてくれなかった?」
「えっと……」
今日は私の誕生日です! なんて、大々的に発表するものでもないのに彼は不機嫌。
「わざわざ言うタイミングなかったから」
「陽介は知ってたのに?」
「それは、」
「ちゃんとお祝いしたかったのに」
まるでひねた子供みたいだ
179.【犬飼】「なーそろそろ機嫌直せって」
「知らない」
怒っているというのに、澄晴はにやけながら私の頬をつつく。
「そんなに俺が話しかけられたのが嫌?」
「……」
「素直になりなよ。素直になったら、」くいっと顎を持たれ、視線がかち合う。
「俺、めいっぱい可愛がってあげるよ?」
180.【穂刈】「雨だな」
「そうだね」
気持ち良く晴れ渡っているのに空からは雨が降り注ぐ。傘なんて持ってない私達はただ呆然と空を眺めた。
「戻るか、教室」
「うん、その方がいいかもね」
「一緒にいないか、止むまで」
顔を見れば逸らされる視線。薄く染まった頬に気づいてもいいだろうか
181.【三雲】「ねえ、幸せ?」
机にかじりつく君に問う。修君は何を訊かれたか分からない顔で私を見る。
「どういうことだ?」
「だから、幸せかって」
「変なことを聞くんだな」
少し考えると
「そうだな。お前とこうして時間を共有出来てるのは、幸せなことだと思う」
違う、その努力の先が
182.【北添】「ゾエあったかーい!」
びくともしない大きな体に飛びついて暖を取る。ゾエの体温と匂いが胸に広がって安心する。
「もーゾエさんはカイロじゃないぞ! 離れなさい!」
「嫌ー」
「お願い、離れて」
焦る声に顔を上げれば、ゾエの顔は真っ赤だった。
「ゾエ、風邪引いたの?」
183.【迅】「ねえ、幸せ?」
「んー?」
悠一の膝の上、背中に呼吸を感じながら尋ねる。
「そうだなぁ、幸せじゃない」
「えっ」
予想外。
「ど、どうしたら悠一は幸せになる?」
「まず、あきが俺と結婚するでしょ」
「それでおはようからおやすみまで、ずーっと一緒にいたら幸せかな」
184.【二宮】「今日一日、俺に付き合え」
彼の誕生日、断る理由もなく助手席に座った。三門市を出て、少し長めのドライブ。海岸線を走って、静かな砂浜で車を停めた。横に並んで、
「ずっと前から思ってたんだが」
私の好きな力強い視線。
「お前が好きだ」
天然なのにこんな時は外さないのね
185.【隠岐】一緒になった日直。放課後、2人きり。
「な、なあ今度日曜日猫カフェ一緒に行かへん?」
「私猫アレルギー……」
「あっそうなん……じゃあ遊園地とか」
「怖いの苦手……好きじゃない」
「そ、そっか……ええと」
ああもう、君とデートしたいってストレートに言えればええのに!
186.【三浦】「今日なんか元気ないね? なんかあった?」
のほほんとしてるクセにこんな時だけ鋭い君。優しさに満ちた笑顔に思わずイライラして八つ当たりしてしまった。それでも困ったように笑うだけ。
「辛かったね、でも大丈夫だよ。あきは頑張ってるし、これからも頑張れるから」
187.【三輪】「っくし」
北風が吹き抜けて、日が沈んで急に冷え込んできた。ぶるっと身体が震える。
「おい」
「?」
横を歩いていた三輪君が立ち止まった。マフラーを首から外すと、がさつに私の首へ巻きつける。
「防寒具くらい持ち歩け」
三輪君の匂いが鼻を通ってそれどころじゃないよ
188.【荒船】哲次が私をほったらかして課題だか書類だかをやるから机に突っ伏してふて寝してやった。深く落ちてしまって、目が覚めると肩に上着がかかってた。
「よく寝てたな」
「起こせば良かったじゃん」
「、別に」
何故か照れ臭そうにして、追求を拒むように
「帰るぞ!」
と手を引かれた
189.【荒船】私はもんじゃ派。もんじゃも遊真君は食べたことないというので、半分あげたら。
「おい、俺にも」
と隣から声が。
「私の分なくなるじゃん」
「じゃあもう一個頼んでやるから焼けよ」
「自分で焼けばいいじゃん」
睨み合い。皆が焼いてやれというので、仕方なくもっかい焼いた。
190.【東】「おいし~!!」
ジュウジュウ焼かれる肉の前には、奢ってもらう申し訳なさはどこかへ行ってしまう。夢中でがっついていたら、
「美味そうに食べるな」
と、東さんと目があって体が固まる。東さんは
「気にせずに食べろ」
と微笑む。
「お前が食べてるのを見るの、好きなんだ」
191.【出水】「なんか長くねえ? もういいんじゃね」
公平に毛糸のマフラーを編む。赤い毛糸はもう膝の下より長く編み上がっている。
「もうちょっと! 一緒にしたくて」
「え? ……は?」
開かれる猫目、染まる白い肌。
「マジかーそっかー……」
今から照れてるんじゃ、街歩けないよ?
192.【太刀川】初めて行く場所、堂々と歩き出した彼の後ろについていく。しばらく歩いて、
「で? 次はどっちだ?」
「え、分かってて歩いてたんじゃないの?」
「いや? なんとなくこっちかなって」
焦るそぶりのない顔にため息。でもこういう気の抜けたところが好きなのも事実だ。
193.【太刀川】大学の課題の真っ最中。慶も課題あるはずなのに、いつの間にか傍に来てなーなーとうるさい。
「ちょっと! 集中出来ない!」
むーっと膨れても可愛くない。
「頑張って早く終わらせろよ」
「それ! そのまま返す!」
頑張れ、頑張れって、拳を振っても可愛くないってば!
194.【風間】木枯らしが吹いて、思わず「寒い」と呟いてしまった。隣の風間さんは黙って上着を脱ぐと私にかけた。
「風間さん、大丈夫ですよ! 寒いでしょう!」
「寒くない」
「寒いですよ!」
「寒くない」
腕組んでカタカタ震えながら頑なに寒くないと言い張る彼に、思わず笑ってしまった
195.【荒船】デートの待ち合わせ、私の顔を見るなり
「はぁ!?」
と素っ頓狂な声をあげる哲次。それからまくしたてるように自分の体がーとか傷つけるなーとかわけ分からないお説教を受ける。
「あ、これ。イヤリングだよ」
「は?」
確認すると
「驚かせるなよもー」
と脱力した。え、なんで?
196.【時枝】彼はよく私にプレゼントをくれる。大半が可愛い猫グッズ。アクセ、ポーチ、クッション……いつの間にか私の周りは猫だらけ。
「本当に充君は猫好きだね」
「好きな人が好きなものに囲まれてるって、すごくいいと思う」
って幸せそうに言うから、そんなに悪くないかななんて
197.【犬飼】ふと澄晴のスマホを覗くと画面がバッリバリだった。
「買い替えないの? 使いにくそう」
「ん? あー……」
少し古い機種のスマホを大事そうに撫でて、
「だってお前とのLINEのやり取り消えちゃうじゃん? なんか嫌だなーって」
困ったように笑う。そんなの不意打ちだ。
198【諏訪】諏訪と飲んでたらこんな時間になってしまって、ますます風は冷たくなってきた。
「うーっ早く家帰りたい」
そう言ったら諏訪が急に真面目な顔になって。
「そんなら俺ん家、よ、寄ってくか?」
どもり気味にそう言われて。
「酔ってんでしょ?」
「酔ってねーよ」
酔ってないなら尚更困る。
199.【当真】些細なことで喧嘩して、公園のブランコでベソかいていた。じゃり、と砂の踏む音が聞こえて
「お嬢さん、ひとりかい?」
「……」
「あんたみたいな素敵な嬢さん泣かせるなんて、ダメな男もいるもんだな」
「……」
「……悪かったからさ、仲直りしよーぜ」
気付けば距離はゼロ
200.【荒船】「欲しい!」
「ぜっってー片付けねぇからダメ」
デート先でのワガママ、大きいぬいぐるみを抱えてねだってみたが効果なし。ひねてカフェで休憩したらいなくなるし。
「おい」
「何よ、」
戻ってきたと思ったら、手のひらサイズのぬいぐるみ渡されて
「そんくらいが丁度いいだろ」