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151.【烏丸】「京介じゃん。本部いるの珍しーね」
よっ、と爽やかに貴方は声をかけてくる。
「鍛えてっか?」
「まあ」
「また稽古つけよーか?」
「……お願いします」
にっと笑って対戦ブースに入る背中を見つめる。俺はあの背中に追いつけただろうか。その背中を守れる男になれただろうか
152.【荒船】挿入歌が響いてエンドロール。
「……面白かったな」
ぼそり、と隣の哲次が呟く。
「あれーこんなん見たいとか子供だなってバカにしてたの誰でしたっけー」
「うるせぇ、悪かったよ! 面白かった!」
悔しそうに残ったお茶を飲み干す。これからお互いの批評を話すのが楽しみだ
153.【嵐山】「あきは強いんだな」
「……准ほどじゃないよ」
そんな言葉嫌味に聞こえてしまうくらい、准は強くてキラキラしてる
「でも、たまには甘えていいんだぞ?」
腕を広げてくれたけど、恥ずかしくて動かずにいると。
「……じゃあ、俺が勝手に甘えるな!」
と抱きつかれた。
154.【荒船】ドリンクバー頼んで、哲次に命令されたので仕方ないから取りに行った。自分の分のカルピスと、哲次の分の紅茶。砂糖もひとつ。注文通り持ってきたつもりだが、一口飲んで哲次の顔色が曇る。
「紅茶でよかったよね?」
「ああ、紅茶でいいんだけど、俺アールグレイ飲めねぇ」
155.【風間】誕生日だからとディナーに誘ってくれた風間さん。シックな雰囲気の大人の店で緊張しちゃう。高そうなワインが運ばれてきて、ちんっとグラスが音を立てた。
「風間さん、乾杯はグラスぶつけないんですよ」
「む、そうなのか?」
風間さん、私のために背伸びしたんだと思うと嬉しい。
156.【迅】私の指を絡め取って、突っ伏してしまった貴方。
「迅?」
「……誕生日おめでとーう。あきのこと大好きだよ」
「ありがとう……顔見せて?」
恐る恐る私を見上げる目。
「来年もその次の年も、ちゃんとあきのこと祝えてるか見えるの不安だったんだ……でも大丈夫みたい」
157.【冬島】「びっくりするくらい似合わないね」
「そんなこと言うなよ……買うとき恥ずかしかったんだぞ」
いつも通りの格好で赤いバラの花束を持つ慎次はどうしたって滑稽だ。首の後ろを掻いて、それでも丁寧に贈り物が渡される。
「誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとな」
158.【空閑】蒸し暑い夜だった。君の流した涙も蒸発してなくなるんじゃないかって。朝になってしまう前に、俺はこの星を出る。
「またここで会おう」
泣き疲れて眠った君に笑いかける、力なく。この止まった心臓が、君といればまた動くような気がしたけど、俺は前に進まなくちゃ
159.【村上】泣き崩れた情けない僕を目ざとく見つけたのは、望んだ人とは違う人だった。隣に座った鋼君は、いつまでも僕の傍を離れない。
「ほっといてよ」
「壊れそうなお前をほっとけるわけないだろ」
安心させるように微笑んで、
「俺が守るんじゃダメかな?」
ダメだ、代わりなんて
160.【荒船】会えば言い合いばっかの幼馴染。そいつが星を見たいなんて柄にもないこと言うことから、こいつも女らしいとこあんじゃん、なんて。思ったがこんなの想定外だ。こんな可愛く笑うやつだったか? 星を指差す姿を、呼吸すら忘れて魅入っていた。俺、どうしちまったんだ?
161.【エネドラ】「お前にだけ特別だからな!」
そう言っておやつの林檎を分けてくれたのはいつだったか。黒く飲まれてった貴方は、今は遠い星にいる。もう戻らない、貴方も思い出も。それでもこの星の隅で貴方の傍にいれたこと、とても嬉しかった。
「ありがとう」
おやすみなさい。
162.【佐鳥】気がつけば目で追ってて、目が合えば頭真っ白になって、笑顔が見れたら胸がいっぱいになって。どれか一つでも言葉に出来ればいいのに、声にならなくて。
「あの、もう少し2人でいない?」
なに言ってんだろって落ち込んだ先、いつも通り微笑む君に全てを奪われてる。
163.【迅】いつからだろう、貴方が私との間に線を引いたのは。その軽口を私に向けなくなったのは。
「迅、」
「なに?」
寂しそうな、切なそうな目を向けて、それ以上踏み込ませない。
「助けて欲しいことなんて、なにもないよ」
ああ、君は残酷だ。私は2人でどこまでもいける気でいるのに
164.【影浦】文化祭の準備をサボって抜け出した。どーにも気分が乗らなくて、辿り着いた公園には先客がいた。
「あ」
「お前かよ」
2人並んでブランコに揺られて、どれくらい経ったか分からない。ポツリ、ポツリと雨が降り出して、終いには土砂降り。何故か分からないけど、笑ってた。
165.【荒船】イルミネーション見に行こう、なんて積極的なお誘いがある訳でもなく。布団の中引き摺り込まれて、言葉もなく愛でられる。
「……焼肉食べたい」
「は?」
「焼肉。食べたい」
「んっとに色気の欠片もねえ奴だな」
どっちが、と思うけど口には出さずに意地を張る。理想の違い。
166.【生駒】デートの待ち合わせ場所から一歩も動かず、目を合わせない彼。
「達人?」
「あかん、反則やん。そんな可愛いかっこして来るなんて聞いてへん」
顔を赤らめられて、こちらまで体温が上がる。
「だって、気合いいれたし……」
「……もうデート中断して連れ帰りたいねんけど」
167.【村上】休日で人の多い動物園。自然と繋いだ手に力がこもった。
「どこから見る?」
「あきが見たいとこから」
そう言って幸せそうに微笑む無欲な君に言ってあげたい。私だって、鋼君とならどこだっていいんだよ。
「困っちゃうなぁ」
「じゃ、順番に回ろう」
運ぶ足はワルツのよう
168.【犬飼】「ね、さっき俺のこと見てたでしょ」
薄く笑いながらそう問いかける彼に心底見なきゃよかったと思うが、目があったのだから仕方ない。女の子に囲まれた彼を恨めしく見てしまったことを。
「見てたよ、嫌だったから。そう言ったら彼氏になってくれる?」
「……こいつは想定外」
169.【諏訪】諏訪さんを探して本部を一周。ロビーにも食堂にも喫煙所にもいなくて、なくなく諏訪隊室へ戻ってきた。ふーっと一息いれていたら、
「おま、なんで戻ってきたらいんだよ!」
と少し怒った声。
「お前探して行きそうな場所全部回ったんだぞ!」
「私も諏訪さん探してた」
と言えば染まる頬
170.【荒船】「なーに遊ぼうとしてるんだ」
図星を言い当てられて肩が跳ね上がる。
「どうせ行き詰まってちょくちょく休憩挟んでんだろ。さっさと進めろ」
「うっ」
何もかもお見通しで項垂れていると、
「おら、どこが分かんねーんだよ」
向かい側に座られて頬杖ついて監視体制。
171.【ヒュース】「トリガー、何使うの?」
「貴様に教える必要はない」
「あら? 気を利かせて先輩が教えてあげようとしてるのに~」
物珍しい捕虜の角をつつく。硬く、深く頭に根ざしているのが分かって少し同情した。
「やるからには、ちゃんと役に立ってよ?」
「どいつもこいつも……」
172.【荒船】私の彼は結構な気分屋だ。遊園地来て、さっきまで鼻唄歌うくらいにはご機嫌だったくせに、ウォーターショーの後からムスッとしてる。
「ねえ、どしたの?」
「……服」
濡れて肌に張り付いた服を恨めしそうに見る。
「なんでもいいから、Tシャツ買うぞ」
ぐいっと引かれた腕。
173.【風間】街中でデート中、人とぶつかった。あ、すいませんと謝られ去ったが、風間さんがじーっとぶつかった肩を見る。そしてぱっぱっと片手で払い肩を抱いてきた。
「風間さん?」
「気に食わん。男があきに触るな」
恥ずかしいけど、ムスッとした表情を見るに許してくれなさそうだ
174.【荒船】ボスッ。唐突に、ぶっきらぼうにかぶせられた貴方の帽子。
「??」
「かぶってろ」
少し不機嫌な声。それだけ言って、また先を歩いて行ってしまう。その背中を、疑わずに黙ってついていく。他の男に頭を撫でさせたくないという独占欲に気付いたのはしばらく経ってから
175.【荒船】貴方をずっと見てて、最近変わったことがある。私の好きなバンドを「いいな」と言うようになった、美味しいもの食べたら一口くれるようになった、一緒に歩くと、足を止めて振り向いてくれるようになった。幸せそうな優しい顔で 。信じられないけど、嘘みたいな本当のこと
よっ、と爽やかに貴方は声をかけてくる。
「鍛えてっか?」
「まあ」
「また稽古つけよーか?」
「……お願いします」
にっと笑って対戦ブースに入る背中を見つめる。俺はあの背中に追いつけただろうか。その背中を守れる男になれただろうか
152.【荒船】挿入歌が響いてエンドロール。
「……面白かったな」
ぼそり、と隣の哲次が呟く。
「あれーこんなん見たいとか子供だなってバカにしてたの誰でしたっけー」
「うるせぇ、悪かったよ! 面白かった!」
悔しそうに残ったお茶を飲み干す。これからお互いの批評を話すのが楽しみだ
153.【嵐山】「あきは強いんだな」
「……准ほどじゃないよ」
そんな言葉嫌味に聞こえてしまうくらい、准は強くてキラキラしてる
「でも、たまには甘えていいんだぞ?」
腕を広げてくれたけど、恥ずかしくて動かずにいると。
「……じゃあ、俺が勝手に甘えるな!」
と抱きつかれた。
154.【荒船】ドリンクバー頼んで、哲次に命令されたので仕方ないから取りに行った。自分の分のカルピスと、哲次の分の紅茶。砂糖もひとつ。注文通り持ってきたつもりだが、一口飲んで哲次の顔色が曇る。
「紅茶でよかったよね?」
「ああ、紅茶でいいんだけど、俺アールグレイ飲めねぇ」
155.【風間】誕生日だからとディナーに誘ってくれた風間さん。シックな雰囲気の大人の店で緊張しちゃう。高そうなワインが運ばれてきて、ちんっとグラスが音を立てた。
「風間さん、乾杯はグラスぶつけないんですよ」
「む、そうなのか?」
風間さん、私のために背伸びしたんだと思うと嬉しい。
156.【迅】私の指を絡め取って、突っ伏してしまった貴方。
「迅?」
「……誕生日おめでとーう。あきのこと大好きだよ」
「ありがとう……顔見せて?」
恐る恐る私を見上げる目。
「来年もその次の年も、ちゃんとあきのこと祝えてるか見えるの不安だったんだ……でも大丈夫みたい」
157.【冬島】「びっくりするくらい似合わないね」
「そんなこと言うなよ……買うとき恥ずかしかったんだぞ」
いつも通りの格好で赤いバラの花束を持つ慎次はどうしたって滑稽だ。首の後ろを掻いて、それでも丁寧に贈り物が渡される。
「誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとな」
158.【空閑】蒸し暑い夜だった。君の流した涙も蒸発してなくなるんじゃないかって。朝になってしまう前に、俺はこの星を出る。
「またここで会おう」
泣き疲れて眠った君に笑いかける、力なく。この止まった心臓が、君といればまた動くような気がしたけど、俺は前に進まなくちゃ
159.【村上】泣き崩れた情けない僕を目ざとく見つけたのは、望んだ人とは違う人だった。隣に座った鋼君は、いつまでも僕の傍を離れない。
「ほっといてよ」
「壊れそうなお前をほっとけるわけないだろ」
安心させるように微笑んで、
「俺が守るんじゃダメかな?」
ダメだ、代わりなんて
160.【荒船】会えば言い合いばっかの幼馴染。そいつが星を見たいなんて柄にもないこと言うことから、こいつも女らしいとこあんじゃん、なんて。思ったがこんなの想定外だ。こんな可愛く笑うやつだったか? 星を指差す姿を、呼吸すら忘れて魅入っていた。俺、どうしちまったんだ?
161.【エネドラ】「お前にだけ特別だからな!」
そう言っておやつの林檎を分けてくれたのはいつだったか。黒く飲まれてった貴方は、今は遠い星にいる。もう戻らない、貴方も思い出も。それでもこの星の隅で貴方の傍にいれたこと、とても嬉しかった。
「ありがとう」
おやすみなさい。
162.【佐鳥】気がつけば目で追ってて、目が合えば頭真っ白になって、笑顔が見れたら胸がいっぱいになって。どれか一つでも言葉に出来ればいいのに、声にならなくて。
「あの、もう少し2人でいない?」
なに言ってんだろって落ち込んだ先、いつも通り微笑む君に全てを奪われてる。
163.【迅】いつからだろう、貴方が私との間に線を引いたのは。その軽口を私に向けなくなったのは。
「迅、」
「なに?」
寂しそうな、切なそうな目を向けて、それ以上踏み込ませない。
「助けて欲しいことなんて、なにもないよ」
ああ、君は残酷だ。私は2人でどこまでもいける気でいるのに
164.【影浦】文化祭の準備をサボって抜け出した。どーにも気分が乗らなくて、辿り着いた公園には先客がいた。
「あ」
「お前かよ」
2人並んでブランコに揺られて、どれくらい経ったか分からない。ポツリ、ポツリと雨が降り出して、終いには土砂降り。何故か分からないけど、笑ってた。
165.【荒船】イルミネーション見に行こう、なんて積極的なお誘いがある訳でもなく。布団の中引き摺り込まれて、言葉もなく愛でられる。
「……焼肉食べたい」
「は?」
「焼肉。食べたい」
「んっとに色気の欠片もねえ奴だな」
どっちが、と思うけど口には出さずに意地を張る。理想の違い。
166.【生駒】デートの待ち合わせ場所から一歩も動かず、目を合わせない彼。
「達人?」
「あかん、反則やん。そんな可愛いかっこして来るなんて聞いてへん」
顔を赤らめられて、こちらまで体温が上がる。
「だって、気合いいれたし……」
「……もうデート中断して連れ帰りたいねんけど」
167.【村上】休日で人の多い動物園。自然と繋いだ手に力がこもった。
「どこから見る?」
「あきが見たいとこから」
そう言って幸せそうに微笑む無欲な君に言ってあげたい。私だって、鋼君とならどこだっていいんだよ。
「困っちゃうなぁ」
「じゃ、順番に回ろう」
運ぶ足はワルツのよう
168.【犬飼】「ね、さっき俺のこと見てたでしょ」
薄く笑いながらそう問いかける彼に心底見なきゃよかったと思うが、目があったのだから仕方ない。女の子に囲まれた彼を恨めしく見てしまったことを。
「見てたよ、嫌だったから。そう言ったら彼氏になってくれる?」
「……こいつは想定外」
169.【諏訪】諏訪さんを探して本部を一周。ロビーにも食堂にも喫煙所にもいなくて、なくなく諏訪隊室へ戻ってきた。ふーっと一息いれていたら、
「おま、なんで戻ってきたらいんだよ!」
と少し怒った声。
「お前探して行きそうな場所全部回ったんだぞ!」
「私も諏訪さん探してた」
と言えば染まる頬
170.【荒船】「なーに遊ぼうとしてるんだ」
図星を言い当てられて肩が跳ね上がる。
「どうせ行き詰まってちょくちょく休憩挟んでんだろ。さっさと進めろ」
「うっ」
何もかもお見通しで項垂れていると、
「おら、どこが分かんねーんだよ」
向かい側に座られて頬杖ついて監視体制。
171.【ヒュース】「トリガー、何使うの?」
「貴様に教える必要はない」
「あら? 気を利かせて先輩が教えてあげようとしてるのに~」
物珍しい捕虜の角をつつく。硬く、深く頭に根ざしているのが分かって少し同情した。
「やるからには、ちゃんと役に立ってよ?」
「どいつもこいつも……」
172.【荒船】私の彼は結構な気分屋だ。遊園地来て、さっきまで鼻唄歌うくらいにはご機嫌だったくせに、ウォーターショーの後からムスッとしてる。
「ねえ、どしたの?」
「……服」
濡れて肌に張り付いた服を恨めしそうに見る。
「なんでもいいから、Tシャツ買うぞ」
ぐいっと引かれた腕。
173.【風間】街中でデート中、人とぶつかった。あ、すいませんと謝られ去ったが、風間さんがじーっとぶつかった肩を見る。そしてぱっぱっと片手で払い肩を抱いてきた。
「風間さん?」
「気に食わん。男があきに触るな」
恥ずかしいけど、ムスッとした表情を見るに許してくれなさそうだ
174.【荒船】ボスッ。唐突に、ぶっきらぼうにかぶせられた貴方の帽子。
「??」
「かぶってろ」
少し不機嫌な声。それだけ言って、また先を歩いて行ってしまう。その背中を、疑わずに黙ってついていく。他の男に頭を撫でさせたくないという独占欲に気付いたのはしばらく経ってから
175.【荒船】貴方をずっと見てて、最近変わったことがある。私の好きなバンドを「いいな」と言うようになった、美味しいもの食べたら一口くれるようになった、一緒に歩くと、足を止めて振り向いてくれるようになった。幸せそうな優しい顔で 。信じられないけど、嘘みたいな本当のこと