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76.【風間】「なんだお前今日誕生日なのか?」
プレゼントを抱えて歩いていたら、風間さんが声をかけてくれた。
「プレゼントの持ち合わせがないな……」
「そんないいですよ」
「ふむ、提案だが俺の1日というのはどうだ?」
えっ
「1日お前の我儘を聞いてやる」
貰っちゃっていいんですか?
77.【天羽】じー。観察するようにふたつの眼が私をみる。日直の日誌を書いていたら、ふらりと天羽君が来て前の席を陣取ったのだ。
「……あの、日誌書きにくいんだけど」
「うん、いいよ続けて」
「話聞いてる?」
少し首を傾げるだけでやめる気配はないので、ため息を吐いて続きを書く。
78.【出水】丁度非番だったから参加したクラスのカラオケ会。女子の隣を陣取って、トークを披露していたら、耳に飛び込んできた澄んだ歌声。思わず誰が歌ってんのか確認したら合った目と目。気に食わないです、とでも言いたげな目で歌い上げる君から、目も耳も反らせなくなって。
79.【二宮】急に頭をぽんぽんと撫でられる感触。顔をあげれば見下ろす瞳とかち合う。
「なに?」
「いや、丁度いい位置にあった」
「どうせチビですよー」
「そうか、俺は好きだが」
さらっと言われた単語に、過剰に反応する心臓。深い意味はなくても、胸は締め付けられて甘い。
80.【烏丸】「君をイケメンと見込んで聞きたいことがある」
「なんですか?」
「女はやっぱり胸なの?」
「……気にしてんすか。先輩の、その」
「言わなくていい」
「イケメンに揉まれると大きくなるらしいですよ」
試してみます? なんて。それすら許してしまいそうでイケメン怖い
81.【影浦】「お友達の作り方がね、分からないの」
「……それ俺に聞くかぁ?」
「皆と同じように出来ないんだあ」
「同じな必要あんのかよ」
その問いに言葉を探していると、ぽんと君の手が私の頭に乗った。
「自然に出来んだろ、そんなもん。それに」
それまでは俺が友達でいてやるよ
82.【半崎】「義人は彼女作んないの?」
「うわその質問だるい」
予想はしていた反応に苦笑する。
「別に欲しいと思わないし」
その言葉がグサリと心を刺す。分かってたくせになんで聞いたんだろ?
「えーもったいなーい」
気づいて、気づかないで。そのやる気のない瞳に映りたいなんて
83.【村上】今日は午前中から待ち合わせして彼とデート。手を繋いで街中を歩いて、そろそろお昼時。
「なに食べよっか?」
「! あき、あれ見て」
鋼君が指差した方を見れば。
「ご飯大盛無料……!!」
なんて素晴らしい響き!
「あそこにしよう!」
2人笑顔でお店に入った。
84.【太刀川】「とーう!」
「うおっ!?」
前方にもじゃもじゃ頭を見つけたので、駆け寄って膝かっくんをかました。
「おま、びっくりすんだろー」
「あははウケるー」
その次は脇腹を小突く。
「俺で遊ぶな」
「いーじゃん、モテないんだしさー」
「お前俺には何してもいいと思ってるだろ!」
85.【当真】「はーやーくー!」
「お前、なんでそんな元気なんだよ……」
カップルで割引かれるケーキバイキング。昼寝をしていたのに叩き起こされた。しかもなぜか店まで走らされている。
「……本当、お前じゃなきゃ付きあってねえからな」
「なんか言ったー?」
「なんでもねーよ」
86.【鳥丸】「先輩、ちょっと」
烏丸君が私に手招きするのでドキリとする。そっと近づくと耳元に顔を寄せられ、
「スカート、めくれてますよ」
「!? うそっ!!」
烏丸君の前で恥ずかし
「まあ嘘なんですけど」
「っもう! なんで嘘吐くの!?」
「だって」
可愛いじゃないですか先輩
87.【荒船】季節の変わり目、嵐のように突風が吹き荒れる。煽られながら歩いていると、前方に荒船君を見つけた。
「荒船君っ」
「! 早乙女、」
振り向いた瞬間、風でスカートが舞い上がった。
「っ、み、見た!?」
「……悪りぃ」
口元抑えてるけどにやけてんの隠せてないから!
88.【迅】「お前は俺の傍にいないとダメだよ。俺のサイドエフェクトがそう言ってる」
頭を撫でながらそう言えば笑顔で頷く君。俺を映す二つの瞳は、純粋で無垢で、ひとつも俺を疑っちゃいない。馬鹿だなあと思う、俺が傍にいて欲しいだけなのに。けど、君が手に入るのならなんでもいい
89.【出水】そっぽは向いてるけど離してくれない手。
「ねぇなに怒ってんの?」
「別に怒ってねぇ」
「怒ってるじゃん。ねぇ何?」
「……さっき、褒めてただろ」
……確かにさっき奈良坂を褒めた。狙撃凄いって。
「え、そんなので妬いたの?」
「うっせえ黙れ」
さらに力強く握られる手。
90.【佐鳥】「先輩先輩、佐鳥頑張りました! なんかご褒美ください!」
防衛任務終了後、満面の笑みで佐鳥が駆け寄ってきた。
「よし、ご褒美あげる」
「やったー! なにくれ」
ちゅ。背伸びして無防備な頬にキスを落とす。
「……なっ、なっ!」
「奪っちゃった」
ウブな反応がクセになりそう。
91.【辻】辻君とお付き合いを始めて3週間。キスどころか手さえ繋いでいない。
「辻君本当に私のこと好きなんだよね?」
「す、好きだよ本当に」
「じゃあこっち見て」
辻君は恐る恐るこちらを見る。目が合った瞬間、ギュッと目を瞑った。
「好きだから、余計どうしたらいいかわからないんだ」
92.【荒船】「あぁー……」
「どした?」
「頭痛ぇ……」
「痛み止めあるよ、いる?」
「貰う……」
寄越された手の平に錠剤を二つ、転がしてあげた。
「……なぁ、なんで女っていつもこんなもん持ってんの?」
「あーそれ聞いちゃう?」
意外と女の子のこと知らないんだよね、君は
93.【荒船】楽しかったデートから帰宅、一日中一緒にいた余韻に浸りながら、繋ぐ先のなくなった手を握る。寂しい、なんて贅沢かな。
「!!」
震える携帯、発信元はさっきまで一緒にいた君。
「……話足んねぇな、って」
気恥ずかしそうな声、同じこと考えてくれてたなら嬉しいな。
94.【当真】「ちょっと当真! 真面目に援護してよ!」
「射線通んねーんだわ。ちょっと待ってろ」
言いながら、建物の屋根伝いに移動する。こんな移動の仕方、生身じゃ絶対無理だ。
「早くー!」
叫ぶ早乙女に苦笑する。嘘みたいな身体で戦っていても、俺達は等身大の少年少女だってのに
95.【風間】じーっと黙って私を見る赤い瞳。不満気に、何かを要求されているのは分かる。
「えっと……風間さん?」
「俺は、疲れている」
「えっ」
「ものすごーく疲れている」
「??」
オロオロしてたら、ぼふっと胸にもたれかかってきて。
「お前が足りないんだ、それくらい分かれ」
96.【米屋】「疲れた顔してんな?」
疲れ知らずな顔をして君は言う。
「まーね。女にはいろいろあんのよ」
「おー大変だなー」
ケラケラ笑う君が、少し恨めしい。米屋みたいに、爽やかに明るくなれたらいいのに。
「これ、後で飲もうと思ってたんだけど、やるよ」
君から元気のおすそ分け。
97.【嵐山】ジリリリ、けたたましく鳴るめざましを止める。働かない頭でずるずる布団に潜り込んだ。プルプルプル、続けて携帯が鳴る。
「……はぁい」
「おはよう、あき! もう朝だぞー起きろー!」
声だけで君の笑顔が浮かぶ。鮮やかな君のエネルギーが、体に入り込んで朝が来る。
98.【嵐山】授業終わり、離れた所に座っていた君はたちまち女の子達に囲まれる。その場面に出くわす度、私とは住む世界が違うんだなぁと思い知らされる。感嘆にも似た感情で見つめていると、人を掻き分けてこちらに来て。
「お昼、一緒に食べよう!」
世界を飛び越えて来てくれる君が好きだ
99.【嵐山】夜、ニュース番組を見ていたら丁度ボーダーの事を特集していた。
『ボーダーの仕事は大変ではないですか?』
記者の質問に君は笑顔で答える。
『大変ですが、市民の皆さんを守る仕事と思えば辛くないです! それに、』
画面越しに重なる視線。
『特別守りたい人がいますから』
100.【三輪】「秀次は、どこか行ってみたい場所ってない?」
「は?」
考えてもみなかったという顔に胸が痛む。
「例えば、満天の星空が見える場所、とかさ」
「……それなら」
箱庭のような三門の空を眺めて。
「綺麗な砂浜の海、だな」
「……いつか連れてってね」
君を繋ぎ止めるための約束
プレゼントを抱えて歩いていたら、風間さんが声をかけてくれた。
「プレゼントの持ち合わせがないな……」
「そんないいですよ」
「ふむ、提案だが俺の1日というのはどうだ?」
えっ
「1日お前の我儘を聞いてやる」
貰っちゃっていいんですか?
77.【天羽】じー。観察するようにふたつの眼が私をみる。日直の日誌を書いていたら、ふらりと天羽君が来て前の席を陣取ったのだ。
「……あの、日誌書きにくいんだけど」
「うん、いいよ続けて」
「話聞いてる?」
少し首を傾げるだけでやめる気配はないので、ため息を吐いて続きを書く。
78.【出水】丁度非番だったから参加したクラスのカラオケ会。女子の隣を陣取って、トークを披露していたら、耳に飛び込んできた澄んだ歌声。思わず誰が歌ってんのか確認したら合った目と目。気に食わないです、とでも言いたげな目で歌い上げる君から、目も耳も反らせなくなって。
79.【二宮】急に頭をぽんぽんと撫でられる感触。顔をあげれば見下ろす瞳とかち合う。
「なに?」
「いや、丁度いい位置にあった」
「どうせチビですよー」
「そうか、俺は好きだが」
さらっと言われた単語に、過剰に反応する心臓。深い意味はなくても、胸は締め付けられて甘い。
80.【烏丸】「君をイケメンと見込んで聞きたいことがある」
「なんですか?」
「女はやっぱり胸なの?」
「……気にしてんすか。先輩の、その」
「言わなくていい」
「イケメンに揉まれると大きくなるらしいですよ」
試してみます? なんて。それすら許してしまいそうでイケメン怖い
81.【影浦】「お友達の作り方がね、分からないの」
「……それ俺に聞くかぁ?」
「皆と同じように出来ないんだあ」
「同じな必要あんのかよ」
その問いに言葉を探していると、ぽんと君の手が私の頭に乗った。
「自然に出来んだろ、そんなもん。それに」
それまでは俺が友達でいてやるよ
82.【半崎】「義人は彼女作んないの?」
「うわその質問だるい」
予想はしていた反応に苦笑する。
「別に欲しいと思わないし」
その言葉がグサリと心を刺す。分かってたくせになんで聞いたんだろ?
「えーもったいなーい」
気づいて、気づかないで。そのやる気のない瞳に映りたいなんて
83.【村上】今日は午前中から待ち合わせして彼とデート。手を繋いで街中を歩いて、そろそろお昼時。
「なに食べよっか?」
「! あき、あれ見て」
鋼君が指差した方を見れば。
「ご飯大盛無料……!!」
なんて素晴らしい響き!
「あそこにしよう!」
2人笑顔でお店に入った。
84.【太刀川】「とーう!」
「うおっ!?」
前方にもじゃもじゃ頭を見つけたので、駆け寄って膝かっくんをかました。
「おま、びっくりすんだろー」
「あははウケるー」
その次は脇腹を小突く。
「俺で遊ぶな」
「いーじゃん、モテないんだしさー」
「お前俺には何してもいいと思ってるだろ!」
85.【当真】「はーやーくー!」
「お前、なんでそんな元気なんだよ……」
カップルで割引かれるケーキバイキング。昼寝をしていたのに叩き起こされた。しかもなぜか店まで走らされている。
「……本当、お前じゃなきゃ付きあってねえからな」
「なんか言ったー?」
「なんでもねーよ」
86.【鳥丸】「先輩、ちょっと」
烏丸君が私に手招きするのでドキリとする。そっと近づくと耳元に顔を寄せられ、
「スカート、めくれてますよ」
「!? うそっ!!」
烏丸君の前で恥ずかし
「まあ嘘なんですけど」
「っもう! なんで嘘吐くの!?」
「だって」
可愛いじゃないですか先輩
87.【荒船】季節の変わり目、嵐のように突風が吹き荒れる。煽られながら歩いていると、前方に荒船君を見つけた。
「荒船君っ」
「! 早乙女、」
振り向いた瞬間、風でスカートが舞い上がった。
「っ、み、見た!?」
「……悪りぃ」
口元抑えてるけどにやけてんの隠せてないから!
88.【迅】「お前は俺の傍にいないとダメだよ。俺のサイドエフェクトがそう言ってる」
頭を撫でながらそう言えば笑顔で頷く君。俺を映す二つの瞳は、純粋で無垢で、ひとつも俺を疑っちゃいない。馬鹿だなあと思う、俺が傍にいて欲しいだけなのに。けど、君が手に入るのならなんでもいい
89.【出水】そっぽは向いてるけど離してくれない手。
「ねぇなに怒ってんの?」
「別に怒ってねぇ」
「怒ってるじゃん。ねぇ何?」
「……さっき、褒めてただろ」
……確かにさっき奈良坂を褒めた。狙撃凄いって。
「え、そんなので妬いたの?」
「うっせえ黙れ」
さらに力強く握られる手。
90.【佐鳥】「先輩先輩、佐鳥頑張りました! なんかご褒美ください!」
防衛任務終了後、満面の笑みで佐鳥が駆け寄ってきた。
「よし、ご褒美あげる」
「やったー! なにくれ」
ちゅ。背伸びして無防備な頬にキスを落とす。
「……なっ、なっ!」
「奪っちゃった」
ウブな反応がクセになりそう。
91.【辻】辻君とお付き合いを始めて3週間。キスどころか手さえ繋いでいない。
「辻君本当に私のこと好きなんだよね?」
「す、好きだよ本当に」
「じゃあこっち見て」
辻君は恐る恐るこちらを見る。目が合った瞬間、ギュッと目を瞑った。
「好きだから、余計どうしたらいいかわからないんだ」
92.【荒船】「あぁー……」
「どした?」
「頭痛ぇ……」
「痛み止めあるよ、いる?」
「貰う……」
寄越された手の平に錠剤を二つ、転がしてあげた。
「……なぁ、なんで女っていつもこんなもん持ってんの?」
「あーそれ聞いちゃう?」
意外と女の子のこと知らないんだよね、君は
93.【荒船】楽しかったデートから帰宅、一日中一緒にいた余韻に浸りながら、繋ぐ先のなくなった手を握る。寂しい、なんて贅沢かな。
「!!」
震える携帯、発信元はさっきまで一緒にいた君。
「……話足んねぇな、って」
気恥ずかしそうな声、同じこと考えてくれてたなら嬉しいな。
94.【当真】「ちょっと当真! 真面目に援護してよ!」
「射線通んねーんだわ。ちょっと待ってろ」
言いながら、建物の屋根伝いに移動する。こんな移動の仕方、生身じゃ絶対無理だ。
「早くー!」
叫ぶ早乙女に苦笑する。嘘みたいな身体で戦っていても、俺達は等身大の少年少女だってのに
95.【風間】じーっと黙って私を見る赤い瞳。不満気に、何かを要求されているのは分かる。
「えっと……風間さん?」
「俺は、疲れている」
「えっ」
「ものすごーく疲れている」
「??」
オロオロしてたら、ぼふっと胸にもたれかかってきて。
「お前が足りないんだ、それくらい分かれ」
96.【米屋】「疲れた顔してんな?」
疲れ知らずな顔をして君は言う。
「まーね。女にはいろいろあんのよ」
「おー大変だなー」
ケラケラ笑う君が、少し恨めしい。米屋みたいに、爽やかに明るくなれたらいいのに。
「これ、後で飲もうと思ってたんだけど、やるよ」
君から元気のおすそ分け。
97.【嵐山】ジリリリ、けたたましく鳴るめざましを止める。働かない頭でずるずる布団に潜り込んだ。プルプルプル、続けて携帯が鳴る。
「……はぁい」
「おはよう、あき! もう朝だぞー起きろー!」
声だけで君の笑顔が浮かぶ。鮮やかな君のエネルギーが、体に入り込んで朝が来る。
98.【嵐山】授業終わり、離れた所に座っていた君はたちまち女の子達に囲まれる。その場面に出くわす度、私とは住む世界が違うんだなぁと思い知らされる。感嘆にも似た感情で見つめていると、人を掻き分けてこちらに来て。
「お昼、一緒に食べよう!」
世界を飛び越えて来てくれる君が好きだ
99.【嵐山】夜、ニュース番組を見ていたら丁度ボーダーの事を特集していた。
『ボーダーの仕事は大変ではないですか?』
記者の質問に君は笑顔で答える。
『大変ですが、市民の皆さんを守る仕事と思えば辛くないです! それに、』
画面越しに重なる視線。
『特別守りたい人がいますから』
100.【三輪】「秀次は、どこか行ってみたい場所ってない?」
「は?」
考えてもみなかったという顔に胸が痛む。
「例えば、満天の星空が見える場所、とかさ」
「……それなら」
箱庭のような三門の空を眺めて。
「綺麗な砂浜の海、だな」
「……いつか連れてってね」
君を繋ぎ止めるための約束