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26.【歌川】「髪切っちゃったんですね」
昨日短くなったそれを見て、残念そうに君は言う。
「意外。歌川君なら褒めてくると思った」
「え? あっいや、ショートもお似合いです! けど、」
珍しく言い淀む。
「その、俺、貴方の髪好きだったんで……」
君がそう言うなら、また伸ばそうかな。
27.【菊地原】
菊地原君が私に覆いかぶさるように抱きついてきて数分。未だに彼は喋らない。
「なに、言ってくれなきゃ分かんないよ」
「嫌。言いたくない」
そう言うと、ギューッと抱きつく力が強くなった。
「ちょ、苦しい苦しい!」
「うるさい、黙って」
「酷くない!?」
こうなったらされるがまま。
28.【東】「うあああ当真にも奈良坂にも勝でない、わだしのが狙撃手長いのにーっ!」
飲み会の席、酔いが回って日頃の愚痴が溢れる。
「まあまあ」
突っ伏す私の肩に置かれる優しい手。
「お前がいい狙撃手なのは、ちゃんと俺が分かってるから」
微笑む師に、また頑張ろうと思えた。
29.【出水】突然の夕立、校門で立ちすくむ背中を見つけた。すぐ出水だって理解した。
「入っていけば?」
ぶっきらぼうに傘を傾けた。
「お前が置き傘持ってるとか、雨が降るわけだわ」
「はあ? 置いてくわよ?」
「素直じゃねーな」
「どっちが」
素直になれないのはあんただからだっての。
30.【荒船】「バーン!」
「!?」
荒船君が急に笑顔で私を撃ち抜いてきた。
「なんだよ、うっ、とかやれよ。」
「ええ……」
文句を言いつつ、その顔は嬉しそうで。
「なんかあった?」
訊ねれば、にーっと笑みを深くして。
「イーグレットマスターになった!」
ロマンに近づいた君は可愛い。
31.【三輪】雨の日の君にかける言葉を見つけられずにいる。
「秀次、」
「お前は俺の前からいなくなるなよ」
そう言う君の声は驚くほど静かで。瞳を見れば、悲しいくらい揺れていた。
「いなくなるな」
もう一度、確認するように発せられた言葉に、頷く事しかできない私を許してほしい。
32.【人見】「無理無理無理!」
「あっははは!」
薄暗い部屋、光る画面にはおどろおどろしい、目を背けたくなる映像が流れている。私が怖がる度に、摩子のテンションは上がっていくようで。
「嫌ーっ! 怖い!」
「あきのその顔最高!」
これ以上ない位のいい笑顔にぞわっと背筋が凍った。
33.【ヒュース】
「ヒュースは回収出来なかった。すまない。」
そう告げる領主の言葉など信じられるわけがなかった。絶望に支配されるよりも先に、私の足は動いていた。約束を破る君じゃないでしょ? でも、ごめんね。大人しく待っているのは性分じゃないみたい。必ず君は生きてる。信じてるよ。
34.【荒船】「荒船君のどこが好きなの?」
問われているのをたまたま聞いて。
「ちょっと乱暴なところ」
そう答えたあいつの声が脳で繰り返されてる。掻き立てられた熱を吐き出したら、汚してしまうような気がして。それでも、あいつの名前を呼ぶことをやめられなかった。
俺達はまだ純情のまま。
35.【加古】「あら、またミスしたの?」
私の微妙な表情の変化に望は目ざとく気づく。
「いけない子ね、お仕置きが必要かしら?」
背の高い彼女の細長い指が私の顎をすくう。
「可愛い、私の「望! 昨日のレズごっこの続きここでしないで! 見てる、双葉ちゃんが凄い目で見てる!」
36.【当真】「なあ、宿題写させてくんね?」
「……」
いつもの調子、いつも通り。ちらっと睨みつけて、ペラッと完成したプリントを差し出す。
「おお、いつも悪りぃな。愛してんぜ~」
へらりと笑ってなんでもないように言う。その言葉に私が胸を痛めてることなんて、知らないんだろう。
37.【影浦】周りの人の気持ちなんて私には分からないけど、君の気持ちなら分かる、つもり。
「ほらカゲ、イライラしない!」
「あ!?」
ピリピリした彼を振り向かせて、口に飴を放り込む。棒付き。
「ん、ぐ」
咥えるとすぐに噛み砕いちゃったけど、少し落ち着いたようで胸を撫で下ろした。
38.【相手不確定】
「ね、しりとりしよー!」
「は?」
「しりとりのり、りす! はい、す!」
「……、! 好きだ。」
「へ?」
「好きだ。次、お前の番だ。」
「っ……だ、大好き!!」
「!!?」
「次、き、だよ。」
「…………キス、するか?」
頷けば、やんわりと触れあった。
39.【風間】「風間さん、食べ過ぎです」
新しい菓子袋に伸びる手をはたく。じとっとした抗議の視線。
「腹が減った」
「さっきお昼食べたばっかじゃないですか」
とにかくダメです、と言い切れば、悪戯を思いついた顔を見せた後、
「口が寂しい。責任を取れ」
近づいた顔、反転した視界。
40.【犬飼】「お前、俺のこと好きでしょ?」
覗き込んでくる瞳から目を逸らす。彼の口元は大きく弧を描いている。
「好きじゃないよ」
「ふーん? 強がるんだ」
「強がってない」
「ま、いいよ」
顔が近づいて反射的に目を閉じる。コツン、と額同士がぶつかる。
「すぐに落としてあげるから」
41.【荒船】「荒船くーん? おーい! 」
目の前にいるのに荒船君は気づいてくれない。よくあることだ。
「荒船君!」
「おわっ! びっくりした」
「なに考えてたの?」
「んー、あ」
ニヤリと笑い、
「お前のこと」
なんて。何も言えない私を見て、
「バカ、冗談だっつの」
彼まで真っ赤になっていた。
42.【迅】「そんな格好でどこ行くつもりなの」
ジャージ、ノーブラの私を迅は睨む。
「女の子がそんなだらしない姿で出歩くなよ」
「えー珈琲買いに行くだけ、」
「いいから、これ着て!」
上着を突き出され渋々それに袖を通す。
「世話かけさせないでよ」
実力派エリートは忙しいんだから。
43.【佐鳥】「先輩、いひゃいれす」
後輩のほっぺをむにーっと引き伸ばす。佐鳥は少し屈んで、私にされるがまま。
「もう、なんでこんなスベスベなの。悔しい」
「せ、先輩だってスベスベじゃないですか!」
そっと触れる手。君のちょっとした手加減が、私が女だって事を思い出させる。
44.【出水】「俺、お前のことすげー好きなんだわ」
突然黙りこくったと思ったら、そんな事を口にするので面食らう。
「へ、へー知らなかった!」
「だよなぁ態度に出してねーもん俺」
独り言みたいに呟く。
「なあ、どうしたら伝わるかな」
そんな切ない目で見ないで、心臓止まっちゃうから
45.【影浦】人と同じように振る舞う為に吐かれる嘘が嫌いだ。大抵の人は嘘を吐いたことにも気付かずに生活している。それが苦手だ。
「カゲの隣は落ち着くね」
「……物好きな奴」
そう言って照れる君は、嘘を吐くのが苦手なんだと思う。ね、世界に君さえいればそれでいいと思えるんだ。
46.【穂刈】穂刈君が筋トレをしている。それはよくあることなんだけど。
「それ少女漫画?」
「ああ」
右手にダンベル、左手には胸キュンと噂の少女漫画。器用に片手で読みながら筋トレしている。
「それ穂刈君が読んでも面白いの?」
「面白い。ときめく、胸が」
……意外に君はメルヘンチックなの?
47.【荒船】「痛っ!」
部屋で寛いでると、悲痛な叫びが聞こえた。振り向けば、哲次がつま先を抑えてしゃがみこんでいた。
「小指ぶつけた?」
「ソファーの角に思いっきり……」
「案外哲次は鈍臭いよね」
そう言えばあからさまに不機嫌な顔になる。ああ、そんな所も愛おしくて仕方が無い!
48.【迅】ふわぁーと大きな欠伸が隣から零れる。迅の顔を見れば、決まり悪そうにする。
「ごめん、あきといるのに欠伸なんて」
「ううん、疲れてるんでしょ? 少し眠る?」
「そんな勿体無いこと出来ないよ、ただ」
君の隣にいると安心するんだ。陽だまりのような温かさに目を閉じた。
49.【忍田】鋭い一閃が私の身体を切り裂く。緩やかに崩れ落ち、次の瞬間にはベットに転送される。相変わらず師匠は強い。
「どうした? 終わりか?」
「もう一戦お願いします!」
最近は機会の減った本部長直々の稽古、こんなんじゃ終われない。いつか貴方の背中に追いつき、追い越すまで
50.【荒船】彼女を映画デートに誘った。いつも見るようなヤツじゃなくて、ヒューマン物を選んだんだが何と言うか……普通。特に感動するポイントもなくエンドロール。これは失敗だったかと心配して横を見たら。
『良かった! 良かったねぇ……!』
まさかの大号泣。可愛いんだよ、馬鹿!
昨日短くなったそれを見て、残念そうに君は言う。
「意外。歌川君なら褒めてくると思った」
「え? あっいや、ショートもお似合いです! けど、」
珍しく言い淀む。
「その、俺、貴方の髪好きだったんで……」
君がそう言うなら、また伸ばそうかな。
27.【菊地原】
菊地原君が私に覆いかぶさるように抱きついてきて数分。未だに彼は喋らない。
「なに、言ってくれなきゃ分かんないよ」
「嫌。言いたくない」
そう言うと、ギューッと抱きつく力が強くなった。
「ちょ、苦しい苦しい!」
「うるさい、黙って」
「酷くない!?」
こうなったらされるがまま。
28.【東】「うあああ当真にも奈良坂にも勝でない、わだしのが狙撃手長いのにーっ!」
飲み会の席、酔いが回って日頃の愚痴が溢れる。
「まあまあ」
突っ伏す私の肩に置かれる優しい手。
「お前がいい狙撃手なのは、ちゃんと俺が分かってるから」
微笑む師に、また頑張ろうと思えた。
29.【出水】突然の夕立、校門で立ちすくむ背中を見つけた。すぐ出水だって理解した。
「入っていけば?」
ぶっきらぼうに傘を傾けた。
「お前が置き傘持ってるとか、雨が降るわけだわ」
「はあ? 置いてくわよ?」
「素直じゃねーな」
「どっちが」
素直になれないのはあんただからだっての。
30.【荒船】「バーン!」
「!?」
荒船君が急に笑顔で私を撃ち抜いてきた。
「なんだよ、うっ、とかやれよ。」
「ええ……」
文句を言いつつ、その顔は嬉しそうで。
「なんかあった?」
訊ねれば、にーっと笑みを深くして。
「イーグレットマスターになった!」
ロマンに近づいた君は可愛い。
31.【三輪】雨の日の君にかける言葉を見つけられずにいる。
「秀次、」
「お前は俺の前からいなくなるなよ」
そう言う君の声は驚くほど静かで。瞳を見れば、悲しいくらい揺れていた。
「いなくなるな」
もう一度、確認するように発せられた言葉に、頷く事しかできない私を許してほしい。
32.【人見】「無理無理無理!」
「あっははは!」
薄暗い部屋、光る画面にはおどろおどろしい、目を背けたくなる映像が流れている。私が怖がる度に、摩子のテンションは上がっていくようで。
「嫌ーっ! 怖い!」
「あきのその顔最高!」
これ以上ない位のいい笑顔にぞわっと背筋が凍った。
33.【ヒュース】
「ヒュースは回収出来なかった。すまない。」
そう告げる領主の言葉など信じられるわけがなかった。絶望に支配されるよりも先に、私の足は動いていた。約束を破る君じゃないでしょ? でも、ごめんね。大人しく待っているのは性分じゃないみたい。必ず君は生きてる。信じてるよ。
34.【荒船】「荒船君のどこが好きなの?」
問われているのをたまたま聞いて。
「ちょっと乱暴なところ」
そう答えたあいつの声が脳で繰り返されてる。掻き立てられた熱を吐き出したら、汚してしまうような気がして。それでも、あいつの名前を呼ぶことをやめられなかった。
俺達はまだ純情のまま。
35.【加古】「あら、またミスしたの?」
私の微妙な表情の変化に望は目ざとく気づく。
「いけない子ね、お仕置きが必要かしら?」
背の高い彼女の細長い指が私の顎をすくう。
「可愛い、私の「望! 昨日のレズごっこの続きここでしないで! 見てる、双葉ちゃんが凄い目で見てる!」
36.【当真】「なあ、宿題写させてくんね?」
「……」
いつもの調子、いつも通り。ちらっと睨みつけて、ペラッと完成したプリントを差し出す。
「おお、いつも悪りぃな。愛してんぜ~」
へらりと笑ってなんでもないように言う。その言葉に私が胸を痛めてることなんて、知らないんだろう。
37.【影浦】周りの人の気持ちなんて私には分からないけど、君の気持ちなら分かる、つもり。
「ほらカゲ、イライラしない!」
「あ!?」
ピリピリした彼を振り向かせて、口に飴を放り込む。棒付き。
「ん、ぐ」
咥えるとすぐに噛み砕いちゃったけど、少し落ち着いたようで胸を撫で下ろした。
38.【相手不確定】
「ね、しりとりしよー!」
「は?」
「しりとりのり、りす! はい、す!」
「……、! 好きだ。」
「へ?」
「好きだ。次、お前の番だ。」
「っ……だ、大好き!!」
「!!?」
「次、き、だよ。」
「…………キス、するか?」
頷けば、やんわりと触れあった。
39.【風間】「風間さん、食べ過ぎです」
新しい菓子袋に伸びる手をはたく。じとっとした抗議の視線。
「腹が減った」
「さっきお昼食べたばっかじゃないですか」
とにかくダメです、と言い切れば、悪戯を思いついた顔を見せた後、
「口が寂しい。責任を取れ」
近づいた顔、反転した視界。
40.【犬飼】「お前、俺のこと好きでしょ?」
覗き込んでくる瞳から目を逸らす。彼の口元は大きく弧を描いている。
「好きじゃないよ」
「ふーん? 強がるんだ」
「強がってない」
「ま、いいよ」
顔が近づいて反射的に目を閉じる。コツン、と額同士がぶつかる。
「すぐに落としてあげるから」
41.【荒船】「荒船くーん? おーい! 」
目の前にいるのに荒船君は気づいてくれない。よくあることだ。
「荒船君!」
「おわっ! びっくりした」
「なに考えてたの?」
「んー、あ」
ニヤリと笑い、
「お前のこと」
なんて。何も言えない私を見て、
「バカ、冗談だっつの」
彼まで真っ赤になっていた。
42.【迅】「そんな格好でどこ行くつもりなの」
ジャージ、ノーブラの私を迅は睨む。
「女の子がそんなだらしない姿で出歩くなよ」
「えー珈琲買いに行くだけ、」
「いいから、これ着て!」
上着を突き出され渋々それに袖を通す。
「世話かけさせないでよ」
実力派エリートは忙しいんだから。
43.【佐鳥】「先輩、いひゃいれす」
後輩のほっぺをむにーっと引き伸ばす。佐鳥は少し屈んで、私にされるがまま。
「もう、なんでこんなスベスベなの。悔しい」
「せ、先輩だってスベスベじゃないですか!」
そっと触れる手。君のちょっとした手加減が、私が女だって事を思い出させる。
44.【出水】「俺、お前のことすげー好きなんだわ」
突然黙りこくったと思ったら、そんな事を口にするので面食らう。
「へ、へー知らなかった!」
「だよなぁ態度に出してねーもん俺」
独り言みたいに呟く。
「なあ、どうしたら伝わるかな」
そんな切ない目で見ないで、心臓止まっちゃうから
45.【影浦】人と同じように振る舞う為に吐かれる嘘が嫌いだ。大抵の人は嘘を吐いたことにも気付かずに生活している。それが苦手だ。
「カゲの隣は落ち着くね」
「……物好きな奴」
そう言って照れる君は、嘘を吐くのが苦手なんだと思う。ね、世界に君さえいればそれでいいと思えるんだ。
46.【穂刈】穂刈君が筋トレをしている。それはよくあることなんだけど。
「それ少女漫画?」
「ああ」
右手にダンベル、左手には胸キュンと噂の少女漫画。器用に片手で読みながら筋トレしている。
「それ穂刈君が読んでも面白いの?」
「面白い。ときめく、胸が」
……意外に君はメルヘンチックなの?
47.【荒船】「痛っ!」
部屋で寛いでると、悲痛な叫びが聞こえた。振り向けば、哲次がつま先を抑えてしゃがみこんでいた。
「小指ぶつけた?」
「ソファーの角に思いっきり……」
「案外哲次は鈍臭いよね」
そう言えばあからさまに不機嫌な顔になる。ああ、そんな所も愛おしくて仕方が無い!
48.【迅】ふわぁーと大きな欠伸が隣から零れる。迅の顔を見れば、決まり悪そうにする。
「ごめん、あきといるのに欠伸なんて」
「ううん、疲れてるんでしょ? 少し眠る?」
「そんな勿体無いこと出来ないよ、ただ」
君の隣にいると安心するんだ。陽だまりのような温かさに目を閉じた。
49.【忍田】鋭い一閃が私の身体を切り裂く。緩やかに崩れ落ち、次の瞬間にはベットに転送される。相変わらず師匠は強い。
「どうした? 終わりか?」
「もう一戦お願いします!」
最近は機会の減った本部長直々の稽古、こんなんじゃ終われない。いつか貴方の背中に追いつき、追い越すまで
50.【荒船】彼女を映画デートに誘った。いつも見るようなヤツじゃなくて、ヒューマン物を選んだんだが何と言うか……普通。特に感動するポイントもなくエンドロール。これは失敗だったかと心配して横を見たら。
『良かった! 良かったねぇ……!』
まさかの大号泣。可愛いんだよ、馬鹿!