プロトタイプ/試金石
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「だから!私浮気はやめときなって言ったじゃん?言ったのに三股とかするから!」
「へいへーい。説教聞かなくてもタコくらいわかった。さーせん」
女の指が、目尻に引っかかったとか言うから心配している。眼帯したってカメラに残すだろうけど。痛いのは嫌じゃん、私も影汰も。目尻に触れて、ワセリンクリームを薄く塗る。黙って従う影汰の、頭を軽く叩く。肩を揺らして笑い出すから、チョップして高速で叩きまわした。影汰がゲラゲラしているから、今度だってどこにも本命はいなかったんだと安堵する。バカみたいだ。
「チョコ貰えた時、ちょっと本気になれそうだったんだけどな〜」
「……ふーん?」
興味ないフリで、続きを急かす。影汰は私が買ってきたコアラのマーチを、なにも言わずに口に運んだ。
「あん時は、先輩が間違いなくてハマってたの。でも、チョコ貰ったら飽きちゃった」
「チョコ好きじゃん。サガる要素ある?」
「なんかさぁ、手作りでさぁ。伝わる?この感じ」
歳上先輩彼女に手作りのチョコを作らせる男か……またひとつ、乙夜影汰は実績を解除した。全部が全部、私に向けられたものではないのは残念だけど。ほんとのほんとに、だーれもいなくなって、男だとか女だとか言ってる余裕もなくなったら。乙夜影汰はぜったい、わたしを選んでくれる。友達にはハードルひっく!!と笑われるけど。乙夜影汰の、めんどくさくない女ってポジション、案外生きやすいよ?誰にもやんないけど。
「手作りチョコはNG。美唯、りょーかい」
「あ、ごめんお前のはちょっと欲しい」
「えぇ?わけわかめですけど」
「その……一緒に作ったら、衛生面も納得出来っしょ」
「それはそう」
「……ダメか?わがまますぎ?」
私はひとつ、幸せなため息を吐く。いいんだよ、私にくらい誠実でなくっても。嘘まみれでも、そんな中からダイヤモンドの欠片くらい見つけてくるよ。いとも簡単に。忍者にしたら正直ものすぎる彼。シャッターを切ってあげる。こんなに私に証拠ばかり残して、忍者失格だね。私は黙って写真撮ったり髪に触れたりしてるから、より不安そうに瞳を揺らして。
「シンプルに欲しがられないと、アガんないでしょ」
「……っす。さーせんした」
影汰は私の真っ黒で重ための髪に触れて、丁寧に指を通して。ちょっと苦しそうに私を抱き寄せた。今度も、恋が見つからなかったね。いっそ私のことにしてしまえばいいのにね。いつでも待ってるよ?待ってるのにね。
「美唯の手作りチョコ、遅刻でいいから欲しい」
「どのレベルの?」
「レベル……?最大級の?」
「ふふふふ。分かった。次の週末ね」
食べれるレベルならなんでもおっけ、豪華さメインってことだよね。このストーカーちゃんにお任せなさい。ずっと好きだよ。最低保証の大本命、ストーカーまでお任せあれの大真打。宵待美唯を、いつだって愛してね?下手なヤキモチなんて、可愛くないからしないし。ね、ね。愛したくなってきた?それすら、どっちでもいいの。だいすき!
「へいへーい。説教聞かなくてもタコくらいわかった。さーせん」
女の指が、目尻に引っかかったとか言うから心配している。眼帯したってカメラに残すだろうけど。痛いのは嫌じゃん、私も影汰も。目尻に触れて、ワセリンクリームを薄く塗る。黙って従う影汰の、頭を軽く叩く。肩を揺らして笑い出すから、チョップして高速で叩きまわした。影汰がゲラゲラしているから、今度だってどこにも本命はいなかったんだと安堵する。バカみたいだ。
「チョコ貰えた時、ちょっと本気になれそうだったんだけどな〜」
「……ふーん?」
興味ないフリで、続きを急かす。影汰は私が買ってきたコアラのマーチを、なにも言わずに口に運んだ。
「あん時は、先輩が間違いなくてハマってたの。でも、チョコ貰ったら飽きちゃった」
「チョコ好きじゃん。サガる要素ある?」
「なんかさぁ、手作りでさぁ。伝わる?この感じ」
歳上先輩彼女に手作りのチョコを作らせる男か……またひとつ、乙夜影汰は実績を解除した。全部が全部、私に向けられたものではないのは残念だけど。ほんとのほんとに、だーれもいなくなって、男だとか女だとか言ってる余裕もなくなったら。乙夜影汰はぜったい、わたしを選んでくれる。友達にはハードルひっく!!と笑われるけど。乙夜影汰の、めんどくさくない女ってポジション、案外生きやすいよ?誰にもやんないけど。
「手作りチョコはNG。美唯、りょーかい」
「あ、ごめんお前のはちょっと欲しい」
「えぇ?わけわかめですけど」
「その……一緒に作ったら、衛生面も納得出来っしょ」
「それはそう」
「……ダメか?わがまますぎ?」
私はひとつ、幸せなため息を吐く。いいんだよ、私にくらい誠実でなくっても。嘘まみれでも、そんな中からダイヤモンドの欠片くらい見つけてくるよ。いとも簡単に。忍者にしたら正直ものすぎる彼。シャッターを切ってあげる。こんなに私に証拠ばかり残して、忍者失格だね。私は黙って写真撮ったり髪に触れたりしてるから、より不安そうに瞳を揺らして。
「シンプルに欲しがられないと、アガんないでしょ」
「……っす。さーせんした」
影汰は私の真っ黒で重ための髪に触れて、丁寧に指を通して。ちょっと苦しそうに私を抱き寄せた。今度も、恋が見つからなかったね。いっそ私のことにしてしまえばいいのにね。いつでも待ってるよ?待ってるのにね。
「美唯の手作りチョコ、遅刻でいいから欲しい」
「どのレベルの?」
「レベル……?最大級の?」
「ふふふふ。分かった。次の週末ね」
食べれるレベルならなんでもおっけ、豪華さメインってことだよね。このストーカーちゃんにお任せなさい。ずっと好きだよ。最低保証の大本命、ストーカーまでお任せあれの大真打。宵待美唯を、いつだって愛してね?下手なヤキモチなんて、可愛くないからしないし。ね、ね。愛したくなってきた?それすら、どっちでもいいの。だいすき!
