曖昧な境界線
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名前なき綺羅星
「盲目の梟の目玉が欲しい」とある国の王様が言った。盲目の梟の瞳は宝石を零した夜空のように美しいから。哀れな梟は人に捕まり目を潰され、賢い梟は人里に近づかなくなった。ある日の真昼、王室の窓に梟が止まる。首を傾げ、捕まるのを待つように。王が「捕まえろ!」と叫ぶと音もなく飛び立つ。王は無我夢中で手を伸ばし、尾羽を手にした。まもなく王の体は宙に投げ出され、真っ逆さまに庭に落ちた。綺麗な尾羽が追悼するように舞い落ちる。庭師が見上げると、光を映さない瞳を持った梟が森の方へと飛んでいった。
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