大空の方向は見失わない
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コンビニというのは便利なものだ。二十四時間いつでも明かりがついていて、必要な物資を調達出来る。人の出入りも多く、情報の収集にも役立つこともある。もっとも、今日はなんてことはない。今晩の夕食を買うために立ち寄ったのだが。
「しゃっせー……あ!」
「おや」
見知った顔がレジに立っていた。毛を逆立てた猫のような顔で。このような人間を相手にすると、余裕を見せつけるために自然と口角が上がってしまう。
「お前はこの間、十代目に挑んできたヒットマン!」
「心外ですね。ボンゴレに仇なす敵を欺いたというのに」
「そんなのは後付けだろーが! 十代目に手ぇ出したこと、忘れんじゃねえ!」
「君こそ、僕を忘れるなんて。悲しいな、スモーキンボム」
「なっ、なんでその名前を……!!」
驚嘆の顔にますます可笑しくなる。イタリア時代、こいつとは仕事をしたことがある。まあなんでもかんでも爆破する奴で、自分の身を省みないから手を焼いたことを覚えている。
「どうですか? あれから自爆癖、治りました?」
「!!……いつの話をしてやがる。それはとっくの昔に捨ててきた俺だぜ」
スモーキンボムの瞳に迷いはなく、在るべき場所を見つけたのだろうとうかがえた。愚かなマフィアに変わりはないが、それでも幾分かマシな顔だ。
「つーか! 俺はお前と仕事をした覚えなんてないぞ!」
「ン? フフフ、それはそうでしょうねぇ」
だって、その時僕は幻覚で変装をしていたからね。当時のこいつには見破れなかっただろう。
「まあ、昔のことはいいです。今君と争っても意味はないですしね。これ、会計お願いしますよ」
「くっ……!!」
律儀にお弁当を温めてくれたスモーキンボム。
「割り箸はいんのかよ」
「お願いします」
ちゃんとしたコンビニ店員の仕事を受け、満足できた僕はコンビニを後にした。
「てめー十代目になんかしたら許さねえからな!」
後ろから叫ばれ、少し歩を緩めた。許せない、か。それはどういった感情なのだろう。覚えている気もするが、遠くに置いてきたような気もする。
「いずれにせよ、醜いマフィアは殲滅する」
それだけは、遠いあの日にした大事な約束だ。
「しゃっせー……あ!」
「おや」
見知った顔がレジに立っていた。毛を逆立てた猫のような顔で。このような人間を相手にすると、余裕を見せつけるために自然と口角が上がってしまう。
「お前はこの間、十代目に挑んできたヒットマン!」
「心外ですね。ボンゴレに仇なす敵を欺いたというのに」
「そんなのは後付けだろーが! 十代目に手ぇ出したこと、忘れんじゃねえ!」
「君こそ、僕を忘れるなんて。悲しいな、スモーキンボム」
「なっ、なんでその名前を……!!」
驚嘆の顔にますます可笑しくなる。イタリア時代、こいつとは仕事をしたことがある。まあなんでもかんでも爆破する奴で、自分の身を省みないから手を焼いたことを覚えている。
「どうですか? あれから自爆癖、治りました?」
「!!……いつの話をしてやがる。それはとっくの昔に捨ててきた俺だぜ」
スモーキンボムの瞳に迷いはなく、在るべき場所を見つけたのだろうとうかがえた。愚かなマフィアに変わりはないが、それでも幾分かマシな顔だ。
「つーか! 俺はお前と仕事をした覚えなんてないぞ!」
「ン? フフフ、それはそうでしょうねぇ」
だって、その時僕は幻覚で変装をしていたからね。当時のこいつには見破れなかっただろう。
「まあ、昔のことはいいです。今君と争っても意味はないですしね。これ、会計お願いしますよ」
「くっ……!!」
律儀にお弁当を温めてくれたスモーキンボム。
「割り箸はいんのかよ」
「お願いします」
ちゃんとしたコンビニ店員の仕事を受け、満足できた僕はコンビニを後にした。
「てめー十代目になんかしたら許さねえからな!」
後ろから叫ばれ、少し歩を緩めた。許せない、か。それはどういった感情なのだろう。覚えている気もするが、遠くに置いてきたような気もする。
「いずれにせよ、醜いマフィアは殲滅する」
それだけは、遠いあの日にした大事な約束だ。
