大空の方向は見失わない
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ふわあ、と久しぶりの早起きに欠伸が出る。朝のすっと澄んだ空気を吸い込んでも、頭までは覚醒しない。風紀委員が定期的に実施する手荷物検査のため、普通の生徒は三十分早めの登校になっている。一応は並盛の風紀委員に所属している僕は、それよりも早い登校になる。朝が弱い、と弱音を吐いたら、恭弥さんから鬼のようなモーニングコールを食らった。ああ、チョコが食べたい。半分寝ぼけながらの手荷物検査も、そろそろ終わる。朝礼を知らせる予鈴が鳴った。
「うわああああ間に合っーー」
「遅刻ですね、ボンゴレ十代目」
駆け込んできた彼の足を軽く引っかけてやれば、無様に転ぶ。この男が大マフィアボンゴレの次期筆頭とは、正直まだ信じられないでいる。
「いたた! もう、なにするんですか?」
「ン……フフフ。遅刻者には罰則をと、恭弥さんに言われてますので」
「あ……屍ちゃん! 本当に風紀委員になったんだ……」
沢田綱吉はようやく相手が僕であることに気がついたようだ。
「不本意ではありますが……席を用意しろと言ったのは僕ですからね」
「いや、俺が決めたわけじゃないんだけど……そういえば、怪我はもう大丈夫なの?」
先日、マフィアの抗争を治めてきた。その時のことを言っているのだろう。全く、僕は君に心配される立場ではないというのに。
「屍ちゃん、いつも顔色悪いし……心配だよ」
「ああああ! むず痒い! そのちゃん付けやめてください!骸に対しては呼び捨てでしょう貴方!」
なんで、そんなにか弱い者を見るような目で僕を見れるんだ。理解に苦しむ。恭弥さんが彼を小動物というのも頷ける。そのキラキラした瞳、いっそ抉ってしまいたい。
「あっ、でも骸と同じ扱いだと嫌だって、屍ちゃん、前に言っていただろ?」
なぜそんなところだけ記憶力がいいのか。テストで0点を取る男とは思えない。本当に、沢田綱吉は分からない事ばかりだ。
「骸と同じ扱いは嫌ですが、下等な扱いはもっと嫌です! 骸と話すように、対等な扱いを求めます!」
「ええー!? なにそれよく分からないよー!」
「とりあえず、ちゃん付けをやめてください! それから、僕を心配するような目で見るな!」
まくし立てて、息が上がる。こんな単純なことを何故分かってもらえないのか。いっそのこと、戦闘で分からせようかと思ったところで、本鈴が鳴った。
「ああー!! 完全に遅刻だー!!」
「ちっ、さっさと行け沢田綱吉! 君といると調子が狂う!」
ここで戦闘して恭弥さんに叱られるのはごめんだ。背を向けて立ち去ろうとすると、待って! と後ろから声がした。構わずに歩を進める。
「俺はもう、屍ちゃんのことは仲間だと思ってるから!」
だから、そのちゃん付けをやめろと言っているのに! 仲間だなんて懲り懲りだ!そう思いながら、足早に彼と距離を置いた。熱い頬には、気付かぬフリ。
「うわああああ間に合っーー」
「遅刻ですね、ボンゴレ十代目」
駆け込んできた彼の足を軽く引っかけてやれば、無様に転ぶ。この男が大マフィアボンゴレの次期筆頭とは、正直まだ信じられないでいる。
「いたた! もう、なにするんですか?」
「ン……フフフ。遅刻者には罰則をと、恭弥さんに言われてますので」
「あ……屍ちゃん! 本当に風紀委員になったんだ……」
沢田綱吉はようやく相手が僕であることに気がついたようだ。
「不本意ではありますが……席を用意しろと言ったのは僕ですからね」
「いや、俺が決めたわけじゃないんだけど……そういえば、怪我はもう大丈夫なの?」
先日、マフィアの抗争を治めてきた。その時のことを言っているのだろう。全く、僕は君に心配される立場ではないというのに。
「屍ちゃん、いつも顔色悪いし……心配だよ」
「ああああ! むず痒い! そのちゃん付けやめてください!骸に対しては呼び捨てでしょう貴方!」
なんで、そんなにか弱い者を見るような目で僕を見れるんだ。理解に苦しむ。恭弥さんが彼を小動物というのも頷ける。そのキラキラした瞳、いっそ抉ってしまいたい。
「あっ、でも骸と同じ扱いだと嫌だって、屍ちゃん、前に言っていただろ?」
なぜそんなところだけ記憶力がいいのか。テストで0点を取る男とは思えない。本当に、沢田綱吉は分からない事ばかりだ。
「骸と同じ扱いは嫌ですが、下等な扱いはもっと嫌です! 骸と話すように、対等な扱いを求めます!」
「ええー!? なにそれよく分からないよー!」
「とりあえず、ちゃん付けをやめてください! それから、僕を心配するような目で見るな!」
まくし立てて、息が上がる。こんな単純なことを何故分かってもらえないのか。いっそのこと、戦闘で分からせようかと思ったところで、本鈴が鳴った。
「ああー!! 完全に遅刻だー!!」
「ちっ、さっさと行け沢田綱吉! 君といると調子が狂う!」
ここで戦闘して恭弥さんに叱られるのはごめんだ。背を向けて立ち去ろうとすると、待って! と後ろから声がした。構わずに歩を進める。
「俺はもう、屍ちゃんのことは仲間だと思ってるから!」
だから、そのちゃん付けをやめろと言っているのに! 仲間だなんて懲り懲りだ!そう思いながら、足早に彼と距離を置いた。熱い頬には、気付かぬフリ。
