大空の方向は見失わない
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雲雀恭弥はよく風邪をひく。雲雀恭弥が風邪なんかひくのか?まぁ、よう分からんけどひくんだよな。大抵、書類仕事が山積みになっているタイミングか、反乱分子を一つ残さず咬み殺した次の日とか。今日は恭弥さんが寝ると宣言した日で、病院で1番いい部屋、西側に大きな窓がある部屋へ案内された。医者は血圧とか体温とかだけ測って、そそくさと逃げていく。怖がるから、咬み殺されるんだけどな。雲雀恭弥が強いことを知って尚、立ち向かってくる者にこそ彼は対談の余地を与える。いや、知らんけどさ。骸を通して見た彼と、現在の彼とを見ると、ピントが合う在り方がどうやらそうらしいと見えるだけ。恭弥さんがあくびをする。僕にもうつる。恭弥さんは、風邪で入院してるというのにご機嫌だ。やっぱ絶対仮病なんだよこれ。
「ねぇ」
「なんですか」
「僕、今日はのんびりしたいから。後のことは頼んだよ」
うわー全力で拒否したい。暇があるのなら、骸となにもないお出かけがしたい。服を選ぶとか、ランチを選ぶとか、そういう普通で特別な。別に恭弥さんとでも構わないんだけど、この人今は仮病モードだし。あれこれ他にも会いたい人を思い浮かべど、結局は「雲雀恭弥が病院で寝込んでいる」せいで、雲雀恭弥のことを守護せねばならない。しかも、なるべく音も立てずにしなやかに。片手間で出来ることではない。
「草壁さんに頼んじゃダメなのか?」
「ダメ」
即答。まぁ……うん。この人が、今日は私といたいというのは、分かった。多分そうだよな?孤高の気まぐれ雲の守護者の考えることは、よく分からない。分からないけど、僕も骸に「素直じゃないですね」ってよく怒られた。最近は、嘘も真っ直ぐ届けるようにはしてる。恭弥さんがマグの底を見つめている。
「コーヒー?紅茶?」
「ココアがいい」
ココアかぁ。どうせ味にケチつけてくるんだから、向かいのスーパーでちょっと良さげのスティックの買ってこよう。
「起きたら飲むから、ちゃんと寝かせてね」
「…………うーす」
雲雀恭弥が風邪で寝込んでる、なんて情報、カモにはうってつけの餌なのだ。恭弥さんは別に自分で対処出来るけど、今日は休みたいって言っている。それじゃあ仕方ない。今の僕の主は雲雀恭弥なのだから、全力でお応えしよう。……途中で骸に会えたらいいけどな。ややこしくなるから、期待は淡めに溶かして胸の奥へ。
「ねぇ」
「なんですか」
「僕、今日はのんびりしたいから。後のことは頼んだよ」
うわー全力で拒否したい。暇があるのなら、骸となにもないお出かけがしたい。服を選ぶとか、ランチを選ぶとか、そういう普通で特別な。別に恭弥さんとでも構わないんだけど、この人今は仮病モードだし。あれこれ他にも会いたい人を思い浮かべど、結局は「雲雀恭弥が病院で寝込んでいる」せいで、雲雀恭弥のことを守護せねばならない。しかも、なるべく音も立てずにしなやかに。片手間で出来ることではない。
「草壁さんに頼んじゃダメなのか?」
「ダメ」
即答。まぁ……うん。この人が、今日は私といたいというのは、分かった。多分そうだよな?孤高の気まぐれ雲の守護者の考えることは、よく分からない。分からないけど、僕も骸に「素直じゃないですね」ってよく怒られた。最近は、嘘も真っ直ぐ届けるようにはしてる。恭弥さんがマグの底を見つめている。
「コーヒー?紅茶?」
「ココアがいい」
ココアかぁ。どうせ味にケチつけてくるんだから、向かいのスーパーでちょっと良さげのスティックの買ってこよう。
「起きたら飲むから、ちゃんと寝かせてね」
「…………うーす」
雲雀恭弥が風邪で寝込んでる、なんて情報、カモにはうってつけの餌なのだ。恭弥さんは別に自分で対処出来るけど、今日は休みたいって言っている。それじゃあ仕方ない。今の僕の主は雲雀恭弥なのだから、全力でお応えしよう。……途中で骸に会えたらいいけどな。ややこしくなるから、期待は淡めに溶かして胸の奥へ。
