プロトタイプ/落書き
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バレンタインを意識したのは初めてのことで。瑠璃さんは相変わらず、家で絵を描くか眠るかって感じ。1人での外出は減ってる。それがいいことなのかは分からないが、俺は安心している。チョコを用意してる様子はない。……そもそも、女の子ってバレンタインのチョコはどうやって用意してるんだ?手作りのは全部ジローさんが弾いてくれるんだけど。なんか、ちゃんとした箱だとか缶に入ってるやつはやっぱ美味いよな。コアラのマーチでよくね?とも思うが。ああいうのはやっぱ高いのかな。
「瑠璃さん」
ソファーでだらしない顔で眠る瑠璃さんを、ソファーの背もたれから身を乗り出して観察する。ゆったりとしたワンピース着てても、自分と身体の作りがまるで違うのが分かる。いろんなとこ、触ってみたいけど。怒られてしまうだろうし、今怒らせたらチョコはないだろう。瑠璃さんの頬を指で突く。もにょもにょなんか言ってる。それだけで胸が熱くなる。穏やかな熱で心が溶ける。
「ん……なぁに?なにかしてほしい?」
瑠璃さんがうっすら目を開けて、寝惚けた声でそう聞く。みっともなく甘え倒したくなる。幻滅されたくないから、これも我慢。今更手遅れと思われてそうだけど。
「…………薄着で寝てたら、風邪ひくよ」
「だいじょうぶ〜」
根拠が見当たらないから、毛布を持ってきて包んだ。瑠璃さんは珍しくキャッキャッと子供みたいに声をあげて喜んでいる。……こっちが素なのか?よく分からないけど、これはこれで好き。ソファーの前に移動して、毛布ごと抱き締める。瑠璃さんが毛布から顔を出して俺にキスをくれる。うわ、本当にご機嫌だ。どうしたんだろう。
「瑠璃さん、なんかあった?」
「んーん」
「嘘、なんかあったんでしょ」
瑠璃さんに軽くキスをして、耳元で息を吹きかける。くすぐったそうに笑う。気分が熱を上げていくのが分かる。なんでも出来そうな、無敵の気分。瑠璃さんを抱き上げて、そーっと寝室まで連れ込もうとする。瑠璃さんがジタバタ暴れるので、仕方なく降ろす。
「やっぱりダメなのか?」
「んーダメだよ」
じゃあしょうがないか。諦める。断られたこととかどうでもいいくらい、気持ちは満たされているし。瑠璃さんが好きな気持ちでいっぱい。もう一度抱き上げて、ソファーに戻る。瑠璃さんは少し気まずそうにしてる。気にするなら、断らなきゃいいだろ。
「瑠璃さん、さっきのもう一回」
「さっきの?」
「さっきみたいに、キスして」
子供みたいに無垢な表情で、天使のプレゼントみたいなキス。じーっと強請っても恥ずかしそうにしてるから、堪らずに俺からキスした。キスくらいは、許して。
「ん、くすぐったい」
「そんな言い訳なら、やめない」
「やめてとは言ってない」
瑠璃さんが上目遣いで俺を見る。チョコのことは、一旦忘れる。それよりも甘くて美味しい時間に没頭する。キスだけで満足だから、溢れるほどちょうだい。
「瑠璃さん」
ソファーでだらしない顔で眠る瑠璃さんを、ソファーの背もたれから身を乗り出して観察する。ゆったりとしたワンピース着てても、自分と身体の作りがまるで違うのが分かる。いろんなとこ、触ってみたいけど。怒られてしまうだろうし、今怒らせたらチョコはないだろう。瑠璃さんの頬を指で突く。もにょもにょなんか言ってる。それだけで胸が熱くなる。穏やかな熱で心が溶ける。
「ん……なぁに?なにかしてほしい?」
瑠璃さんがうっすら目を開けて、寝惚けた声でそう聞く。みっともなく甘え倒したくなる。幻滅されたくないから、これも我慢。今更手遅れと思われてそうだけど。
「…………薄着で寝てたら、風邪ひくよ」
「だいじょうぶ〜」
根拠が見当たらないから、毛布を持ってきて包んだ。瑠璃さんは珍しくキャッキャッと子供みたいに声をあげて喜んでいる。……こっちが素なのか?よく分からないけど、これはこれで好き。ソファーの前に移動して、毛布ごと抱き締める。瑠璃さんが毛布から顔を出して俺にキスをくれる。うわ、本当にご機嫌だ。どうしたんだろう。
「瑠璃さん、なんかあった?」
「んーん」
「嘘、なんかあったんでしょ」
瑠璃さんに軽くキスをして、耳元で息を吹きかける。くすぐったそうに笑う。気分が熱を上げていくのが分かる。なんでも出来そうな、無敵の気分。瑠璃さんを抱き上げて、そーっと寝室まで連れ込もうとする。瑠璃さんがジタバタ暴れるので、仕方なく降ろす。
「やっぱりダメなのか?」
「んーダメだよ」
じゃあしょうがないか。諦める。断られたこととかどうでもいいくらい、気持ちは満たされているし。瑠璃さんが好きな気持ちでいっぱい。もう一度抱き上げて、ソファーに戻る。瑠璃さんは少し気まずそうにしてる。気にするなら、断らなきゃいいだろ。
「瑠璃さん、さっきのもう一回」
「さっきの?」
「さっきみたいに、キスして」
子供みたいに無垢な表情で、天使のプレゼントみたいなキス。じーっと強請っても恥ずかしそうにしてるから、堪らずに俺からキスした。キスくらいは、許して。
「ん、くすぐったい」
「そんな言い訳なら、やめない」
「やめてとは言ってない」
瑠璃さんが上目遣いで俺を見る。チョコのことは、一旦忘れる。それよりも甘くて美味しい時間に没頭する。キスだけで満足だから、溢れるほどちょうだい。