プロトタイプ/落書き
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「瑠璃さんのファーストキスの相手って誰」
「んー?」
教えてくれる気は、ないんだな。そりゃそうか。素直に教えてくれたら教えてくれたで、子供扱いされてるってことな気がするし。でも気になる。瑠璃さんがシエスタが終わった後、街に行こうなんて言うから。ものすごく、浮かれている。大した意味はないことくらい、分かってるのに。胸の辺りがくすぐったくて仕方がない。瑠璃さんはパフェを頼んだのに、アイスクリームが嫌いだからとアイスだけ俺に寄越した。そのくせ、一口なら身体も冷えないからと一口をせがんで。言われるがままに、全部叶える。可愛い。かわいい!
「もぉーずっとにやにやして。そんなに私といるの嬉しい?」
「嬉しい。溶ける」
「大げさな人」
瑠璃さんは呆れたように笑う。口の端にクリームがついてる。舐め取ってしまいたいと気持ちが湧き上がって、必死で抑えつける。乱暴な男は嫌われる。ぐっと我慢して、でも指先で触れるだけならと思い、身を乗り出してクリームを指で拭き取った。俺が指についたクリームを舐めとるのを、瑠璃さんは真っ赤な顔で見上げる。あれ、キスしても大丈夫かな。
「瑠璃さん」
「なによ」
「キスしたい」
「……ムードがないからダメ」
「なかったか?」
俺が疑問をぶつけると、瑠璃さんはそっぽを向いてカフェラテを飲んでいた。恋愛の作法は分からないけれど、多分ちょっと照れてるのだと思う。可愛い。女の子ってこんなに可愛かったっけ、記憶にない。瑠璃さんが特別?俺が魔法にかかっているだけ?
「瑠璃さん、かわいい」
「……素直すぎる口説き文句しかないんだから」
「嫌?」
「……内緒」
目を伏せて恥じらって、つまらないとばかりにつんとされると、クラクラしてしまって仕方ない。内緒も秘密も、全部暴きたい。どれだけ時間がかかってもかまわない。まだ出会って2ヶ月くらいだけど。おかしいな。おかしいのは、分かってるんだけど。止まれない。
「……冴くん、モテるんじゃないの?ファーストキスは誰としたのよ」
「モテたって仕方ないよ。好きじゃねぇもん」
好きなのは貴方だけ。目で訴えたら、逸らされてしまった。さびしい。ほしい。すき。子供のわがままみたいな気持ちで溢れる。どうしたら、手に入る?
「…………俺のファーストキスも初めても全部、瑠璃さんにあげるから恋人にして?」
オールベットを宣言したら、瑠璃さんは目をまん丸にした。これでもだめ?貴方の心には、届かない?
「……男が使うセリフじゃないわね」
「そう?だめなのか?」
瑠璃さんは困ったように視線を泳がせて、カフェラテがもう空なのに気付くと、立ち上がってしまった。慌てて上着を着る。瑠璃さんがさっさと歩いていくのを、追いかける。追いかけるのが楽しいなんて、初めてな気がする。
「ねぇ、瑠璃さん」
「分かったったら!考えておく」
瑠璃さんが立ち止まって振り向いて、俺の唇に人差し指を突き立てる。心臓がギュッ!と握り潰されたように感じて、声が出なかった。
「考えておくから、ちょっと待って」
瑠璃さんが戸惑っているのが分かって、抱き寄せてめちゃくちゃにキスがしたくなる。それが最後になったら嫌だから、ぐっと堪える。待つよ、いつまででも。でも、我慢出来なくなる前に答えをちょうだい。瑠璃さんはまた、足早に歩き出してしまう。夜は始まったばかりだ。宵の淵まで、どこまででもついていくよ。置いていかないで。
「んー?」
教えてくれる気は、ないんだな。そりゃそうか。素直に教えてくれたら教えてくれたで、子供扱いされてるってことな気がするし。でも気になる。瑠璃さんがシエスタが終わった後、街に行こうなんて言うから。ものすごく、浮かれている。大した意味はないことくらい、分かってるのに。胸の辺りがくすぐったくて仕方がない。瑠璃さんはパフェを頼んだのに、アイスクリームが嫌いだからとアイスだけ俺に寄越した。そのくせ、一口なら身体も冷えないからと一口をせがんで。言われるがままに、全部叶える。可愛い。かわいい!
「もぉーずっとにやにやして。そんなに私といるの嬉しい?」
「嬉しい。溶ける」
「大げさな人」
瑠璃さんは呆れたように笑う。口の端にクリームがついてる。舐め取ってしまいたいと気持ちが湧き上がって、必死で抑えつける。乱暴な男は嫌われる。ぐっと我慢して、でも指先で触れるだけならと思い、身を乗り出してクリームを指で拭き取った。俺が指についたクリームを舐めとるのを、瑠璃さんは真っ赤な顔で見上げる。あれ、キスしても大丈夫かな。
「瑠璃さん」
「なによ」
「キスしたい」
「……ムードがないからダメ」
「なかったか?」
俺が疑問をぶつけると、瑠璃さんはそっぽを向いてカフェラテを飲んでいた。恋愛の作法は分からないけれど、多分ちょっと照れてるのだと思う。可愛い。女の子ってこんなに可愛かったっけ、記憶にない。瑠璃さんが特別?俺が魔法にかかっているだけ?
「瑠璃さん、かわいい」
「……素直すぎる口説き文句しかないんだから」
「嫌?」
「……内緒」
目を伏せて恥じらって、つまらないとばかりにつんとされると、クラクラしてしまって仕方ない。内緒も秘密も、全部暴きたい。どれだけ時間がかかってもかまわない。まだ出会って2ヶ月くらいだけど。おかしいな。おかしいのは、分かってるんだけど。止まれない。
「……冴くん、モテるんじゃないの?ファーストキスは誰としたのよ」
「モテたって仕方ないよ。好きじゃねぇもん」
好きなのは貴方だけ。目で訴えたら、逸らされてしまった。さびしい。ほしい。すき。子供のわがままみたいな気持ちで溢れる。どうしたら、手に入る?
「…………俺のファーストキスも初めても全部、瑠璃さんにあげるから恋人にして?」
オールベットを宣言したら、瑠璃さんは目をまん丸にした。これでもだめ?貴方の心には、届かない?
「……男が使うセリフじゃないわね」
「そう?だめなのか?」
瑠璃さんは困ったように視線を泳がせて、カフェラテがもう空なのに気付くと、立ち上がってしまった。慌てて上着を着る。瑠璃さんがさっさと歩いていくのを、追いかける。追いかけるのが楽しいなんて、初めてな気がする。
「ねぇ、瑠璃さん」
「分かったったら!考えておく」
瑠璃さんが立ち止まって振り向いて、俺の唇に人差し指を突き立てる。心臓がギュッ!と握り潰されたように感じて、声が出なかった。
「考えておくから、ちょっと待って」
瑠璃さんが戸惑っているのが分かって、抱き寄せてめちゃくちゃにキスがしたくなる。それが最後になったら嫌だから、ぐっと堪える。待つよ、いつまででも。でも、我慢出来なくなる前に答えをちょうだい。瑠璃さんはまた、足早に歩き出してしまう。夜は始まったばかりだ。宵の淵まで、どこまででもついていくよ。置いていかないで。
