プロトタイプ/落書き
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ブルーロックとの試合に向けて、合宿所でいろいろ調整の毎日。天才くんは場所を借りるだけ借りて、練習には混ざらない。悪魔は気まぐれで、混ざったりどっか行ったり。チームになんのかねこれ?主将として考えることが多くて疲れる。息抜きしてぇなー。スポーツドリンクを煽りながら、そんなことを思っていたら。関係者しか通らない廊下で、見覚えのない真っ青なワンピースの女が目を引いた。向かいから、悠然と歩いてくる。思わず足が止まってしまい、その姿を目で追った。いやいや、完成度高くね?スタイルのエロさもさることながら。顔がやばい、少し垂れた切れ長の目、困ったような下がり眉、口元が少し緩くてうっすらと開いている。要は身体に対して顔が少し幼く見える。絶妙。ちょっと抜けてそうに見えるのが、男心をくすぐる。肌が少し小麦色なのも健康的でめちゃくちゃいい。こんなレベル高い女がなんでこんなとこにいんだ?彼女は俺には目もくれず、横を通り過ぎる。
「待て待て待て、待って?」
「あら、なにか御用?」
うわぁ声までいいじゃん。喋り方がお高く止まってる感じでまた好み。いいね、堕としたくなる。
「ここ、関係者以外入れないはずなんだけど?お姉さん何者?」
「一応、関係者よ。許可は取ってあるわ」
「へぇ。こんなむさ苦しい場所に何の用だ?」
「インスピレーションを貰いに?まぁ、取材みたいなものよ。貴方たちの練習の邪魔はしないわ」
読めねえな。部外者ってことか?サッカーしに来たわけじゃねぇみたいだ。データの分析とか、あんまするように見えないし。サポートしてくれるわけでもなさそう。彼女はもういいかしら?と去ろうとする。これ以上の詮索は嫌がられそうだ。彼女の進行方向に陣取って、とおせんぼをする。
「待ってって。めちゃくちゃ綺麗だから、心奪われちゃったよ俺」
「あら、素直な男は好きだわ」
「でしょ?」
彼女は薄く妖艶に笑った。わぁ遊び慣れてるな。男の誘い方、よく知ってる感じ。もうちょい話したいなぁ。別に本番が出来なくてもいい、純粋にどんな人なのか興味が湧く。
「今日はもう練習終わりなんだ。ちゃんとシャワー浴びてくっから、このあと遊ばない?」
「んー魅力的なお誘いだけど、可愛こちゃんを待たせてるのよね」
「へぇ可愛こちゃんて誰?」
首を傾げて、なにかを迷っている。その間も、唇はゆるく開いて弧を描いている。完璧じゃなくてだらしない感じ、そそるね。可愛こちゃんって、多分男だな。
「今は教えられないかな」
「へーじゃあ明日には教えてもらえる?」
「……サッカーしてる男は、どなたも積極的ね」
「あんたがいい女だから仕方ないだろ?」
褒めてやれば、一瞬だけ子供みたいに嬉しそうな顔をし、すぐにこちらを試すような挑戦的な表情に戻った。この数分の間に、女としての魅力をこれでもかと叩きつけてくる。クラクラしちゃうね。
「……貴方と仲良くなると、私の可愛こちゃん泣いちゃうかも」
「へぇそんな弱い男やめて俺にしとけば?」
「可愛いからなぁ。可愛い男も手放せないでしょ?」
「それは好みのタイプによるねぇ。あんたはそういう男がタイプなんだ?」
「んー恋をするなら、貴方の方がタイプかもね」
やば。めちゃくちゃ遊び慣れてるぞこれ。その可愛こちゃんがいるのに俺みたいのを引っ掛けるんだ?可愛こちゃんかわいそー。この人、俺と同属の匂いすんなぁ。遊ぶ時も別れる時も、後腐れなくて良さそう。ますます、お近づきになりたいねぇ。
「なら、今日はダメでも明日以降遊ばない?もっと話したいけど、可愛こちゃん待ってんだろ?なら日を改めようぜ」
彼女は急に不安そうな顔を、それでも一瞬だけだけど見せて。またゆるりと笑う。
「連絡先くらいは、交換してあげる。でも、次の試合には手を抜かないでねオリヴァ愛空さん?」
「なんだよ、俺のこと知ってんのか」
「知ってるわよ。ずっと隣で見てたから」
……どういうことだ?心当たりはなくて眉を寄せた。相手はさっさとLINEのQRコードを差し出してくる。慌てて読み込んだ。「竜胆瑠璃」と表示される。名前まで完璧なことある?
「じゃあな瑠璃さん。可愛こちゃんによろしく」
「怒るから絶対内緒よ」
瑠璃さんは舌を出して、俺の脇をすり抜けて去っていく。誰なんだろうな、可愛こちゃんって。
「待て待て待て、待って?」
「あら、なにか御用?」
うわぁ声までいいじゃん。喋り方がお高く止まってる感じでまた好み。いいね、堕としたくなる。
「ここ、関係者以外入れないはずなんだけど?お姉さん何者?」
「一応、関係者よ。許可は取ってあるわ」
「へぇ。こんなむさ苦しい場所に何の用だ?」
「インスピレーションを貰いに?まぁ、取材みたいなものよ。貴方たちの練習の邪魔はしないわ」
読めねえな。部外者ってことか?サッカーしに来たわけじゃねぇみたいだ。データの分析とか、あんまするように見えないし。サポートしてくれるわけでもなさそう。彼女はもういいかしら?と去ろうとする。これ以上の詮索は嫌がられそうだ。彼女の進行方向に陣取って、とおせんぼをする。
「待ってって。めちゃくちゃ綺麗だから、心奪われちゃったよ俺」
「あら、素直な男は好きだわ」
「でしょ?」
彼女は薄く妖艶に笑った。わぁ遊び慣れてるな。男の誘い方、よく知ってる感じ。もうちょい話したいなぁ。別に本番が出来なくてもいい、純粋にどんな人なのか興味が湧く。
「今日はもう練習終わりなんだ。ちゃんとシャワー浴びてくっから、このあと遊ばない?」
「んー魅力的なお誘いだけど、可愛こちゃんを待たせてるのよね」
「へぇ可愛こちゃんて誰?」
首を傾げて、なにかを迷っている。その間も、唇はゆるく開いて弧を描いている。完璧じゃなくてだらしない感じ、そそるね。可愛こちゃんって、多分男だな。
「今は教えられないかな」
「へーじゃあ明日には教えてもらえる?」
「……サッカーしてる男は、どなたも積極的ね」
「あんたがいい女だから仕方ないだろ?」
褒めてやれば、一瞬だけ子供みたいに嬉しそうな顔をし、すぐにこちらを試すような挑戦的な表情に戻った。この数分の間に、女としての魅力をこれでもかと叩きつけてくる。クラクラしちゃうね。
「……貴方と仲良くなると、私の可愛こちゃん泣いちゃうかも」
「へぇそんな弱い男やめて俺にしとけば?」
「可愛いからなぁ。可愛い男も手放せないでしょ?」
「それは好みのタイプによるねぇ。あんたはそういう男がタイプなんだ?」
「んー恋をするなら、貴方の方がタイプかもね」
やば。めちゃくちゃ遊び慣れてるぞこれ。その可愛こちゃんがいるのに俺みたいのを引っ掛けるんだ?可愛こちゃんかわいそー。この人、俺と同属の匂いすんなぁ。遊ぶ時も別れる時も、後腐れなくて良さそう。ますます、お近づきになりたいねぇ。
「なら、今日はダメでも明日以降遊ばない?もっと話したいけど、可愛こちゃん待ってんだろ?なら日を改めようぜ」
彼女は急に不安そうな顔を、それでも一瞬だけだけど見せて。またゆるりと笑う。
「連絡先くらいは、交換してあげる。でも、次の試合には手を抜かないでねオリヴァ愛空さん?」
「なんだよ、俺のこと知ってんのか」
「知ってるわよ。ずっと隣で見てたから」
……どういうことだ?心当たりはなくて眉を寄せた。相手はさっさとLINEのQRコードを差し出してくる。慌てて読み込んだ。「竜胆瑠璃」と表示される。名前まで完璧なことある?
「じゃあな瑠璃さん。可愛こちゃんによろしく」
「怒るから絶対内緒よ」
瑠璃さんは舌を出して、俺の脇をすり抜けて去っていく。誰なんだろうな、可愛こちゃんって。