本編
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明日は楽しみ
『体調は大丈夫?明日は無理しなくていいからね』
大好きな親友と遊ぶ日の前夜、そんなことを聞く。本当は無理してでも会ってほしいのだけど。だって心配だもの。
『大丈夫だよ!とても楽しみ』
伸びやかな感情表現を好ましいと思う。貴方の好きなところ、誰よりも言える自信があるわ。私も楽しみ。
お昼ご飯
11時半に駅前の時計台の下で待ち合わせ。
「なに食べる?とんかつ?」
「そうね、いつものにしましょうか」
莉子と2人で出かける時は、とんかつの事が多い。2人のお気に入り。
「ご飯大盛りで食べよ!」
貴方の前ではなにも気にせず、好きなだけ食べられる。ご飯を頬張るのを見るのが幸せ。
ショッピング
ぱぱっと昼食を摂って街へ。私はお洋服が見たくて。
「時間かかるかもだけど、いい?」
「いいよ、お気に入り見つけよう!」
私は優柔不断でいつも悩んでしまう。莉子は嫌な顔せずに付き合ってくれる。
「こっちのが似合ってると思うな!」
後押しもしてくれる。貴方が選ぶなら間違いないわね。
まだまだショッピング
莉子は文房具と本屋が見たいらしい。あとアニメイト。
「集めすぎとは思うんだけどね……」
そう言いつつ手にはたくさんの文具、本、グッズ。莉子の買い物は見てて気持ちいい。即決即断、気持ちよくお金が飛んでいく。
「友達と来るといっぱい買っちゃうね」
その笑顔が見れるなら、買って正解よ。
忠告
「そういえば、迅が今日は車に気をつけてって言うんだよね」
悪い未来でも視たのかしら。万が一、なにかあっては困るから。
「手、繋ぎましょうか」
「うん!」
躊躇いもなく差し出される小さな手。私より随分温かい手。手が温かい人が冷血なんて嘘だ。優しくて無垢な貴方を1番側で見ていたいの。
君を好きな群れの中
『明日は蓮ちゃんと遊ぶよ』
いつからだろうか、君の予定を頭に入れないと不安になってしまうのは。未来視でなんとなくは分かるのに。
『いいね!楽しんで』
1人で歩かなくていいよ。沢山の人に愛されて、健やかでいてよ。沢山の中に、俺がいれば充分。……俺が群れからはぐれることが、怖いんだ。
目が覚めても悪夢をみる
目が覚めた時、窓の中に君が映ると嬉しくなる。しばらく未来の映像を眺めていた。君が車に引っかけられる映像を視てしまい、急速に胸が詰まる。
『今日、車にはくれぐれも気をつけてね』
メールを送るだけで消えていく。君が素直で従順な人でよかった。俺の言葉をまるっと信じてくれる人でよかった。
隣にいないと
今日も街を散策するけど、君が隣にいないだけでなにか物足りない。仕事には集中出来るけど。手の行き場がなくて、ポケットに入れた。
(なに話してるのかな)
君の未来が視えても、内容までは知り得ない。それは次に会う時の楽しみに。君の毎日を盗み視ることの罪悪感が薄れるほどに、君に会いたい。
ぼやける
(あれ、お昼食べてないや)
夕方になって気付く。君がいないと食事も疎かだ。お腹を満たすために炭酸飲料で誤魔化す。冷たいとか熱いとか、美味しいとか。全部君といないと、ぼやけている。確かな感覚は視界だけ。今日も無機質に映像は流れていく。あくびをひとつ、噛み殺す。暇じゃないけど退屈だ。
一日の終わり
支部に帰って、怒られるからシャワーを浴びて。ぬるくなった炭酸飲料を呷る。1人じゃ飲みきれないそれに気付くと、無性に君に会いたくなる。生ぬるさが、心を侵食していく。
『明日はなにしてる?』
送ろうとしてやめる。落ち着いて未来を注視する。君の隣に誰も映らない時は、きっと隣に俺がいる。
いつだって
眉間に皺を寄せながらスマホと睨めっこしていた。昨日は会えた。今日も連絡は取る。明日会ってくれって言ったら、会えるだろうか。
(うざいとか重いとか、思われたくない)
四六時中会いたいと思うのは、多分俺だけで。会いたいと思ってもらうには、多分引くことも大事で。でも会いたくて仕方ない。
お迎え
『明日、蓮ちゃんと遊ぶ〜』
結局、それとなく予定を探った。莉子と月見は遊ぶと夜が遅い。
『夜、迎え行くから連絡しろ』
『え〜大丈夫だよ』
『いいから。絶対連絡しろ』
不満げな顔が浮かぶ。可愛い。だから心配だし。夜に莉子に会えるなら明日も頑張れる。身勝手に正当な理由をつけて、会う。
忘れられる時間
日中、暇なので個人ランク戦に勤しんだ。戦いの間だけ莉子のことを一切忘れられる。忘れている間はすっきりしていて思考はクリアだ。けれど戦闘が終わった瞬間から、どうしようもなく会いたくなる。
『どないする?もう一戦やる?』
「もう一戦だァ」
もう一戦申し込む。恋しいのを振り払うように。
遅い!
連絡が来ない。勝手に帰った?それともまだ遊んでんのか?時刻は21時を過ぎようとしていた。
(我慢、我慢しろ俺……)
口煩い頑固親父みたいになりたくない。過保護なのは分かってる。エゴなのも分かってる。どうしようもなく不安で、不安が膨らむ程に会いたくなる。
『いい加減、帰ってこい!』
帰り道
「ただいま〜楽しかった!」
その一言で、その笑顔で、さっきまでのイライラはどうでもよくなる。月見から莉子を引き取って、駅から家まで歩いて帰る。莉子は機嫌良さそうに歩きながら、今日のことを話す。明日も明後日も未来永劫、その笑顔が続けばいいと思う。出来ることなら、俺の1番近くで。
『体調は大丈夫?明日は無理しなくていいからね』
大好きな親友と遊ぶ日の前夜、そんなことを聞く。本当は無理してでも会ってほしいのだけど。だって心配だもの。
『大丈夫だよ!とても楽しみ』
伸びやかな感情表現を好ましいと思う。貴方の好きなところ、誰よりも言える自信があるわ。私も楽しみ。
お昼ご飯
11時半に駅前の時計台の下で待ち合わせ。
「なに食べる?とんかつ?」
「そうね、いつものにしましょうか」
莉子と2人で出かける時は、とんかつの事が多い。2人のお気に入り。
「ご飯大盛りで食べよ!」
貴方の前ではなにも気にせず、好きなだけ食べられる。ご飯を頬張るのを見るのが幸せ。
ショッピング
ぱぱっと昼食を摂って街へ。私はお洋服が見たくて。
「時間かかるかもだけど、いい?」
「いいよ、お気に入り見つけよう!」
私は優柔不断でいつも悩んでしまう。莉子は嫌な顔せずに付き合ってくれる。
「こっちのが似合ってると思うな!」
後押しもしてくれる。貴方が選ぶなら間違いないわね。
まだまだショッピング
莉子は文房具と本屋が見たいらしい。あとアニメイト。
「集めすぎとは思うんだけどね……」
そう言いつつ手にはたくさんの文具、本、グッズ。莉子の買い物は見てて気持ちいい。即決即断、気持ちよくお金が飛んでいく。
「友達と来るといっぱい買っちゃうね」
その笑顔が見れるなら、買って正解よ。
忠告
「そういえば、迅が今日は車に気をつけてって言うんだよね」
悪い未来でも視たのかしら。万が一、なにかあっては困るから。
「手、繋ぎましょうか」
「うん!」
躊躇いもなく差し出される小さな手。私より随分温かい手。手が温かい人が冷血なんて嘘だ。優しくて無垢な貴方を1番側で見ていたいの。
君を好きな群れの中
『明日は蓮ちゃんと遊ぶよ』
いつからだろうか、君の予定を頭に入れないと不安になってしまうのは。未来視でなんとなくは分かるのに。
『いいね!楽しんで』
1人で歩かなくていいよ。沢山の人に愛されて、健やかでいてよ。沢山の中に、俺がいれば充分。……俺が群れからはぐれることが、怖いんだ。
目が覚めても悪夢をみる
目が覚めた時、窓の中に君が映ると嬉しくなる。しばらく未来の映像を眺めていた。君が車に引っかけられる映像を視てしまい、急速に胸が詰まる。
『今日、車にはくれぐれも気をつけてね』
メールを送るだけで消えていく。君が素直で従順な人でよかった。俺の言葉をまるっと信じてくれる人でよかった。
隣にいないと
今日も街を散策するけど、君が隣にいないだけでなにか物足りない。仕事には集中出来るけど。手の行き場がなくて、ポケットに入れた。
(なに話してるのかな)
君の未来が視えても、内容までは知り得ない。それは次に会う時の楽しみに。君の毎日を盗み視ることの罪悪感が薄れるほどに、君に会いたい。
ぼやける
(あれ、お昼食べてないや)
夕方になって気付く。君がいないと食事も疎かだ。お腹を満たすために炭酸飲料で誤魔化す。冷たいとか熱いとか、美味しいとか。全部君といないと、ぼやけている。確かな感覚は視界だけ。今日も無機質に映像は流れていく。あくびをひとつ、噛み殺す。暇じゃないけど退屈だ。
一日の終わり
支部に帰って、怒られるからシャワーを浴びて。ぬるくなった炭酸飲料を呷る。1人じゃ飲みきれないそれに気付くと、無性に君に会いたくなる。生ぬるさが、心を侵食していく。
『明日はなにしてる?』
送ろうとしてやめる。落ち着いて未来を注視する。君の隣に誰も映らない時は、きっと隣に俺がいる。
いつだって
眉間に皺を寄せながらスマホと睨めっこしていた。昨日は会えた。今日も連絡は取る。明日会ってくれって言ったら、会えるだろうか。
(うざいとか重いとか、思われたくない)
四六時中会いたいと思うのは、多分俺だけで。会いたいと思ってもらうには、多分引くことも大事で。でも会いたくて仕方ない。
お迎え
『明日、蓮ちゃんと遊ぶ〜』
結局、それとなく予定を探った。莉子と月見は遊ぶと夜が遅い。
『夜、迎え行くから連絡しろ』
『え〜大丈夫だよ』
『いいから。絶対連絡しろ』
不満げな顔が浮かぶ。可愛い。だから心配だし。夜に莉子に会えるなら明日も頑張れる。身勝手に正当な理由をつけて、会う。
忘れられる時間
日中、暇なので個人ランク戦に勤しんだ。戦いの間だけ莉子のことを一切忘れられる。忘れている間はすっきりしていて思考はクリアだ。けれど戦闘が終わった瞬間から、どうしようもなく会いたくなる。
『どないする?もう一戦やる?』
「もう一戦だァ」
もう一戦申し込む。恋しいのを振り払うように。
遅い!
連絡が来ない。勝手に帰った?それともまだ遊んでんのか?時刻は21時を過ぎようとしていた。
(我慢、我慢しろ俺……)
口煩い頑固親父みたいになりたくない。過保護なのは分かってる。エゴなのも分かってる。どうしようもなく不安で、不安が膨らむ程に会いたくなる。
『いい加減、帰ってこい!』
帰り道
「ただいま〜楽しかった!」
その一言で、その笑顔で、さっきまでのイライラはどうでもよくなる。月見から莉子を引き取って、駅から家まで歩いて帰る。莉子は機嫌良さそうに歩きながら、今日のことを話す。明日も明後日も未来永劫、その笑顔が続けばいいと思う。出来ることなら、俺の1番近くで。