カエデの詩
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ΙΙΙ、▶------…。
『ねぇ、ブラック。さとくん引っかかるかな?』
さとくんは単純なので引っかかる可能性大ですよ、名無しさん。
『本当に引っかかった。こりないというか何というか。』
カカカッ、だからさとくんは面白いんですよ。また一緒にドッキリ仕掛けましょう。
▷▷▷---…。
『ブラック、誕生日おめでとう、もう何回目だっけ?』
さぁ、オレちゃん自分が今いくつかなんてわかりません。ですが、名無しさんに祝ってもらったのはこれで10回目ですかね。貴女は本当に毎年飽きませんね。ケーキも全部、自分で作っちゃうんですから。
『美味しいかな?カメラちゃんの形したケーキにしたの。どう?かわいいでしょう!』
それじゃあカメラちゃんの誕生日みたいじゃないですか。カメラちゃんも大喜びですね。まぁ、何でもいいです。名無しさんと過ごせることが一番嬉しいので。
『あ、これユニコーンのぬいぐるみ?わざわざア魔ゾンで取り寄せてくれたの?』
貴女がフミさんの話を聞いてズルいと言うから。あれはヤキモチ、だったんでしょう?贈り物なら沢山してるのに…人間は本当に欲張りですねェ。
「ブラック?」
「おや、さとくん。おかえりなさい。」
「ただいま、誰かいたの?」
「名無しさん、ですかね、」
「名無しさん?2年前に亡くなった?」
ええ、そうです。
「でも、」
この動画の中では生きている。
オレちゃんはまだ、キミを忘れられません。
_終_
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