ユリの詩
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ああ、なんて愛しい。
「名無しさんは真っ白ですね。」
「え?そう、かな。」
Bは私の白い所をよく褒めてくれる。Bも白いのに変なの、鏡でみた姿を褒めてるみたいなものじゃない。
「何ものにも染まっていないんですね」
「どういうこと?私は私だよ。」
私はここが好き。天界はとても穏やかで心地がいい。派閥とかなんとか色々あるみたいだけど私はわからないし関わらない。お仕事するだけ。
「名無しさんのその無垢さ、素晴らしいですね。」
「美化しすぎじゃない?」
そんなイメージかな?私。
そんなある日の事。Bが黒に染まった。
天使ではない彼の姿は異様で息を呑んだ。
「…!!!」
どす黒い歪な場所。禍々しく空気が重い。
「ぁ……っ、」
黒の中に一滴の白。私を鎖で繋ぐ彼の目はギラついていて欲望を含んでいた。
「ああ、やはり名無しさんは純白ですね。」
誰にも何にも染まったことのない純粋な白。
「て、天界に、かえしてっ…」
「嫌です。」
あっさり断られてしまった。
「これから貴女は、オレちゃんの色に染めていきます。」
ああ、この背徳感はなにものにもかえがたいですね。
-終-
「名無しさんは真っ白ですね。」
「え?そう、かな。」
Bは私の白い所をよく褒めてくれる。Bも白いのに変なの、鏡でみた姿を褒めてるみたいなものじゃない。
「何ものにも染まっていないんですね」
「どういうこと?私は私だよ。」
私はここが好き。天界はとても穏やかで心地がいい。派閥とかなんとか色々あるみたいだけど私はわからないし関わらない。お仕事するだけ。
「名無しさんのその無垢さ、素晴らしいですね。」
「美化しすぎじゃない?」
そんなイメージかな?私。
そんなある日の事。Bが黒に染まった。
天使ではない彼の姿は異様で息を呑んだ。
「…!!!」
どす黒い歪な場所。禍々しく空気が重い。
「ぁ……っ、」
黒の中に一滴の白。私を鎖で繋ぐ彼の目はギラついていて欲望を含んでいた。
「ああ、やはり名無しさんは純白ですね。」
誰にも何にも染まったことのない純粋な白。
「て、天界に、かえしてっ…」
「嫌です。」
あっさり断られてしまった。
「これから貴女は、オレちゃんの色に染めていきます。」
ああ、この背徳感はなにものにもかえがたいですね。
-終-
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