アジサイの詩
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好きだと伝えましょうか。きっと貴女は驚きますね。
「おや?」
一体、何の騒ぎですか?
「あ、B様!」
祝福されている名無しさん。
「名無し様が妊娠したんです。それで皆で…」
「………………。」
………………………は?
「名無しさんが?」
名無しさんが妊娠?
相手は。どうして妊娠なんて。そもそも何時から名無しさんは…。
「自分に真っ先に報告したかったわ。」
「…あなたですか。」
「B、どうかしたの?」
何でもありません。
「そうですかァ…。」
まさかこの2人がそんな仲だったなんて。ええ、意外でしたよ。
「おめでとうございます!祝福ですね。」
「有難う、嬉しいわ。」
「よかったら、これどうぞ。」
「わぁ、なに?」
可愛らしいお菓子の詰め合わせ。Bは相変わらず手品が得意なのね。
「やったぁ、甘いもの甘いもの♪」
次の日も
「これあげます。」
「飲み物?気が利くわねぇ。」
次の日も
「どうぞどうぞ。」
「わぁい、おやつだぁ!」
それから、しばらくしてからの事だ。
「流産…した。」
名無しさんのお腹に居て良いのはわたしの子だけです。
-終-
偽った祝福からの愛情と憎悪…。贈り物は全て口に入るもの。何をしたのでしょうね。
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